裁量労働制は誰のもの?

『裁量労働制』で得する人、損する人〜そして『働き方改革』につながるのか【水曜の朝、午前8時】


<要は、「お前はこれだけ残業したことにして基本給にプラスするから、残業代は出さないよ」という制度で、今までその対応となる業種が狭かったのが、今後は広げようということ。言い方を変えると「いつも残業してもらっている分を最初から乗せて固定給にするから、働く時間は自分で決めろよ」て感じかな。ちょっと嘘っぽい感じもするけど、こんなもんか。>
これは、どういう仕事をしてきたかによって感じ方が違うと思う。
私は製造業の開発にいた。
現場は時間を決めて製造する。裁量労働制など使えない。
開発の現場も安全第一で実験中に事故など起こしてはいけない。
健康管理が第一となる。

電通やNHKなどで問題になったのが若い人であったが、問題は管理職になった30代半ばからの人にあったと思う。
残業もなく、裁量労働制の働き方である。
管理が主になる。だから、昔から中間管理職の病死や失踪はよくあった話ではなかったのか。

今の裁量労働制は若い人向けに考えられたもの何か?
今や学生の就職活動は、国内だけでなく海外の人間もライバルになる。
その時、日本人と外国人とで賃金化格差をつけるわけにはいかない。
だから、働き方を選んで賃金に格差がでるようにしているのではないかと考える。

ちなみに裁量労働制をとるということは、プロスポーツ選手と一緒で目票が明確になっていないといけない。
今の日本の会社すべてがそんな人事体系になっているか問題である。

裁量労働制は、ある一面であり、社会が仕事の多様性を認めないと。

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