New Entry Period–February ’80

All Songs from American Top 40

volume 89: New Entry Period–February ’80

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

1767 Desire-Andy Gibb80.02.02 : 22,13,10,8,5,4,4,4,4,9,20,39(797/8110)

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この曲がNo.1をとり損ねたあたりから、Andy Gibbの時代にかげりがさしてくるわけなのだが、ソロアルバムとしては3作目の「After Dark」からのリード・シングルである。これはメロディが弱いのが致命的だった。

1768 When I Wanted You-Barry Manilow
80.02.02 : 38,28,25,22,20,20,30(246/8784)
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Barry Manilowの作品群の中では極めて印象度の薄い作品、というより、アルバム「One Voice」自体がシングルヒットを多発できるような作りにはなっていなかったようである。

1769 The Second Time Around-Shalamar
80.02.02 : 40,33,20,17,14,10,9,8,8,14,16,31,35(620/861)
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77年「Uptown Festival」から3年、よもやのTop40への復活である。これは意外だった、というより、2つのヒット曲を結びつけて考えられなかったと言うべきだろう。これで最高位8位というのも、今となってはなかなか時代ののどかささえ感じさせる。

1770 Too Hot-Kool & the Gang
80.02.09 : 27,22,19,15,11,10,9,7,5,5,11,14,25(740/3140)
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新生「Kool & the Gang」となってからの第2弾ヒットで、前作に続きTop10ヒットを記録した。この曲に関しても個人的にはそれほど嫌いなわけではない。むしろ、抑え気味のサビの繰り返しにはゾクゾクとしたかっこよささえ感じるほどである。でも、「Hollywood Swinging」とどうしても比べてしまう。そこが割り切れなさの源なのだろうか。

1771 Refusee-Tom Petty & the Heartbreakers
80.02.09 : 31,26,23,19,17,15,15,21,27,39(395/977)
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この月には非常に印象的かつ好きだった曲が何曲か含まれているのだが、この曲もそんな中の一つであった。前作がどちらかというとポップな楽しさが前面に出てたのに対し、この曲では、真っ向からスケールの大きなロックに挑んでいる。何ともドラマチックなナンバーで、Tom Pettyの中ではこれが一番好きである。

1772 Another Brick in the Wall-Pink Floyd
80.02.09 : 32,18,15,10,6,3,1,1,1,1,2,3,5,5,9,17,26,29,33(1754/2127)
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この年のロック・アルバムの金字塔「The Wall」からのあまりにも名高いヒットシングルである。日本を除くほぼ全世界で大ヒットし、大きな衝撃を与えた作品である。特に後半、子どもたちのコーラスで「We don’t need ,noEducation」と歌うところ、そして大きな話題になったビデオクリップなどまさに、Pink Floydが社会のあり方に対して大きなメッセージを投げつけた作品として支持された。これが今から18年も前に作られた作品であることに今もって驚きを隠せない。
ただ、アルバム全体、そしてビデオ(後年作られた映画の方ではない)の中ではこのあたりはまだまだ序章にすぎず、後半の「The Trial」の中で描かれた終末的な孤独感こそこのアルバムのハイライトである。そして、まるでその後の世界の激変を暗示しているかのようなエンディング、まさにロックの中で表現された世界観の究極の姿の一つがここにある。

1773 How Do I Make You-Linda Ronstadt
80.02.09 : 35,23,20,18,16,11,10,10,10,17,18,30,31(606/6220)
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これまでのLinda Rostadtの印象を大きく変えざるを得ない曲で、アルバム「Mad Love(日本タイトルはなんと、「激愛」であった)」からの第1弾シングルである。この曲のインパクトは当然大きく、日本でも山口百恵まで、明らかにこの曲に影響されて「ロックンロール・ウイドウ」というハード・ロックをシングルにもってきたほどであった。

1774 Him-Rupert Holmes
80.02.09 : 36,28,24,16,9,8,7,6,6,13,21,34(625/2020)
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No.1ヒット「Escape」に続くTop10ヒットを記録した作品で、テーマは前作のラインでありながら、どこか重い印象を持ったこの曲自体の評判も大変良かった。それにしてもこのRupert Holmesという人、アルバムとしてはすべてのシングルを収めた「Partners in Crime」だけがチャートインしているだけなのも、不思議なところである。

1775 99-Toto
80.02.09 : 39,33,30,27,27,26,29,35(242/979)
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チャート的にはけして成功とは言えないのだろうが、Totoの中ではこの曲が最も好きである。駆け上がっていくアコースティックなピアノの快感、サビの落とし方など、見事な限りで、なぜこれがTop20にも入らなかったのか、不思議でさえある。

1776 Heartbreaker-Pat Benatar
80.02.09 : 40,34,29,28,24,23,24,26,29,40(313/313)
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Linda Ronstadtが「How Do I Make You」でハードロックにブレイクした同じ週に登場したというのも何か不思議だが、Janis Joplinばりのハードロックの歌える女性ロックシンガー、ということで、かなり衝撃的な形のデビューだった。特にこの曲のインパクトは強く、チャート上の動き以上に重要な曲であるといえよう。

1777 Give It All You Got-Chuck Mangione
80.02.16 : 37,31,24,21,19,18,18,24,27(338/1185)
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77年のヒット「Feels So Good」よりもかなりアップテンポなナンバーで、ロック指向の強いリスナーにも聴きやすいナンバーに仕上がっている。この曲の収められたアルバム「Fun and Games」も最高位8位をマークした。健闘と言えるだろう。

1778 Special Lady-Ray,Goodman & Brown
80.02.16 : 38,32,26,19,14,13,11,8,6,5,5,12,21,38(726/726)
John Whitburn氏の著書ではMomentsの項にひとまとめにされてしまっているのだが、そのようなアーティスト的な知識がなくてもこの曲は十分魅力的だった。なんといってもイントロ部のアカペラがこの上なくかっこよく、メインパートに入ってからの暖かく包み込むようなコーラスも見事である。この曲も当時、大変好きだった。

1779 Let Me Go Love-Nicolette larson
80.02.16 : 39,35,35(74/794)
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「Lotta Love」から1年あまりを経ての登場である。Michael McDonaldとのデュエット、ということで、この辺の西海岸の人脈にも興味深いものがあるのだが、このへん詳しくない(キングクリムゾンの出身者の歴史とかについては詳しかったのだが。)。

1780 I Can’t Help Myself-Bonnie Pointer
80.02.16 : 40,40(42/696)
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65年のFour TopsのNo.1ヒット、それも印象度から言えば「Reach Out I’ll Be There」に並ぶ彼らの代表曲といっていいほど有名なナンバーと言うわけで、曲の内容については今さらいうことはないだろう。その後、72年にはDennis Elbertにより最高位22位まであがるリメイクヒットにもなっているが、Bonnie Pointerのこのバージョンは不発に終わるとともに、彼女にとっての最後のHOT100ヒットとなってしまった。

1781 Off the Wall-Michael Jackson
80.02.23 : 37,33,29,20,17,14,12,10,10,16,30(493/3797)
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意外なほど上位に食い込めなかった、というのが今になってみると正直なところなのだが、すでに同名のアルバムからシングル3曲目となり、「たくさんシングルを切るMichael」が表面化してきたころであった。曲自体は前作に劣らず魅力的だった。

1782 Three Times in Love-Tommy James
80.02.23 : 38,34,30,22,20,19,19,21,38(313/313)
ヒットメーカーとしてのTommy James & the Shondellsの黄金時代は66年から69年であったため、私にとっては守備範囲外に入っていて、大学時代以降に初めて耳にしたアーティストということになったわけである。それにしても重要なアーティストで、「Mony Mony」「I Think We’re Alone Now」などその後、リメイクされ、再び大ヒットしたこともあり、影響度も大きいと言えるだろう。楽しきアメリカンポップスの王道というわけである。

1783 Kiss Me in the Rain-Barbra Streisand
80.02.23 : 39,37,37(70/5087)
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時流に乗ったアーティストとのデュエットでもなく、映画のサントラでもないこの曲は、当然のようにヒットしなかった。やはり彼女には、ラクして金を稼ぐ方が似合っているのだろう。

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