今日は、一粒万倍日と天赦日が重なった縁起の良い日。
というよりも、時の記念日だ。
天智天皇の御代、水時計が時を打ったという故事にちなんでいる。
近江神宮には、時計宝物館があるのだが、まだ行ったことがない。
6月は祝日がひとつもないので、今日6月10日を時の記念日として祝日にする運動があるらしいが、なかなか難しい。
最大200人のウクライナ兵が「毎日死んでいる」、ウクライナ大統領顧問がBBCに
<ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領顧問は9日、ロシア軍との戦闘の最前線で毎日100~200人の兵士が死亡しているとBBCに語った。>
<「ロシア軍は重砲や複数のロケット発射システムや軍用機など、核兵器以外のあらゆる兵器を前線に投入している」と、ポドリャク氏は述べた。
そして、ロシア軍とウクライナ軍の戦力が「まったく不均衡になっている」ことが、ウクライナ側で多くの犠牲者が出ている原因だと指摘。西側諸国にさらなる武器の供与をお願いしたいと繰り返した。>
<「ロシア政府は圧倒的な物量作戦で圧力をかけ続けているが、失敗しては強い抵抗に直面し、多大な損害を出している」とレズニコフ氏は述べた。「しかし、それでもなお、まだ前線の一部で前進する力がロシアには残っている」。>
ロシア軍の底力がじわじわとウクライナ軍を追い詰めている。
兵士の数、兵器の差が大き過ぎるのだ。少人数で戦う場合は最新兵器で補うしか仕方がないのだが。
支援の行き過ぎが第3次世界大戦の扉を開くとしたら、西側諸国も躊躇してしまう。
ウクライナの面子は二の次にして、東部地区をロシアに占領されたまま、停戦協定を結ぶしかないのか。
プーチン氏、西側は今後何年もロシアのエネルギーを拒絶しないと
<ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は9日、西側諸国は今後数年にわたりロシア産の石油や天然ガスの輸入を止められないはずだと述べた。>
<アメリカ政府はロシアのウクライナ侵攻に対する制裁として、ロシア産エネルギー製品を全面的に禁輸している。しかし、数カ月にわたる世界的な石油・ガス価格上昇によって、ロシアの利益が拡大している可能性がある。>
<ピョートル1世は17世紀末~18世紀のロシア皇帝で、ロシア近代化のほかに大国化を推進。スウェーデンとは長年にわたり領土戦争を戦った。>
<プーチン氏は若者を前に、スウェーデンとの北方戦争に言及し、「(ピョートル大帝は)スウェーデンと戦うことで、何かをつかんでいたという印象を受ける。何かを奪うのではなく、奪い返していたという印象だ」と述べた。
さらに続けて、「今の私たちにも、奪い返して強化する責任がある」と発言。現在のウクライナ情勢への言及と受け止められている。>
プーチン氏「奪い返しただけ」 ウクライナ侵攻を18世紀の戦争になぞらえ
<【6月10日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は9日、ウクライナ侵攻について、スウェーデンに勝利した1700~21年の北方戦争(Northern War)になぞらえる発言をした。
北方戦争では、ピョートル1世(大帝、Peter the Great)率いるロシアがスウェーデンに勝利を収め、バルト海(Baltic Sea)沿岸を手中に収めた。>
<ピョートル大帝がサンクトペテルブルク(St. Petersburg)を建設し、ロシアの首都と宣言した時には「欧州のいずれの国もその地をロシア領と認めなかった」と指摘。「誰もがスウェーデン領とみなしていた。しかし、はるか昔からそこではスラブ人がフィン・ウゴル系民族と共に暮らしていた」と述べた。
さらに「奪い返し、強くなる責務がわれわれにもある」と主張。「わが国は歴史の中で後退を余儀なくされこともあったが、最終的には力を取り戻し、前進してきた」と語った。
こうした発言は、現在のウクライナ侵攻に言及したものとみられる。>
ピョートル大帝の話を持ち出されたら、バルト三国は恐怖だ。
結局、占領して実質支配し続ければ、自分の国の領土になるということだ。
奪うか、奪い返すかは勝者の判断である。
ところで、日本は戦争末期に日ソ中立条約を破棄され、攻め込まれ、捕虜となった兵士たちはシベリア抑留の苦難を与えられた。
歴史的にそういう国が隣国にいるのだ。
2つの大国が隣にいるのだから、アメリカの核の傘の下にいるのは現実的だ。
とは言え、自分の国は自分で守るという意思がなければ誰も助けてくれない。
NHKのニュースでさえも、ウクライナの状況は日本にとって他人事ではないと解説している。
そのような風潮に流さるかのようにハト派と言われた宏池会の岸田首相がロシア、中国を念頭に周辺国と軍事関係を強化するのも恐ろしいのだが。