米ハイチ特使が辞任 政府の移民送還に抗議
<【9月24日 AFP】米国務省のダニエル・フット(Daniel Foote)ハイチ担当特使が、米・メキシコ国境からハイチ移民を強制送還しているジョー・バイデン(Joe Biden)政権の政策に抗議して辞任したことが23日、明らかになった。フット氏は2か月前に就任したばかりだった。>
<「日常生活を支配している武装集団がもたらす危険のため、米職員が安全な敷地内に閉じ込められているような国であるハイチに、何千人ものハイチ難民と不法移民を強制送還するという、非人道的かつ逆効果を生む米国の決定に、私は関わらない」と表明した。>
特使の気持ちは分からないではない。
国としては、難民を受け入れてからどうするのか、無責任なことは出来ない。
特使としては、ハイチに強制送還せずに済む方法を提言すべきではないか。
根本的には、難民が出ないようにハイチをどのように変えていけば良いかを提言する使命があるのではないか。
2ヶ月で辞任はいかがなものかな。
中国軍機24機、台湾防空圏に進入 過去3か月で最大規模
<【9月24日 AFP】台湾当局は23日、核爆弾を搭載可能な爆撃機2機を含む中国軍機24機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入したと発表した。進入機の数はここ3か月で最多。中国は同日、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP、通称TPP11)への台湾加入に反対を表明していた。>
<中国外務省の趙立堅(Zhao Lijian)報道官は記者会見で「わが国は、いかなる国であっても台湾と公式な交流を持つことに断固反対する。また、いかなる公式な条約や機関であっても、台湾地区を加入させることに断固反対する」と述べた。>
<これに対し台湾は、CPTPP未加入の中国には加入国を決める権限がないと指摘。台湾外交部(外務省)は声明で、「国際社会で単に台湾をいじめたい中国政府は、台中間対立を激化させている張本人だ」と批判した。>
今、台湾と国交を結んでいる国は少ない。
その数少ない国にも中国が圧力をかけて国交を断絶するよう仕向けている。
日本やアメリカは1970年代に中国と国交を結んだが、50年経って今のような大国になっているとは想像していなかったのだろう。
今になってアメリカは中国と衝突し、日本は経済的に中国抜きではやっていけない。
台湾のTPPへの正式な申請を歓迎する声もあるが、日本の経済界は戸惑っているだろう。
また、経済だけとは言え台湾を国として扱う肝が据わった国はないだろう。
まず、アメリカがTPPに参加して台湾を迎える準備を整える。
そして、国交を結べば良いのだが、台湾は中国の攻撃で廃墟になるかもしれない。
それを想定させる中国のデモンストレーションではないのか。
都立高男女別定員、是正措置を全校に拡大へ 廃止に向け第1段階
<東京都立高校の男女別定員を巡り、都教育委員会は24日、廃止に向けた第1段階として、2022年春実施(22年度入学者対象)の入試で、これまでは一部の高校に限定されてきた男女の合格ラインの差を是正する「緩和策」をすべての普通科高校(109校)に拡大すると発表した。>
<都立高校は都道府県立高校で唯一男女別定員を設けているため、同じ学校でも合格ラインに男女差が生まれ、女子の方が高い傾向にあることが問題になっている。>
えー、今や公立高校は男女別定員が無くなったことにビックリした。
30年ほど前、赴任した千葉県は男女一緒だったのに驚いたが、それが普通になったのだ。
当時は、進学校ほど男子が多かった。
大阪では、47人学級で男子24人女子23人の学校とその逆の男子23人女子24人の学校があった。
その大阪も2013年度入学者対象の入試から府立高普通科の「男女比」ルールが廃止されたらしい。
当時は親が戦前の男女別の旧制中学に引きずられ、元女学校は成績の良い女子がランクを落として進学した実より名のパターンもあった。
今は大都市部では、進学重視なら私立の中高一貫性に行く。
だから、戦前からある学校は進学率を重視するが、戦後出来た公立高校は、例えば、海外への学校への進学率が高いとか、ダンス部が強いとか、特徴を出している。
イメージで申し訳ないがダンス部など女性の比率が多いもの。
公立高校を選ぶ目的が変わってきたのではないか。
しかし、男女共学ならば同じような定員の方が良いと思うのだが、実態と合わないのだろうか。
【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(23日午後7時時点) 死者471.5万人に
<【9月24日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間23日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は471万5909人に増加した。
これまでに世界で少なくとも2億3002万4390人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。
この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。
多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。
22日には世界全体で新たに9802人の死亡と51万5197人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の2714人。次いでブラジル(876人)、ロシア(820人)となっている。
最も被害が大きい米国では、これまでに68万1185人が死亡、4254万3365人が感染した。
次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は59万2316人、感染者数は2128万3567人。以降はインド(死者44万6050人、感染者3356万3421人)、メキシコ(死者27万3391人、感染者359万7168人)、ロシア(死者20万1445人、感染者735万4995人)となっている。
人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの604人。次いでボスニア・ヘルツェゴビナ(316人)、北マケドニア(313人)、ハンガリー(312人)、モンテネグロ(298人)、ブルガリア(291人)となっている。
地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が147万8016人(感染4457万1529人)、欧州が129万5187人(感染6659万721人)、アジアが82万9338人(感染5320万2700人)、米国・カナダが70万8686人(感染4413万365人)、アフリカが20万7173人(感染819万8199人)、中東が19万5505人(感染1316万7368人)、オセアニアが2004人(感染16万3511人)となっている。
各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。>