ウクライナ大統領、西側諸国は「パニックを作り出すな」 ロシアとの緊張めぐり
<ロシアがウクライナ国境周辺で軍を増強させる中、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は28日、パニックを作り出さないよう西側諸国に求めた。緊迫するウクライナ情勢をめぐってはジョー・バイデン米大統領が前日、ロシアが2月に侵攻する可能性があるとゼレンスキー氏に警告していた。>
<ロシアは先月、ウクライナ情勢の緊張緩和の条件として、西側諸国に多くのことを要求した。一部内容は次の通り――。
・ウクライナをNATOに加盟させないこと
・NATOは東欧での軍事活動を終了し、ポーランドとバルト三国のエストニア、ラトヴィア、・リトアニアから部隊を撤退させること
NATOはロシアに近い国やロシアと国境を接する国にミサイルを配備しないこと
これに対し、アメリカとNATOはウクライナにはどの安全保障同盟に加わるかを決める権利があるとしつつ、ミサイル配置などについて協議することを提案した。>
ロシアは隣国に緩衝地帯を設けたいのだ。
北方領土が帰ってこないのも、日米安保条約で返した島々にアメリカ軍が駐留することを恐れているのが一因だ。
ソ連が崩壊して、東西冷戦がなくなった。
しかし、ロシアの核弾道ミサイルの保有がアメリカを恐れさせているだ。
今さらロシアと対決する必要はないのだが、欧米と同じ民主主義国家でないことが信用できないのだろうか。
【北京冬季五輪】 国際スポンサー企業、開幕目前でも静かなまま
<来週開幕する北京冬季オリンピックは、スポンサー企業にとって、自社ブランドをアピールできる巨大なマーケティングの機会だ。
しかし、公式パートナー企業13社は、頭の痛い状況に直面している。
アメリカと中国の外交的対立の間で、身動きが取れなくなっているのだ。そのため多くの企業が、沈黙することを選んでいる。>
<BBCはオリンピックのパートナー企業13社に、中国が人権侵害で非難されていることについてコメントを求めた。しかし、非難に関して直接言及した企業はゼロだった。>
<オリンピックのパートナー企業各社は、人権を尊重していると表明している。しかし、世界ウイグル会議のズムレタイ・アーキン氏によると、中国の人権侵害の疑いについて話し合いたいと同氏がそれらの企業に連絡したところ、返事はなかったという。
「これらの企業は常に、包括性や人権などの美しい価値を大事にしていると言って、自社の価値観を宣伝している。しかし中国の問題になると、異常なほど静かになる」とアーキン氏は言う。
「カネが全てだ」
アリババはオリンピックのパートナー企業で唯一の中国企業だ。だが同社も、外交の綱引きに巻き込まれている。西側のソーシャルメディアでは、かなり静かなままだ。>
スポンサーはオリンピックが開催されて世界中で放映されれば良いのだ。
どこの国で行われようと政治には関わりたくない。
顧客に嫌われなければ、それでいいのだ。
しかし、オリンピックはコンテンツとしてまだまだ魅力があるのだろうか。
開催したい都市も減ってきている。
スポンサーも変わってくるだろう。
それにしても札幌でまた開催するなんて、呑気な話だ。
レガシーとか言って、残った施設の維持にどれだけかかるか。
立候補するなら経済成長を今の倍にしてから言え。
ウイグル問題めぐる報告書、北京五輪前に公表せず 国連
<【1月29日 AFP】国連(UN)は28日、中国の新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)での人権状況に関する報告書について、北京冬季五輪前に公表しない方針を明らかにした。>
国連さえも中国に忖度している。
北京オリンピック前に公表するとその内容がどうれあれ、揉めることが目に見えている。
国連もこれ以上対中国で緊張を起こしたくないのだ。
オリンピック・パラリンピックが終わったら一気に噴き出すのか。
【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(28日午後8時時点) 死者563.5万人に
<【1月29日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間28日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は563万5702人に増加した。
これまでに世界で3億6492万8564人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。
27日には世界全体で新たに9861人の死亡と361万5846人の新規感染が発表された。
過去1週間の新規感染者が最も多い地域は欧州で、1119万8483人(世界全体の48%)の感染が確認された。2番目に多いのは米国・カナダの427万4065人(同18%)。
過去1週間の死者が最も多い地域は欧州で、2万2178人(世界全体の35%)が死亡。次いで米国・カナダの1万9409人(同31%)となっている。
過去1週間の人口10万人当たりの死者数が多かった国(人口50万人未満の国を除く)は、上位からボスニア・ヘルツェゴビナ(8.9人)、クロアチア(7.92人)、ブルガリア(7.31人)、トリニダード・トバゴ(7.29人)、モンテネグロ(7.16人)。
過去1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が多かった国は、上位からデンマーク(5461人)、スロベニア(4182人)、ポルトガル(3765人)、フランス(3736人)、ベルギー(3142人)。
ここ数日間で、1週間の新規感染者数が過去最多を記録した国・地域は、クロアチア、ブルガリア、北マケドニア、ジョージア、アイスランド、スロバキア、スロベニア、ハンガリー、リトアニア、ラトビア、モナコ、パラグアイ、リヒテンシュタイン、ポーランド、セルビア、ペルー、ロシア、ポルトガル、フランス、モルドバ、バルバドス、デンマーク、イスラエル、エストニア、ウクライナ、ルーマニア、コスタリカ、ベルギー、トルコ、スウェーデン、ブラジル、チェコ、モルディブ、ドイツ、スイス、ヨルダン、ルクセンブルク、オーストリア、チリ、コソボ、ノルウェー、オランダ、韓国、エジプト、アルジェリア、クウェート、キリバス、バーレーン、日本、ウズベキスタン、パキスタン、ブータン。
最も死者が多い米国では、これまでに87万8467人が死亡、7342万8433人が感染した。次いで死者が多い国はブラジルで、死者数は62万5085人、感染者数は2476万4838人。以降はインド(死者49万2327人、感染者4062万2709人)、ロシア(死者32万9443人、感染者1150万2657人)となっている。
人口10万人当たりの累計死者数が多い国は、上位からペルー(622人)、ブルガリア(474人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(434人)、ハンガリー(426人)、モンテネグロ(405人)となっている。
この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。
多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染者として集計されないままとなっている。>