豊島将之名人も渡辺明三冠も登場しないタイトルマッチは随分と久しぶりな気がする。挑決で永瀬拓矢叡王に勝っていたら、豊島将之名人はここでも最大5番勝負が待ち構えていた。いくらなんでも秋の本場所竜王戦に出場するかもしれない身には過酷過ぎるだろう。夏のタイトルマッチよりは少し季節を分散して秋から冬にかけてのタイトル戦に持ち込んだほうがいいに違いない。ということで、王将リーグ残留で王将位を渡辺明から奪取するのが一番のおすすめである。
以上のようなことを考えていたら、棋王戦で豊島将之名人は村山慈明七段に敗れてしまい3回戦進出を逃がした。こうなったら、2日制の4冠王を目指すしかあるまい。
⇒【棋王戦】村山慈明七段が豊島将之名人に勝ち、3回戦進出
本当に多い永瀬の千日手、初戦先手番であったが、62手までで千日手成立。戦型は角換わりの相早繰銀で少し見慣れない気がした。そして16時38分開始の指し直し局は矢倉。途中、斎藤王座が時間を使いすぎたか、指し直し先手番で負けたのは辛いかな。次も落とすようだと、一気に永瀬二冠が誕生する可能性が高くなる。豊島将之名人が竜王位を獲れば、豊島三冠、渡辺三冠、永瀬二冠の3名でタイトル独占というかつてあまりなかった3強時代が到来する。面白いやないか。
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