New Entry Period–November ’77

All Songs from American Top 40

volume 62: New Entry Period–November ’77

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

1251 Slip Slidin’ Away-Paul Simon77.11.05 : 35,30,26,22,17,15,13,10,*,7,6,6,5,15(767/3679)

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ゆったりとしたリズムによる曲調は、まさにタイトル通りの世界で、Paul Simonのシングルの中では、「Loves Me Like a Rock」の「毒」をさらに抜いてしまったような作品である。そこが77年らしいといえないこともないのだが、だんだんと「無国籍」感が強まってきたPaul Simonの路線上にある曲であるとも言える。最高位5位は上出来。

1252 Your Smiling Face-James Taylor
77.11.05 : 36,32,27,25,23,21,20,38(267/2209)
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James Taylorのシングルヒットの中では最もアップテンポな部類に入る曲だが、ほのぼのとした暖かさは彼の持ち味そのままである。出だしの部分が印象的で、最高位20位という実績以上に記憶に残る曲である。

1253 Thunder in My Heart-Leo Sayer
77.11.05 : 38,38(46/3139)
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曲そのものはけして悪くないのだが、Leo Sayerのイメージから遠い。肩に力が入りすぎているような気がする。

1254 Gone Too Far-England Dan & John Ford Coley
77.11.05 : 39,34,31,27,24,23(188/1814)
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驚いたことに前作よりさらに地味、というより時代の方が華やかにみえてきたということであろう。時に77年の年末といえば世界中がfeverしていたんだもん。

1255 Calling Occupants of Interplanetary Craft-Carpenters
77.11.05 : 40,36,33,32(103/5326)
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Carpentersとしては全くの異色作で、プログレくさささえ感じさせる大作である。曲の中程ではKarenの声にノイズをかぶせる、といったエフェクトさえ行っている。その結果、昔からのファンは指示してくれなかったようだ。でも20年近くたった今、Carpentersのベストテープを作るときには欠かせない名曲である。この非常に覚えにくいタイトルを何度も繰り返す部分には身震いを感じるほどである。

1256 (Every Time I Turn Around) Back in Love Again-LTD
77.11.12 : 35,24,11,10,8,6,4,*,4,5,12,20(780/1057)
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LTDの名を全国区に押し上げた曲で、リズムもので勝負して成功、本当に良かったと思う。ミリオンセラーを記録している。その後、グループとしてはヒットに恵まれなかったのが不思議なほどである。

1257 Here You Come Again-Dolly Parton
77.11.12 : 37,30,24,15,12,10,8,*,5,3,3,13,25(775/775)
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個人的には声とルックスにややアレルギーを感じてしまう人だが、この曲は出世作だけあって、それほど抵抗なく聞ける。登場した時点ですでにカントリー界では「大御所」の雰囲気がにじんでいた。

1258 Swingtown-Steve Miller Band
77.11.12 : 40,36,26,22,20,18,17,*,36(306/4635)
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前作同様、個人的には好きになれない曲である。かっこよさが伝わってこないのが致命的。

1259 Sentimental Lady-Bob Welch
77.11.19 : 32,21,16,13,11,9,*,8,8,20,31(577/577)
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71年から74年まで(要するにブレイクする前だが)Fleetwood Macに在籍していたことで知られるし、この曲ではChristine McVieとLindsey Backinghamがゲストで参加している。アルバム「French Kiss」も大きな話題になった。それ以上にこの曲自体が良かった。Boz Scaggs以来、Soft & Mellowなどとこのころから言われ出したのだが、まさにその通りの内容になっている。AT40フリーク好みの名曲であるといえよう。

1260 You Can’t Turn Me Off (In the Middle of Turning Me On)-High Inergy
77.11.19 : 34,30,20,17,15,12,*,12,12,25,35(494/494)
女性ソウル・コーラスものの王道を行った感がある作品で、てっきりTop10には届いていたと思っていた。メインのコーラスに入るあたりがとても印象的。この曲が唯一のTop40ヒットになってしまった。

1261 She’s Not There-Santana
77.11.19 : 37,33,29,27,27(152/152)
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5年半ぶりのTop40ヒットということで、このホームページでは全くの初登場になる。日本でかなりヒットしたインストゥルメンタルナンバーの「哀愁のヨーロッパ」はアメリカではHOT100にもはいっていない。おそらくシングルになっていないのであろう。さて、この曲の印象だが、ずいぶんポップだと思った覚えがある。なにしろ72年以降のサンタナときたら、ひたすら「求道者」の路線が印象的で、およそシングルヒットを再び放つような気がしなかったのである。ともあれ、ギターとヴォーカルのからみが強烈で、むしろ夏向きの曲と言えるだろう。

1262 Baby Come back-Player
77.11.19 : 38,17,13,11,8,6,*,2,1,1,1,3,7,9,15,24(1453/1453)
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Bee Geesで空前のぼろ儲けをしていたRSOレコードが放った正統派ポップスの大ヒットである。この曲のおかげでRSOによるシングルチャート連続制覇記録は21週に及ぶことになるのである。「ポップスのいいところ」を凝縮したような美しい曲であり、78年のヒットの中でも際立っている。

1263 The Way You Feel Tonight-Bay City Rollers
77.11.19 : 40,36,33,31,30,26,*,24,24(279/2803)
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BCR最後のアメリカにおけるシングルヒットである。切ないバラードで女の子を泣かせやがってこのやろう、というわけで、こんなふうに急速に消滅していったグループもこの時代では珍しかった。やはり、何も考えずにひたすら楽しい曲で勝負しつづけた方が発展性があったのではないか。

1264 We Are the Champions-Queen
77.11.26 : 35,31,26,22,18,*,13,10,8,6,4,4,4,7,11,26,36(947/3062)
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「Bohemian Rhapsody」に続く大バラード路線で、このときと、Freddieの死後と2度のヒットを果たしている。Freddieの死についてはあまりに重いテーマで、ここに書くことが難しい。(こんな書き方をしてしまったら後が続かなくなってしまいました。)ともあれ、最もQueenらしいナンバーである。

1265 You’re in My Heart-Rod Stewart
77.11.26 : 38,30,19,17,11,*,9,4,4,4,9,11,16,19,31(852/3390)
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全体としてはたいへん地味なアルバムだった「Foot Loose and Fancy Free」のA面唯一のバラードで、シングルとして大きな成功を収めた。改めて聞くと、Rodのシングルではこうした「肩の力の抜けた」バラードに魅力的な曲が多いのに驚かされる。

1266 Serpentine Fire-Earth Wind & Fire
77.11.26 : 39,35,28,26,24,*,19,19,17,16,14,13,31(516/3658)
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さすがにかなりの数の固定ファンがついてきた感が強いEWFで、日本でもかなり人気が高まって来たころの、ファン納得のシングルヒットである。

1267 Hey Deannie-Shaun Cassidy
77.11.26 : 40,32,22,19,15,*,10,7,7,12,12,12(618/2488)
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前作に引き続きEric Carmenのナンバーで、3作連続のミリオンセラーになった。落ちてからの3週連続12位という動きからもわかるように、曲の良さも大いにアピールした。なぜこの後、急速にしぼんでしまったのだろう。

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