またもや将棋界の裾野を広げるためには必要不可欠のにわか将棋ファンも含めて大騒ぎの予感。大注目の1戦で藤井聡太七段(スーツ)が渡辺明棋聖(和服)を下して、史上最年少でのタイトル獲得に向けて大きな1勝をあげた。
将棋の持つ特性でもあるのだが、終盤の1手間違えたら即死のハラハラは、特に豊島将之、渡辺明、藤井聡太クラスでは堪能できる。彼らが登場するタイトル戦が今後目白押しであるので、実に楽しみだ。
戦形は最近またよくみかけるようになった矢倉の力戦形。互いに玉が入城した矢倉は実に美しいと思う。
渡辺三冠の△4六金でもうお仕舞いと思ったが、その後は流石ハゲナベと思わせる局面もあり、あの王手ラッシュを30手近く凌いでの華麗な投了図は強者同士でなければ作れない共同制作芸術作品である。
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