中国軍、ロシア軍と同じ潜在的な弱点 米国防大の新報告書
<韓国・ソウル(CNN) 中国軍はウクライナで苦戦するロシア軍と同じ潜在的な弱点を抱えており、同様の戦争を遂行する能力の妨げになる可能性がある――。米国防大学がそんな報告書を公表した。
報告書では、軍種を超えた訓練の不足が人民解放軍(PLA)のアキレスけんになる可能性があると指摘している。ただ、専門家は中国の能力を過小評価することには依然慎重で、ロシアとの比較には注意を促している。>
<専門家によれば、ウクライナ軍の反転攻勢で最近敗走した際、ロシアの地上部隊は航空支援を欠いていた。開戦当初には兵たん面の問題で補給能力がそがれ、ロシア軍のトラックは地形に適したタイヤもなく、整備不足による故障が相次いだ。>
<中国は新兵訓練の質がより高く、現在はもう徴集兵に依存していないが、ロシア軍は下士官の「80~85%を入隊7カ月の徴集兵に頼っている」
ロシアとは異なり、中国にはプロの下士官も存在するという。>
アメリカのマスコミだから中露が一緒の弱点があるとの切り込みで入ったが、中国軍の方が質が高いので油断すべきではないと警戒している。
ロシア軍の弱体ぶりは次からの記事に続く。
ウクライナの反撃、ロシアの計画を変えはしない=プーチン氏
<ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は16日、ウクライナの最近の反転攻勢について、ロシアの計画を変更するものではないと述べた。この件で公式にコメントしたのは初めて。>
<プーチン氏はこの日、ウズベキスタンで上海協力機構(SCO)首脳会議に臨んだ後に会見。ウクライナの反攻に慌ててはいないとし、東部ドンバス地方でのロシアの攻勢は順調なままだと述べた。
また、「ロシア軍は全軍が戦っているわけではないことを指摘しておく。(中略)職業軍人しか戦っていない」と説明。>
<工業地帯のドンバス地方は、ロシアによる侵攻の焦点となっている。プーチン氏は、ロシア語を話す住民を集団虐殺から救うために攻め込む必要があると、誤った主張をしている。
ドンバス地方の一部は2014年以降、ロシアの支援を受ける分離派が支配している。ウクライナが最近反撃を見せているハルキウ州は、ドンバス地方には含まれない。>
<最近流出した動画には、ロシアの民間軍事会社が囚人を採用しようとしているとみられる様子が映っている。これは、ロシアが兵士の募集に苦労していることを示唆している。>
職業軍人のレベルが低いのに囚人を雇ったり、全国民の徴兵制を敷いたりしても、強いチームにならないだろう。
将校レベルがきちんと兵隊を統率出来ないのが問題ではないのかな。
西側のマスコミが言うことだから真に受けてはいけないかもしれないが、次の記事のような事実がある。
ハルキウ州から撤収急いだロシア軍、大量の装備品失う
<(CNN) ウクライナ軍参謀本部などは17日までに、同国北東部ハルキウ州からロシア軍が大規模な撤収を急いだ際、失ったり、放棄したりした軍装備品は数百規模に達すると報告した。>
<9月の第2週を対象にしてまとめた移動平均値によると、ロシア軍が一日あたり失った装備は平均で60以上。8月の最終週では約15だった。60以上との数字は、今年5月にウクライナ・ドネツ川の渡河を複数回図り無残な結果に終わった作戦以降では最も高い喪失率となった。>
<ロシア軍はこのほか、敵の火砲の位置を追跡する対砲兵レーダーも失った。ウクライナ軍兵士がハルキウ州で捕獲した短距離用地対空ミサイルを示す動画も流れた。また、性能に問題がないとみられるロシアのドローン(無人機)も回収していた。
ロシア軍がこれら装備を捨て去った理由について一部の専門家は燃料不足との見方を示した。>
兵隊が命からがら逃げてきたのはそれで良いが、兵器を放棄して相手に渡してしまうと、ロシア製の兵器に慣れているウクライナ軍にとっては強い味方になる。
このような、逃げ方になったのも将校の統率が取れていないからだ。
兵隊も再び戦う気力がないだろう。
祖国の防衛戦争ではなくウクライナへの侵略戦争であることが分かったのだから。
もちろん逃げれば軍法会議で処罰されるが、どこまでプロの軍人としてのモチベーションを持っているのだろうか。