各国が「サイレントナイト」呼び掛け コロナが奪うクリスマス
<【12月22日 AFP】新型コロナウイルスの流行が始まって以来、初めてのクリスマスがやってくる。各国政府は新たな感染の波を食い止めるためにさまざまな自粛を呼び掛けており、例年とは違ったクリスマスシーズンとなっている。>
<ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は国民に対し、「祖父母と過ごす最後のクリスマスにならないよう」、人との交流を控えなければならないと警告した。>
<カナダのマニトバ(Manitoba)州のブライアン・パリスター(Brian Pallister)州首相はさらにストレートに「私は皆さんの安全を守るためのクリスマス泥棒だ」と述べ、外出を自粛するよう警告した。>
<米国では11月の感謝祭(Thanksgiving)の連休後に新規感染者数が急増している。米疾病対策センター(CDC)は、祝祭日を楽しむ最も安全な方法は「一緒に住んでいる相手と自宅で祝うこと」だと勧告している。また旅行も控えるよう呼び掛けている。>
<フランスは、同じ食卓を囲む成人は6人までとしている。英国は、ロンドンとイングランド南東部を対象に「ステイホーム(自宅待機)」を指示。3世帯まで一緒に過ごすことを認める予定だった行動制限の緩和も取りやめとなる。>
<イエス・キリスト(Jesus Christ)の生誕地とされるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のベツレヘム(Bethlehem)でも、クリスマスの夜のミサは信者を入れずに行われる。>
<オーストリアでも伝統的なクリスマスマーケットは中止。スペインの首都マドリードでも、大晦日に中心地の広場プエルタ・デル・ソル(Puerta del Sol)に集まって、12粒のブドウを食べながらカウントダウンをすることはできない。>
各国でクリスマスから新年までイベントを規制している。
日本では、もともとみんなが集まって騒ぐものではないが、教会のミサはどうするのか。
鉄道は関西圏、首都圏とも大晦日から新年にかけて止まるようだ。
初詣は人数制限して寺社の周りに列ができるのだろうか。
近所の神社では露店の数を制限するとのこと。
自主規制で感染を予防する日本は本当にすごいな。
英に生鮮食品不足の懸念、EU離脱とコロナ変異種で
<【12月22日 AFP】英国が生鮮食品不足に直面する可能性がある。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)後の通商協議の難航に加え、感染力の高い新型コロナウイルスの変異種が同国で見つかったことから、国境付近の物流に混乱が生じているためだ。>
<英スーパーマーケットチェーン大手セインズベリー(Sainsbury’s)は、消費者を安心させるために「英国式クリスマスのランチに必要なすべての食品はすでに国内にあり、当社は十分に確保してある」というメッセージを発した。
ただしセインズベリーでは、「状況が変わらない場合、この時期全商品を大陸側から輸入しているレタス、サラダ用葉野菜の一部、カリフラワー、ブロッコリー、かんきつ類が近日中に品薄になり始めるだろう」とも警告している。>
同じ島国の日本も他人事ではない。
輸入品でコストを下げている外食産業はますますピンチだ。
いやいやコンビニ弁当やお惣菜も同様にピンチだ。
肉が輸入できなければ、国産品は金持ちしか食べれない。
飼料も輸入品ならばもっと範囲が狭まってしまう。
クジラでたんぱく質を補うなんて、時代逆行ではないか。
農産物は天候に左右される。
異常気象が日常化している中、豊作・不作は本当に神頼みだ。
もちろん政府はそのような場合を想定して対策を考えているだろう。
うーん、信用できないな。
【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(21日午後8時時点) 死者169.3万人に
<【12月22日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間21日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は169万3576人に増加した。
中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに世界で少なくとも7672万8230人の感染が確認され、少なくとも4882万3000人が回復した。
この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。
20日には世界全体で新たに8066人の死亡と53万9656人の新規感染が発表された。 死者の増加幅が最も大きいのは米国の1591人。次いでロシア(493人)、ブラジル(408人)となっている。
最も被害が大きい米国では、これまでに31万7684人が死亡、1784万7630人が感染し、少なくとも629万8082人が回復した。
次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は18万6764人、感染者数は723万8600人。以降はインド(死者14万5810人、感染者1005万5560人)、メキシコ(死者11万8202人、感染者132万545人)、イタリア(死者6万8799人、感染者195万3185人)となっている。
人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの161人。次いでイタリア(114人)、スロベニア(113人)、ペルー(113人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(111人)となっている。
地域別の死者数は、欧州が51万8015人(感染2394万5977人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が48万5197人(感染1466万9239人)、米国・カナダが33万1884人(感染1835万3687人)、アジアが21万1156人(感染1344万1395人)、中東が8万7053人(感染377万4822人)、アフリカが5万9327人(感染251万2347人)、オセアニアが944人(感染3万763人)となっている。
各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。>