アメリカ、ワクチン完了者の入国再開 渡航規制を20カ月ぶり解除
<アメリカは8日、新型コロナウイルスワクチンの接種完了を条件に、外国からの渡航者の入国を再開した。パンデミックの影響で約20カ月間にわたり続いてきた入国禁止措置が解除された。>
<新ルールでは、外国人旅行者は渡航前のワクチン接種証明書の提示のほか、出発までの3日以内に新型ウイルス検査を受け、陰性証明を提示することが義務付けられる。また、連絡先も提供する必要がある。アメリカ入国後の隔離は不要となる。>
<今回、ワクチン接種の完了と、ウイルス検査や接触者の追跡を条件に入国が認められるようになるため、航空会社は旅行者が殺到すると予想している。>
アメリカの肉親や親せきに会いに行く人たちにとっては朗報だ。
連絡先も提供する必要があるなら「地球の歩き方」を片手に行き当たりばったりで旅行するのはまだ難しい。
ワクチン接種証明書のワクチンはファイザーとモデルナだけだろうか。
中国製やロシア製のワクチンは認められなければ、新たな紛争が巻き起こる。
日本でも今日から緩和される。
国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/cp/page22_003380.html#section2
<ワクチン接種証明書保持者に対する入国後の行動制限について
受入責任者の管理の下で、有効なワクチン接種証明書保持者に対し、入国後最短で4日目以降の行動制限の見直しを認めることとします。具体的には、入国日前14日以内に6・10日間の宿泊施設待機の対象の指定国・地域での滞在歴がない帰国・入国者で、外務省及び厚生労働省にて有効と確認したワクチン接種証明書を保持し、業所管省庁へ提出した誓約書及び活動計画書を含む申請書式が事前に審査された方については、入国後14日目までの待機施設等(受入責任者が確保する待機施設又は自宅をいう。以下同じ。)での待機期間中、入国後3日目以降に改めて自主的に受けた検査(PCR検査又は抗原定量検査)の陰性の結果を厚生労働省に届け出ることにより、入国後4日目以降の残りの待機施設等での待機期間中、受入責任者の管理の下に活動計画書の記載に沿った活動(以下「特定行動」という。)を認めることとします。>
入国するのに、申請書や誓約書が必要だ。
「外務省及び厚生労働省にて有効と確認したワクチン接種証明書を保持」の有効と確認したワクチン接種証明書というのが気になる。
有効なのは、ワクチンか証明書か?
そして連絡先を確認するためにスマートフォンは必須となる。
日本に入るのも観光に出かけるのもたいへんだ。
【今日の1枚】ポリタンク頭で気候変動危機を訴える 英グラスゴー
<【11月8日 AFP】国連(UN)気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の開幕を控えた会場前で、偽のオイルをまき散らした後にポーズを取る、気候変動の危機を訴える団体「オーシャン・リベリオン(Ocean Rebellion)」の活動家ら。英グラスゴーで。>
オイルを燃やさないと二酸化炭素は発生しないぞ、と突っ込みたい。
ポリタンクが燃えていたらリアルに恐怖を感じるのだが、それは無理か。
【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(7日午後8時時点) 死者504.2万人に
<【11月7日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間7日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は504万2330人に増加した。
これまでに世界で少なくとも2億4943万1180人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。
この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。
多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。
6日には世界全体で新たに6306人の死亡と41万1296人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはロシアの1179人。次いでインド(506人)、ウクライナ(449人)となっている。
最も被害が大きい米国では、これまでに75万4279人が死亡、4646万1779人が感染した。
次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は60万9388人、感染者数は2187万4324人。以降はインド(死者46万791人、感染者3435万5536人)、メキシコ(死者28万9674人、感染者382万5404人)、ロシア(死者24万6814人、感染者879万5095人)となっている。
人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの608人。次いでブルガリア(359人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(357人)、北マケドニア(346人)、モンテネグロ(342人)、ハンガリー(323人)となっている。
地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が152万5388人(感染4608万4819人)、欧州が142万4434人(感染7620万2176人)、アジアが87万6875人(感染5613万911人)、米国・カナダが78万3411人(感染4818万9463人)、アフリカが21万9336人(感染853万1449人)、中東が20万9980人(感染1402万4411人)、オセアニアが2906人(感染26万7951人)となっている。
各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。>