All Songs from American Top 40
volume 115: New Entry Period–April ’82
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- Entry Number,Title-Artist
- New Entry Date : Chart Action from new entry
- (Points/Total points of the artist)
2235 Did It in a Minute-Daryl Hall & John Oates82.04.03 : 30,24,17,14,11,10,10,9,9,15,22(579/9696)
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- 全盛期を迎えたHall & Oatesの作品にしては、十分にポップな曲の割にはランクが低いのがむしろ意外に見える。前作「I can’t Go for That」とは好対照な結果といえるだろう。まあ、アルバムからの3枚目のシングルということも大きな要因だろう。
- 2236 Theme from Magnum P. I.-Mike Post
- 82.04.03 : 37,36,34,29,27,25,25(214/1122)
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- TVドラマのテーマソングをヒットチャートにのせる、ということに対してMike Postは独特の成功を果たしている、というよりすべてインストゥルメンタルでTop40ヒット3曲目、という事実は、この時代のTop40では異色の存在となっていた。それにしてもインストのヒットが消えてしまってから久しくなる。
- 2237 Pop Goes the Movies Part. 1-Meco
- 82.04.03 : 39,35,35(74/1619)
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- インストのヒットを多く持つことが異色になってきた時代、といった舌の根も乾かぬうちにこれである。しまった。言わずと知れた「Stars on 45」便乗商法の一環なのだが、あまりにアーティストのキャラクターに合致したシングルなので、なかなか笑える。
- 2238 Get Down on It-Kool & the Gang
- 82.04.03 : 40,25,20,15,13,11,11,10,10(453/5535)
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- 実は82年のチャートの大きな特色は、Top40高位からのいきなりの転落曲が相次いでいることを実際のチャートを編集していて気がついたのだが、一瞬チャートアクションの表記ミスかと思ってしまった。80年代に入ってからのKool & the Gangの曲の中では、やや「昔の音」を思わせてくれる曲。でも、コーラスがなあ、とも思ってしまう。
- 2239 Ebony and Ivory-Paul McCartney & Stevie Wonder
- 82.04.10 : 29,21,6,3,2,1,1,1,1,1,1,1,3,8,27(1970/15518)
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- Michael Jacksonとの2曲の即席デュエット曲もさることながら、やはり私の中でPaulの位置づけを低くしたのはこれである。何よりも「この企画なら絶対売れる」と踏んで作っていることがミエミエなのが気にくわない。これは品性の問題なのだ。さらに、このテーマの発想自体があまりにも73年のThree Dog Nightの名作「Black and White」そのものなのがさらに気にくわない。ある主張性をポップ音楽の中に取り入れようとするならば、その動機はもっとピュアなものでなければいけないのではないか。まあ、John Lennonなきあと、もう「怖いもの無し」といったつもりで作ったのだろうが、最後に一言、7週連続の価値無し、最低。
- 2240 Always on My Mind-Willie Nelson
- 82.04.10 : 30,26,21,16,14,14,11,8,7,5,5,5,6,19,28(857/1489)
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- この曲のモチーフが「You “were” always on my mind」であったことに、もう聴くほどにこみ上げてくるものがある。Willie Nelsonにとっても人気を決定づけた曲といっていいだろう。歌声だけで説得力を持たせることに成功した、まさにカントリーの王道をいく作品である。
- 2241 Mama Used to Say-Junior
- 82.04.10 : 33,31,30(89/89)
- イギリス出身のファンク系ソロアーティストであったったこと以外、情報的にほとんど入手できていない。初登場が高かったわりにすぐに消えていった。
- 2242 The Beatles Movie Medley-Beatles
- 82.04.10 : 34,22,17,14,12,12,12,20(384/973)
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- Paul大儲けの巻、Part.2である。これなどもJohn Lennonが生きていたら絶対に認められなかっただろう企画である(ひょっとしたらYoko Onoが勝手にGoサインを出してしまうかも知れないが)。本当にこの手のメロディものについては最初のStars on以外は何も残るものがなかった、というのが15年以上たった現在の正当な評価であろう。
- 2243 Genius of Love-Tom Tom Club
- 82.04.10 : 37,33,31,31(112/112)
- 邦題はもちろん、「おしゃべり魔女」ということで、日本でも「なぜか」ヒットした。それ以上にこの手の音の草分け的な存在としてシンボル化されたのが大きい。個人的な事情で、この曲には苦い思い出もあるのだが、文字にできない。もう20年近く立つのに、である。
- 2244 Hang Fire-Rolling Stones
- 82.04.10 : 38,30,24,22,20,20(214/6899)
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- Stonesの音、という以外何の変哲もないシングルであることがまず嬉しい。生涯1ロッカーというのは、Mick Jaggarのためにある言葉だろう。21世紀に入っても再評価間違いなしのグループである。
- 2245 Don’t You Want Me-Human League
- 82.04.10 : 39,32,27,21,16,16,8,7,6,3,2,2,1,1,1,7,7,10,15,26,32(1704/1704)
- 許す。本当はこれだけでいい気もするが、一応コメントを付けると、イギリスの「ニュー・ウェーブ」系の曲として初めてNo.1を記録したことの功績をあげなければならないだろう。本当はこれが売れるのなら当時のUKチャートにはいくらでもいい曲があったのに、とも思ってしまうのも事実である。まあ、マーケットの可能性を提示したこと自体のその後の影響も大きいだろう。
- 2246 The Other Woman-Ray Parker Jr.
- 82.04.10 : 40,28,22,15,13,9,5,5,5,4,4,10,14,30(835/835)
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- これ、本当にこんなにはやったかなあ。というのが正直な感想である。Ray Parkerにとって初めてソロのクレジットで出したシングルがこの曲で、あの「Ghostbusters」をのぞけば彼の最大ヒット曲ということになる。その割にインパクトがかけているのはなぜか。
- 2247 Empty Garden-Elton John
- 82.04.17 : 36,28,23,19,18,15,13,13,19,25(430/15214)
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- 追悼の名に恥じない名曲である。後年Eltonが語られるとき、「Candle in the Wind 97」をその代表曲とされるのは仕方がないのかも知れない。ただ、詩にこめられた悲しみが歌声としてストレートに伝わり、本当にかけがえのないものを失ってしまった空虚感にうたれるのはまさにこの曲である。知らない読者のためにあえて書くが、もちろんJohn Lennonへの追悼曲である。発表まで1年以上の時が必要だったところに真実を感じる。
「一匹の虫が庭を食い散らかし、いまでは何も生えていない。ノックをしているのに誰も答えてくれない。」という歌詞こそ、詩人Bernie Taupinの真骨頂でもある。 - 2248 Stars on 45 III-Stars On
- 82.04.17 : 38,32,29,28,28(150/1289)
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- 前作がTop40入りを逃したのに「なぜに今さら」の感がすでにあるシングルになってしまった。まあ、これだけいろいろな企画がでれば、本家もがんばれる、といったところだろうか。「旬」の時期が想像以上に長かったブームである。
- 2249 Still in Saigon-Charlie Daniels Band
- 82.04.17 : 39,33,30,24,23,23,22,22(272/2007)
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- アルバム「Windows」からのシングルで、彼らにとって最後のTop40ヒットとなってしまった。ベスト盤「A Decade of Hits」はUneasy Rider以来のすべてのTop40ヒットが入ってお買い得である。(そのためか200万枚のセールスを記録した。)歌詞が気になる曲である。
- 2250 Making Love-Roberta Flack
- 82.04.17 : 40,36,32,27,24,22,19,16,13,13,13(447/4186)
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- 74年「Feel Like Makin’ Love」から8年、そのものずばりのタイトルに脱帽。全盛期に出していたらひょっとしたら1位になっていたかも知れない。なにしろ彼女にとっては「地味な曲」であることはなんのハンデでもないのである。80年代の雰囲気も見事に吸収しており、立派である。
- 2251 Let’s Hang On-Barry Manilow
- 82.04.24 : 37,33,32(81/10072)
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- Barry向きの企画ではないが、まあ、毎回濃厚なバラードだけをシングルにしていくのもつらいところなので仕方がないか。ただ、日本ではこの手のイメージの方が先行している部分があり、そこが困ったところなのだが。
- 2252 Run for the Roses-Dan Fogelberg
- 82.04.24 : 38,26,21,21,19,18,21,23(306/3513)
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- アルバム「An Innocent Age」からの4枚目のシングルであり、同じイメージの曲でここまでヒットを重ねたのはある意味では非常に立派である。この曲も悪くない。
- 2253 Shanghai Breezes-John Denver
- 82.04.24 : 39,38,35,32,31(130/6398)
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- やはりAnnieと別れてしまったことが大きかった、というわけで最後のTop40ヒットである。なんとACチャートでは1位を記録している。まあ、長い目で見てしまえば「故郷に帰りたい」だけが歴史に残るアーティストということになるだろう。
- 2254 If I Had My Wish Tonight-David Lasley
- 82.04.24 : 40,36,36(71/71)
- James Taylorなどのバックヴォーカルなどのキャリアを持つシンガーで、この曲が唯一のTop40ヒットである。アーティスト名だけでもなぜか西海岸を感じさせるのはなぜだろう。