ロシア軍、東部ドンバスで本格攻撃を開始 ゼレンスキー氏が演説
<ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は18日夜に公開した演説動画で、ロシア軍が予想どおり、東部ドンバス地方で大規模な攻撃を始めたと説明した。現地当局者も、激しい攻撃にさらされていると報告している。>
<マリウポリについて、米国防総省のジョン・カービー報道官は18日、ロシアが「大打撃」を加えているものの、陥落はしていないとの見方を示した。
カービー氏は、「ドンバス地方と南部、特にマリウポリ市内とその周辺で引き続き、空爆と砲撃の集中が見られる」と説明。攻勢を強めるロシア軍に対し、ウクライナ側は抗戦しているとした。>
この記事では、まだマリウポリは陥落していない。
しかし、ブログを書いている途中でどうなるか分からない。
国を死守するウクライナ軍が必死なのは分るが、ロシア軍の士気は何がモチベーションになっているのだろう。
プロの軍人だとしたら、民間人を狙わないのが国際法の根本だが、教育がきちんとされていないのだろう。
それは下士官にも言えるのではないか。
味方の犠牲も増えてきて、司令官が戦死している。
そんなに前方に出ないと軍が動かないのか。
戦いが長くなっているのは、ロシア軍の統制が取れていないからではないか。
マリウポリで地下に隠れている民間人が犠牲になるとまた世界中に避難の渦が巻く。
どうすれば戦いが終わるのか。
解がない。
戦争で結ばれる絆、シリアで広がるウクライナ支援
<【4月19日 AFP】砲撃から逃れる方法や難民支援、化学兵器による攻撃への対応──ロシア軍が軍事介入し10年以上内戦が続くシリアで、戦いで得た知識や情報をウクライナ支援につなげる動きが広がっている。>
<「シリア市民はロシア軍による砲撃や殺害の他、家を追われる経験をしている」「時と場所は異なるが、被害者は共に民間人で、加害者は共にロシア政府だ」>
<ウクライナでは今のところ、化学兵器が使われたとの確認は取れていない。化学兵器禁止機関(OPCW)によると、シリアでは塩素・硫黄ガスが使用された。>
<シリアの反体制派とウクライナ政府にとってはロシア政府の責任が問われるかどうか、が一番の関心ごとだ。さらにシリア側では、ロシアが支援するバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の責任もその対象に加わる。
ホワイト・ヘルメットのサレハ氏は「プーチンがウクライナでの犯罪の責任を問われるなら、シリアでの犯罪についても責任を問われることになる。だが、プーチンが責任を免れれば、再び罪を犯すのは単なる時間の問題でしかない」と述べた。>
<シリアとウクライナにおけるロシア軍の戦術の類似点はこれまでも指摘されている。インフラを標的にすることや街から人を追い出すための「人道回廊」の設置・停戦提案などの手法だ。>
ロシア軍のシリアの反体制派弾圧の戦術を見ればウクライナでこれから行うことも予想できるかもしれない。
だから、化学兵器の使用についてNATO諸国は警告を出しているのだ。
ウクライナは正規軍でNATOの支援が大きいので長期化してきたが、ロシアが化学兵器や戦略核を使えば一転する。
いずれにせよ、悲惨な結果しか残らず、戦争を止める手段がないのが悲しい。
ロシア軍、新たな戦闘方法の導入へ=ショイグ露国防相
<ロシア国防相のセルゲイ・ショイグ陸軍大将は19日の省内の会議で、現代の軍事的対立状況によりよく適応するため、露軍は新たな戦法を導入することを明らかにした。>
<特に新しい通信システムにより、巡航ミサイル「カリブル」と極超音速ミサイル「キンジャール」に標的指示を出すまでの時間が10分の1に短縮された。ショイグ国防相によると、ロシア軍の通信システムの開発は、「人工知能の要素の導入など、最新の通信技術を利用する方向に進んでいる」。>
ウクライナとロシアの対決は兵器の見本市となってきた。
ロシアの戦い方が意外に弱いと言われたので最新兵器で挽回をはかる。
経済制裁を受ける中、武器を通して同盟関係を築いたり、深めたりできる。
ウクライナは我慢するだけになるのか。