戦争はいったん去り、ヘンリー王子も王室を去った

トランプ氏、対イラン戦争回避の姿勢 基地攻撃で死者出ず


<【1月9日 AFP】イランがイラクの米軍駐留基地をミサイルで攻撃したことを受けて、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は8日、ホワイトハウス(White House)で演説し、攻撃により米国人やイラク人の死者は出ず、イランは「身を引いているようだ」と述べて、同国との戦争を回避する姿勢を示した。>

トランプ大統領はイランのミサイル攻撃に対して武力での反撃は止めたようだ。
武器を使用すると軍事産業が潤うのだが、軍事攻撃により人命が失われることを避けたのではないか。
イラン側の発表はソレイマニ司令官の弔い合戦での成果をを国内に印象付ける意味がある。
アメリカと戦って勝ち目がないので、実際に物損だけを狙ったのだ。
一方、アメリカも暗殺という実を取ったのでこれ以上深入りしたくない。
もちろん、大統領選挙の時期を見据えている。
どの国を相手にするにせよ軍事的な行動を起こすのは大統領選挙直前が効果的だ。
戦争をしたくないトランプ大統領だが、選挙に勝つためには時期を選ぶ可能性は否定できない。

ヘンリー王子夫妻、「高位」王族引退を発表


<【1月9日 AFP】英国のヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)は8日、高位王族の地位から退き、北米で過ごす時間を増やすとの電撃発表を行った。>
<ヘンリー王子夫妻はバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)を通じ出した声明で、「『高位』王族としての地位から身を引き、経済的独立に向けて取り組むと同時に、引き続き女王陛下を全面的に支援する」と表明。>
<王子夫妻は、2018年の挙式と昨年5月の長男アーチー(Archie)ちゃん誕生後、メディア攻勢による圧力に悩んでいると告白。>
ヘンリー王子夫妻、おとぎ話から一転した結婚

<2人の結婚を英メディアは歓迎した。メーガン妃は働く自立した女性で、近代的なイメージを醸しだしており、英王室に新しい風を吹き込むと考えたのだった。>
<批評家らは、王子夫妻のぜいたくな暮らしやメディアとの闘い、環境保護を訴えながらプライベートジェットに乗る偽善的とも思える行動を批判した。>
<メーガン妃の陣痛が始まったと発表した時には、既に子どもが生まれていたことも英メディアを激怒させた。また、アーチー君の名付け親を明かさないと決めたことも、もったいぶっているとみられた。>
<夫妻の活動費は現在、ヘンリー王子の父親であるチャールズ皇太子からの資金によって賄われている。さらに、新たな慈善団体を立ち上げ、多くの時間を北米で過ごすとも述べている。>

エリザベス女王の叔父であるエドワード8世は離婚歴のあるシンプソン夫人の結婚するために退位した(王冠を賭けた恋)例があるが、今回はそれとは違う。

ヘンリー王子は故ダイアナ妃の息子であることで幼き頃から注目を浴びてきた。
離婚歴のある女性との結婚も好意的に見られた。
しかし、第一子の出産前からマスコミとの関係がおかしくなった。
メーガン妃がマスコミからの目に耐えれなくなったのだろう。
当然、ヘンリー王子は妃を守ろうとする。
そこで軋轢が生まれた。
さらに、叔父のアンドリュー王子がスキャンダルで叩かれているのも遠因かもしれない。

引退しようと未来の英国国王の弟である事実は消えない。
慈善事業を立ち上げるに当たり怪しい資金に手を出すわけにはいかず、その資金元については常に問われるだろう。
これからもその生き方をマスコミは追っていくだろう。
王族引退が良い判断だったかはわからないぞ。

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