世界は一歩間違えれば核で破滅=国連事務総長
<国連のアントニオ・グテーレス事務総長は1日、核拡散防止条約(NPT)再検討会議で演説し、世界は一歩間違えれば破滅的な核戦争に陥るとし、冷戦時代以来の危機にあると警告した。>
<グテーレス氏は、「私たちはこれまで非常に幸運だった」、「運は戦略ではない。また、地政学的な緊張が核戦争に発展するのを防ぐ盾にもならない」と主張。>
これは腑に落ちた。
我々は運が良かっただけなんだ。
世界で核戦争が起きないのも、日本が戦争に巻き込まれないのも。
もちろん、外交努力があったことは否定しない。
しかし、塀の上を歩いていて落ちなかったのはバランスが良かっただけでなく、運が良かったのだ。
だから、今さらながら日本がウクライナ問題でNATOに追随したのはバランスに欠けていたのかもしれない。
日本が仲介役になるには首相が変わらない限り難しい。
一方、中国に対してどのように対応するのか。
米国に追従するだけが能ではない。
台湾、中国の脅威に防衛の「覚悟」 ペロシ氏訪台見通し
<【8月2日 AFP】台湾国防部(国防省)は2日、米国のナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長の台湾訪問によって中国の脅威が増したとしても、台湾軍は防衛のための「覚悟、能力、自信がある」と表明した。>
中国はこれに反発して台湾対岸で軍事演習を行っている。
軍事的な挑発だけなら良いのだが、もし下院議長の乗った飛行機が撃墜されれば、ただでは済まない。
いろいろな仮定を踏まえ、日本はどうするか政府として答えがあるのだろうか。
アメリカ、アルカイダ指導者アルザワヒリ容疑者を殺害 アフガニスタンでドローン攻撃
<アメリカのジョー・バイデン大統領は1日、武装勢力「アルカイダ」の現指導者アイマン・アルザワヒリ容疑者(71)をアフガニスタンにおいて対テロ作戦で殺害したと発表した。>
アメリカにとって2001年9月11日は、まだ終わっていないのだ。
次にアルカイダの指導者になるものも覚悟が必要だ。
それだけではない。
アフガニスタンのタリバン政権に対しても、アメリカ軍は撤退したが、無人機で要人を攻撃できることを示した。
ドローンの攻撃力は向上していく。
トルコ企業はウクライナに供給しているという。
日本でも海外から輸入して、テロ行為を行なうものが出るかもしれない。
もちろん自衛隊はその対策を立てているだろうが、安倍元首相の国葬や来年のG7など、海外の要人が集まる機会がテロ組織の狙い所だ。
アメリカを始め、先進国の知恵を借りて対応するのだろうが、やはり、自国で武器を作らないと防御の方策を立てるのは難しいのではないか。
矛盾することだが、防御のために攻撃を知るために力を入れないと。
後は運に任せるか。