高級毛織物「パシュミナ」原毛不足の懸念 中印対立の影響でヤギ大量死
<【6月20日 AFP】絹のように柔らかい最高級のカシミヤウールの一種、「パシュミナ」が品薄になる懸念が生じている。「世界の屋根」ヒマラヤ山脈(Himalayas)でパシュミナの原毛を産出しているヤギが、インドと中国の国境をめぐる対立のあおりを受けているのだ。>
<匿名でAFPの取材に応じたインドの当局者によると、数万匹という膨大な数のヤギが死んだことで、今後数年間は毛織物業界が打撃を受ける可能性があるという。
この地域のヤギの毛でつくられる羽のように軽く非常に高価なカシミヤウールの産出量は、年間およそ50トン。カシミール(Kashmir)にとって不可欠な手工芸品産業を支えており、数千人の雇用を生み出している。>
ヤギが中国人民解放軍(PLA)に追い出された。
遊牧民にとって収入資源を断たれた。
新型コロナウイルスで経済が狂っている以上に軍隊は恐ろしい。
ヤギにも命がある。
コロナ時代の自然災害対策を 建築家・坂茂氏
<【6月20日 AFP】建築界で最高の栄誉とされるプリツカー賞(Pritzker Architecture Prize)受賞者の坂茂(Shigeru Ban)氏(62)。被災地での紙管を使った仮設の居住空間の設計でも知られる同氏は、世界は新型コロナウイルス流行下での自然災害への対処法を考えておく必要があると話す。
坂氏のチームは、避難所の間仕切りを開発した。頑丈な紙管のフレームに長さ2メートルあまりの布を床まで垂らすと、仕切られた空間が生まれる。>
<大地震が発生したら、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)は事実上不可能になるため、政府や自治体は避難所の人口密度を下げるための案を今のうちに考えておく必要があると坂氏は言う。>
<「今以上に日本の学生が萎縮して、日本が居心地がいいからと海外に出なくなったら、危機的な状況だと思います。それを僕は一番心配しています」>
世界的な建築家が心配する日本の今後は多い。
地震だけではない。
梅雨本番で水害で避難する場所も心配。
一昨年、去年のように台風や大雨による避難の可能性も大きい。
地方自治体は三密を避けた避難所の設定を既に考えているとは思うが大丈夫か。
近頃の学生は海外に行かないというが、3月にウイルスを持って帰国した学生は少なくない。
もともと国際機関などで働く日本人が少ないのは昔からではないのか。
【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(20日午前4時時点) 死者45.6万人に
<【6月20日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間20日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は45万6630人に増加した。
中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計855万5330人余りの感染が確認され、少なくとも395万2400人が回復した。
この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。
19日午前4時以降、新たに6082人の死亡と14万554人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1238人。次いでスペイン(1179人)、米国(701人)となっている。スペインの死者が急増したのは、6月上旬から停止されていた集計が再開されたため。
最も被害が大きい米国では、これまでに11万8758人が死亡、220万5307人が感染し、少なくとも59万9115人が回復した。
次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は4万7748人、感染者数は97万8142人。以降は英国(死者4万2461人、感染者30万1815人)、イタリア(死者3万4561人、感染者23万8011人)、フランス(死者2万9617人、感染者19万5953人)となっている。
人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの84人。次いで英国(63人)、スペイン(61人)、イタリア(57人)、スウェーデン(50人)となっている。
香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3325人、回復者数は7万8398人。
地域別の死者数は、欧州が19万1932人(感染248万9195人)、米国・カナダが12万7145人(感染230万5872人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が8万9327人(感染188万7950人)、アジアが2万7563人(感染96万3782人)、中東が1万2994人(感染61万8797人)、アフリカが7538人(感染28万922人)、オセアニアが131人(感染8817人)となっている。
各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。>