ロシアが賭ける停戦シナリオ、冬のガス不足で西側が根負け/バイデン氏、学生ローン返済の減免を発表 最大270万円/韓国で対テロ・対化学テロ訓練 市民も参加

焦点:ロシアが賭ける停戦シナリオ、冬のガス不足で西側が根負け


<[ロンドン 24日 ロイター] – ロシアはかつて、「冬将軍」の加勢を得てナポレオンとヒトラーを打ち負かした。プーチン大統領は今、欧州がこの冬にエネルギー不足やとその価格高騰に根負けし、ウクライナに停戦を迫るというシナリオに賭けている。しかもロシアの望む条件で。>
<ロシア当局の考え方に詳しい1人目の関係筋によると、ロシアが将来仮に和平合意に応じる場合には、領土を確定し、ドンバス地方全体を掌握し、ウクライナに軍事的中立を約束させることを望む見通しだ。>
<「全ての経済指標が今、マイナスに転じている。ウクライナが勝ちそうな様子が見えない限り、アパートで震えている人々を(苦難を受け入れるよう)動機付けるのは難しくなるだろう」とメルビン氏は予想する。そうなると政治的な和解を求める圧力が高まり、EUと北大西洋条約機構(NATO)双方に亀裂が入りかねないという。>
<「ロシアにとっての選択肢が、負け戦を続けて大敗し、プーチン氏が倒れる、もしくはデモンストレーション的に核兵器を使用する、という二者になった場合、核兵器のデモンストレーション的使用を選ばないとは限らない」>
<「ロシアは腰を据えて領土獲得を狙い続けることができそうだ。残念ながら、中期的に最も可能性の高い結末は分割統治だ」>
<元駐欧州陸軍司令官のホッジス氏は、「ロシアの兵站システムは疲弊しており、すぐに良くなることはないだろう」と指摘。「米英を中心とする西側諸国が約束したものを提供し続ければ(中略)ウクライナが年末までにロシアを2月23日の線まで押し戻すことは可能だと楽観視している」と話す。>

ロシアは過去の戦争から持久戦に持ち込むのだろう。
ロシアからの天然ガスなどに頼っているEU諸国は、この冬にはエネルギー不足により国民からの付け上げを受け、ロシアと和解し、ウクライナへ停戦の圧力をかけると考えている。
欧米の楽観的な考え方は、それまでにウクライナ軍がロシアを押し返すと見ている。

ところで、ロシアの望む方向で停戦が実現できた場合、日本の立場はどうなるのだろう。
樺太の天然ガス、漁業問題、北方領土問題、欧米に付き合った日本の将来は。
岸田内閣は持つのかな?

バイデン氏、学生ローン返済の減免を発表 最大270万円


<(CNN) バイデン米大統領は24日、学生ローン問題に対処するための一連の新措置を発表した。借り手に対して最大2万ドル(約270万円)の返済を免除したり、現行の返済猶予措置を年末まで延長したりする措置が含まれる。>
<今回の決定に対しては既に、失望の声が多く上がっている。左派がローンの免除額をもっと増やすべきだったと主張する一方、右派はバイデン氏の措置は借金をしなかった米国人を罰するものだと主張している。ただ、米国の学生ローン制度を大幅に改革し、現在および将来の借り手を救済するというバイデン氏の選挙公約は達成した形になる。>

日本も同様の問題を抱えている。
親ガチャとも言われているが、貧しい学生は奨学金があってもバイトに明け暮れてちゃんと勉強ができるのだろうか。
勉強をしたい学生は援助するシステムを構築しないといけない。
もちろん、勉強しない学生は退学させないとバランスが取れない。
もしお金で単位が買える大学があれば、大学の資格を停止しないと。

韓国で対テロ・対化学テロ訓練 市民も参加


<【8月25日 AFP】韓国で今週、対テロ・対化学テロ訓練が首都ソウルを中心に行われた。朝鮮半島(Korean peninsula)有事を想定した米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムシールド(Ulchi Freedom Shield)」の一環。>

日本は世界で唯一化学テロにあった国、1995年の地下鉄オウム事件だ。
この国ほど、対化学テロ訓練を国民を巻き込んでやるべきではないか。
来年は広島でG7も開催される。
市民と一緒にテロ対策の訓練を実施する必要がある。
政府はその説明をきちんと市民に出来るかどうかの方が心配だ。

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