コロナ封鎖下でのDV、中国警察の対応に非難・ダンス動画が原因で離婚・免職…女性の権利めぐって論争 エジプト

コロナ封鎖下でのDV、中国警察の対応に非難


<【1月25日 AFP】中国のインターネット上で、妻を殴る男性を撮影した動画と、それに対する警察の対応が、ドメスティックバイオレンス(DV)加害者に対する処罰をめぐる議論を再燃させている。>
<中国版ツイッター(Twitter)の微博(ウェイボー、Weibo)には、「DV加害者がたった5日間の留置で釈放されているというのに、それでも中国人女性が結婚も出産もしたがらない理由が分からないのか」といったコメントが投稿された。>
ダンス動画が原因で離婚・免職…女性の権利めぐって論争 エジプト

<【1月26日 AFP】エジプトで、3人の子を持つ既婚女性がダンスに興じている動画がネットで拡散され、その結果、夫に離婚され、免職処分を受けたことから、女性の権利をめぐって激しい論争が起きている。>
<小学校教師のアヤ・ユセフ(Aya Youssef)さん(30)は、ナイル川(Nile River)を下るクルーズ船の上で、ヘッドスカーフ姿で笑顔を見せながら同僚たちと踊っている様子を携帯電話で撮影された。今月初め、この短い動画がソーシャルメディアに投稿されると、多くの人にシェアされ、賛否両論を呼んだ。>
<動画が拡散された後、ユセフさんが勤務していたマンスーラ(Mansoura)市があるダカリーヤ(Dakahlia)県の教育局は問題を懲戒委員会に委ね、ユセフさんに免職処分を下した。しかしその後、抗議の声が広がると、1月中旬に復職を認めた。
ユセフさんの夫が動画を見て離婚したことを受け、エジプト人の人気女優、スマヤ・ハシャブ(Sumaya al-Khashab)さんは、男性と女性とでダブルスタンダード(二重基準)があると指摘。>
<ユセフさんは、誰が動画をネットに投稿したかは分からないが、誹謗(ひぼう)中傷して家庭を壊した人々には法的措置を取ることを考えているとアルワタン(Al-Watan)紙に話した。>
<世論は変化している。エジプトは昔からベリーダンスの発祥地とされてきたが、ここ数年、ベリーダンサーやポップ歌手の何人かは、オンラインコンテンツが際どいとして、標的にされてきた。
エジプト生まれのベリーダンサーは減ってきている。主な原因は、この50年で社会の保守化が進み、ダンサーという職業へのイメージが低下し、自由に対する締め付けが強まっていることだ。>

中国、エジプトで起きた男尊女卑に関わる記事が載っている。
世の中至る所で多様性を訴えていても中身を変えることが難しいという例だ。

日本では、中国のように警察が男性に肩入れすることはないだろし、エジプトのように職場の解雇や離婚に発展することはないだろう。
しかし、多かれ少なかれ、男尊女卑の考え方は日本にも残っているのではないか。

私が大学4年の1985年に男女雇用機会均等法が成立し、翌年施行された。
大卒で1浪した同級生から対象になる。
それ以前にも総合職で女性を採用する会社があった。
法律施行後も、本社採用でなく工場採用の女性が多くいた。
研究室の後輩女性で一番多かったのはコンピュータ会社のソフト子会社だった。
当時まだ、パソコンの黎明期で残業が月100時間を超えることもしばしばあったと聞いた。
そのような職場では結婚しても仕事が続けられない。
また、子供が出来たら辞めるという暗黙の了解がある会社もあった。

今は、共稼ぎが当たり前となり、男尊女卑の考え方は希薄になっているかもしれない。
それでも選挙で多様性を訴えても票にならない。
与野党とも立候補者は男性が多い。
これではクオーター制など成立しない。
女性が働き続けることができる社会、政治に参加できる社会を作るのは今を生きる人間の責務ではないか。

私は古い人間なので天皇も男系が続けば良いと考える。
しかし、いずれ続かなくなったら、ヨーロッパの王室のように長子優先で女性天皇でも良い。
未来のことはその時代の人間が考えれば良いのだ。

【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(25日午後8時時点) 死者560.2万人に


<【1月26日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間25日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は560万2767人に増加した。

これまでに世界で3億5355万4151人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

過去1週間の新規感染者が最も多い地域は欧州で、1025万1317人(世界全体の43%)の感染が確認された。2番目に多いのは米国・カナダの554万9629人(同23%)。

過去1週間の死者が最も多い地域は欧州で、2万2081人(世界全体の38%)が死亡。次いで米国・カナダの1万8172人(同31%)となっている。

過去1週間の人口10万人当たりの死者数が多かった国(人口50万人未満の国を除く)は、上位からブルガリア(8.32人)、トリニダード・トバゴ(8人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(7.44人)、モンテネグロ(7.16人)、クロアチア(7.16人)。

過去1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が多かった国は、上位からイスラエル(7963人)、デンマーク(4206人)、フランス(3742人)、スロベニア(3545人)、ポルトガル(3410人)。

ここ数日間で、1週間の新規感染者数が過去最多を記録した国・地域は、コソボ、アルジェリア、アイスランド、ブータン、日本、モルディブ、イスラエル、モナコ、リヒテンシュタイン、チェコ、ポーランド、ラトビア、ブラジル、パキスタン、ロシア、エストニア、チリ、ルーマニア、ハンガリー、バルバドス、ベリーズ、ウズベキスタン、ジョージア、スロベニア、ノルウェー、ドイツ、ベルギー、リトアニア、韓国、ベネズエラ、パラグアイ、オーストリア、カザフスタン、ブルガリア、ペルー、ポルトガル、パナマ、モンゴル、チュニジア、ルクセンブルク、スイス、セルビア、コスタリカ、フランス、ウルグアイ、メキシコ、クロアチア、アルバニア、バーレーン、北マケドニア、トルコ、パラオ。

最も死者が多い米国では、これまでに86万8512人が死亡、7170万9180人が感染した。次いで死者が多い国はブラジルで、死者数は62万3356人、感染者数は2412万7595人。以降はインド(死者49万462人、感染者3979万9202人)、ロシア(死者32万7448人、感染者1124万1109人)となっている。

人口10万人当たりの累計死者数が多い国は、上位からペルー(620人)、ブルガリア(470人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(429人)、ハンガリー(424人)、モンテネグロ(402人)となっている。

この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染者として集計されないままとなっている。>

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