OPECプラス、原油の小幅増産で合意 バイデン氏要請むなしく
<【8月4日 AFP】石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどで構成する「OPECプラス」は3日、小幅な原油増産に合意した。エネルギー価格高騰を抑制するために大幅な増産を働き掛けていたジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領にとっては、期待が外れた形となった。>
<OPECプラスはオンライン形式で閣僚会議を開いた後、9月の生産量を1日当たり10万バレル増加することで合意したと発表。増加幅は、これまでの増産規模を大きく下回った。
バイデン氏は先月、OPEC加盟国のサウジアラビアを訪問。ロシアのウクライナ侵攻によりエネルギー価格が高騰する中、市場を安定させ、高進するインフレを抑制するために原油増産を働き掛けることが目的の一つだった。>
<バイデン氏は以前、2018年にサウジの反体制派ジャーナリスト、ジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏が殺害された事件をめぐって、同国を国際社会の「のけ者」にすると表明していた。>
サウジアラビアの実質の支配者である皇太子に対し、訪問した際も小言があったのに大幅な増産を望むのは無理だろう。
アメリカの政治家は白黒をはっきりさせてるのが正しく、上手くグレーにすることが出来ない場合が多いのか。
それに加え、9.11でアルカイダの中心がサウジアラビア人であったことが引っかかっているのか。
トランプ大統領なら上手くやっただろうなと言ってもタラレバはない。
トータルでアメリカの国益が損なわれれば良くないのだから。
カンザス州民、予想外の中絶権支持 中間選挙控え米政界に激震
<【8月4日 AFP】米中西部カンザス州で2日、人工妊娠中絶の禁止を可能にする州憲法改正案の是非を問う住民投票が行われ、反対多数で否決された。野党・共和党の牙城である州での予想外の投票結果を受け、11月の中間選挙を控えた米政界には激震が走り、与党・民主党がこれまで予想されていた大敗を避けられるのではとの期待が高まっている。>
保守系の判事が多く占める連邦最高裁判所が中絶の禁止が憲法違反でないとしたが、党派を問わず、中絶を権利として保持することを支持する住民が多数であった。
中間選挙では共和党が有利で民主党が議席を減らすと予想されているが、国民の意思と違う意見を持つ判事を多数指名した共和党に対して反発があるかもしれない。
かと言って、今の生活が苦しいのはバイデン政権の失政だ。
民主党の負けが少しはましになるか。