第60期王位戦挑戦者に絶好調の“将棋の強いおじさん(木村一基九段)”

今季の木村一基九段は絶好調なのである。かつて4期連続でつとめたA級順位戦に9年ぶりの復帰を果たし、竜王戦では羽生善治の通算最多勝を阻止する激勝で1組3位確定&決勝トーナメント進出。そして今日、菅井七段に続き、またもや因縁の羽生善治を降して、王位戦の挑戦者に名乗りを上げた。

1年前まではタイトルに無縁ながら最強者と呼ばれた棋士が3名いる。その一人が豊島将之名人で、棋聖を奪取してからあれよあれよと今や三冠王である。のこりの二人は森下卓九段木村一基九段である。木村九段はついに森下九段を抜いて実に7回目のタイトル挑戦である。

森下卓 タイトル挑戦 6回
1990 棋聖戦(屋敷)1-3 ○●●●
1991 竜王戦(谷川)2(1)4 持●○○●●●
1995 棋王戦(羽生)0-3 ●●●
1995 名人戦(羽生)1-4 ●●○●●
1997 棋王戦(羽生)0-3 ●●●
1999 王将戦(羽生)1-4 ○●●●●
タイトル戦合計 5勝21敗1持将棋
木村一基 タイトル挑戦 7回
2005 竜王戦(渡辺)0-4 ●●●●
2008 王座戦(羽生)0-3 ●●●
2009 棋聖戦(羽生)2-3 ●○○●●
2009 王位戦(深浦)3-4 ○○○●●●●(←実に惜しい><)
2014 王位戦(羽生)2(1)4 ○●持●●○●
2016 王位戦(羽生) 3-4 ○●●○○●●
2019 王位戦(豊島)
タイトル戦合計 10勝22敗1持将棋

木村九段は王位戦が好きなようだね、これで4回連続だ。

現王位は、今や完全に覚醒して史上最強棋士への道を歩まんとする豊島名人である。木村九段にしてみれば正直つらい戦いになるが、真夏の7番勝負を楽しみにしたい。

それにしても豊島名人は「どうして頭髪の薄い挑戦者ばかりなのか」と思うか思わないか。普通は思わない。たとえ頭髪は薄くとも、木村一基も渡辺明も知性にあふれた目をしている。

木村の毒に満ちた&渡辺の切れまくりの解説は名人芸である。渡辺明などもデビュー当時は放送禁止ギリっギリの顔面だと思ったが、人間性は不明にしても聡明さで完全に補っている。この二人の解説名人を相手にする豊島名人にも大いに期待するものである。

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