All Songs from American Top 40
volume 26: New Entry Period–November ’74
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- Entry Number,Title-Artist
- New Entry Date : Chart Action from new entry
- (Points/Total points of the artist)
0532 Sha La La (Makes Me happy)-Al Green74.11.02 : 33,27,21,17,13,9,8,7,15,19,23(547/2656)
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- アーティストパワー自体はやや下降期には入っていたが、この曲は軽いタッチで成功、Al Greenのそれまでの強烈な「体臭」を感じさせる作品群とはやや異なる魅力を持っていた。
- 0533 Play Something Sweet (The Brickyard Blues)-Three Dog Night
- 74.11.02 : 35,34,33(81/2422)
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- 「Hard Labor」からの第3弾シングル。メリハリのあるロックナンバーだが、(これはHard Labor全般に言えるのだが)何かボーカルがスカスカした印象がする。レコーディング状態があまり良くないのかもしれない。あまりシングルカットの積極的な意味を感じない。
- 0534 Angie Baby-Helen Reddy
- 74.11.02 : 36,26,20,14,10,6,5,3,1,6,13,22,36(869/5010)
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- Alan O’dayのペンによるこの曲は、歌詞の内容のミステリアスな部分と、それによくあった曲調、そして曲の良さを伝えるHelenの説得力のある歌が相互に効果を生み、Helen自身の3曲目のNo.1となる大ヒットとなった。
- 0535 Cat’s in the Cradle-Harry Chapin
- 74.11.02 : 37,29,22,10,9,5,4,1,5,11,22,35(799/845)
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- 1番目、2番目の歌詞は、子どもの気持ちに父親が答えてやれない。「パパ、ボールの投げ方を教えてよ。」「ごめんよ、今仕事で忙しいんだ。あとでね。」3番目、4番目の歌詞は子どもが成長して今度は父親の気持ちが子どもに拒絶される。「今度、そっちへ行っていいかい。」「ごめんよ、パパ、今、こどもたちがインフルエンザでごたごたしているんだ」 父親がすでに定年後の話である。そして曲の最後はこうである。「電話をおいて一つの想いが私に浮かんだ。あいつは私そっくりに育ってしまった。私の息子は私そっくりだ。」
それにしても、こんな渋い曲が90年代になってカバーされるとは夢にも思わなかった。人類に対しての愛情を表現し続けたHarry Chapinの代表作である。この曲の収められたアルバム「Varieties and Balderdash(真実と戯言)」には、この曲をさらに凌駕する「What Made America Famous」という本当にスケールの大きい作品も収められている。この曲の内容も紹介したいのだが、それはまた別の機会に。1981年7月自動車事故により他界。 - 0536 After the Goldrush-Prelude
- 74.11.02 : 38,30,25,24,22(166/166)
- Neil Youngの著名な作品を女性コーラスのアカペラで美しく仕上げている。実は私は72年の「Heart of Gold」以来四半世紀にわたってNeil Youngのファンなのだが、Top40には一回も彼は登場していない。従って、Neilについてコメントをつけることは難しいのだが、ソングライターとして登場して来た今回、少しだけ書いてしまう。
Neil Youngの場合、常に「どこか大人になれない」生き方が音楽活動にダイレクトに影響してしまうアーティストであり、Harvestの大成功のあとも「スーパースター」であること自体をどこか嫌っていたような作品を発表し続けた。その代表的な作品が「Time Fades Away」「Tonight’s the Night」であり、「Don’t Be Dinied」「Mellow My Mind」など、曲自体の美しさも忘れがたい。、これらの作品は、ビジネス的な成功よりも、「心の通った音楽」の追求を第一に願って作られている。Neil Youngについては、本も何冊も刊行されており、やはりただ者ではない。John Lennonなきあと、数少ない「魂の拠り所」となりえるアーティストといえよう。 - 0537 You Got the Love-Rufus
- 74.11.02 : 40,32,26,20,16,15,11,11,17,24,25(470/1199)
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- 今から考えると74年とは思えないほど新しい音だった。Chaka Khanの80年代以降の活躍も頷ける。この曲は、この前後のヒット曲と比べれば印象度は低いが、ていねいな作りになっている。
- 0538 Kung Fu Fighting-Carl Douglas
- 74.11.09 : 33,27,7,2,1,1,2,4,3,9,20,38(1095/1095)
- 日本でも大ヒットした「吼えろ!ドラゴン」である。いうまでもなくカンフー映画の流行に乗ったヒット曲だが(意外なことに成功らしい成功を収めたのはこの曲だけ)、東洋的なリフと軽快なリズムの組み合わせは、曲自体の大きな魅力を生んでいた。なお、シングル第2弾は「Dance the Kung Fu(踊れ!ドラゴン)」こちらはTop40に入らなかった。(最高位48位)
- 0539 Doraville-Atlanta Rhythm Section
- 74.11.09 : 35,35(52/52)
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- 77年「So into You」の大ヒットで一躍有名になるAtlanta Rhythm SectionだがそれまでコンスタントにHOT100の中にはシングルを送り続けていた。もともとスタジオ・ミュージシャンの集まりといった色彩が強いグループだが、地味な割には息の長さはきわだっている。
- 0540 You Can Have Her-Sam Neely
- 74.11.09 : 36,34(52/205)
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- いかにも74年のシンガーソングライター系の作品だが、この曲を最後にTop40からは姿を消してしまった。75年以降に生き残っていくためには地味すぎたのか。
- 0541 Promised Land-Elvis Presley
- 74.11.09 : 37,29,23,18,17,14,28,26,38(333/1694)
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- 65年Chuck Berryにより41位まで上がった作品だが、どうも「その前」がありそうな気がしてならない。いずれにせよこの時代のPresleyの中では大きな成功をおさめた曲の一つ。
- 0542 La La Peace Song-Al Wilson
- 74.11.09 : 38,30,30(85/1172)
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- O.C.Smithとの競作であり、結構派手な広告がBB誌やCB誌に掲載されたのを覚えている。その割にはどちらも大したヒットには結びつかず、印象も薄いままあっという間にチャートから消えてしまった。
- 0543 Fairytale-Pointer Sisters
- 74.11.09 : 40,32,26,20,16,13,26,36(293/805)
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- カントリーチャートにも登場したこの曲こそ、彼女たちの音楽の間口の広さを雄弁に物語るものである。突き抜けていくような明るいコーラスは感動的でさえある。
- 0544 Touch Me-Fancy
- 74.11.16 : 31,25,19,19(154/469)
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- Doorsの68年最高位3位の曲とは同名異曲である(前作があれだけに当然カバーかと思うところだが)。
- 0545 You’re the First,the Last,My Everything-Barry White
- 74.11.16 : 36,27,17,10,7,5,3,2,2,4,18,33(826/3066)
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- 彼の歌入りの曲の中では例外的なほど明るく活力にあふれている。バックのストリングスも荘厳で、曲としての完成度は高い。なかなかの傑作といえよう。
- 0546 I Feel a Song (In My Heart)-Gladys Knight & the Pips
- 74.11.16 : 37,29,23,23,21,21,23,29,39(304/4945)
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- もう少し上を狙っても良かろうものにと悔やまれる曲である。前半の感情を抑えた部分から一気に転調して新しい恋に巡り会った喜びを歌う。I feel a Song in my heart “again”というわけであり、さすがGladysという歌唱を聴かせてくれる。
- 0547 Laughter in the Rain-Neil Sedaka
- 74.11.16 : 39,32,24,20,16,12,8,5,4,3,2,1,8,16,33(1044/1044)
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- 75年の顔となるNeil Sedakaが高らかに復活を遂げた曲である。イントロのピアノからサビのコーラスまでポップスの楽しさが伝わってくる。邦題「雨に微笑みを」は落とし所を心得たタイトルといったところ。ヒットは冬だったが、曲からうけるさわやかさは春から初夏の心地よさである。
- 0548 Ain’t too Proud to Beg-Rolling Stones
- 74.11.16 : 40,33,27,21,17,17,31(249/1801)
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- 66年Temptationsの最高位13位となった曲のリメイクだが、実によくはまったロックナンバーとなっている。
- 0549 Junior’s Farm-Paul McCartney & Wings
- 74.11.23 : 28,15,12,10,8,6,4,3,7,17(660/5315)
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- いかにもPaulらしい軽快でスピード感のあるロックナンバー。この一つ前のStonesのヒット曲と比べ見事に黒人音楽のルーツを感じさせないのが対照的。日本でも大ヒットした。
- 0550 Fire Baby I’m on Fire-Andy Kim
- 74.11.23 : 35,28,28,37(116/1035)
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- やはり前作「Rock Me Baby」は出来すぎだったのか。全体にオドロオドロしさが残ってしまい、これではあたらないのも頷ける。残念。
- 0551 Three Ring Circus-Blue Magic
- 74.11.23 : 36,36(50/763)
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- 90年代のソウルコーラス・グループの原形とも言えるような音づくり、多彩なコーラスワークも決まっているが、やや時代が早かったのだろうか。
- 0552 Woman to Woman-Shirley Brown
- 74.11.23 : 37,26,22,33,29,33(186/186)
- 浮気の相手に対する女性の怨念の歌である。Barbara Masonによるアンサーソングも作られ、結構盛り上がった。
- 0553 Must of Got Lost-J.Geils Band
- 74.11.23 : 38,30,24,20,16,13,12(297/462)
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- 80年代に入り、突如「Centerfold」がNo.1になるまで、この曲は彼らの最大のヒットだった、というよりこれだけシングル向きでないグループが多くのTop40ヒットを持っていること自体の方が驚きといえよう。
- 0554 Let’s Straighten It Out-Latimore
- 74.11.23 : 39,31,31(82/82)
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- 邦題「はっきりさせてよ」、ということでいったい日本で何枚ぐらいシングルが売れたのか心配してしまうほどの地味なソウルバラード。Latimoreは77年にもう一曲登場することになる。
- 0555 Willie and Hand Jive-Eric Clapton
- 74.11.23 : 40,32,26,26,36(145/960)
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- 「461 Ocean Boulevard」の中でもとびきりレイドバックしたナンバーで、さすがにこれだけ地味だとヒットしなくても本望か。
- 0556 Only You-Ringo Starr
- 74.11.30 : 34,25,18,14,9,7,6,12,27,35(494/2857)
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- 歴史に残るPlattersの55年の大ヒットで、その後も多くのアーティストによってリメイクされた曲だが、Ringoの手に掛かると力がどんどん抜けていき、原曲の力み(Paul Ankaの「君はわが運命」にも匹敵)が跡形もなくなってしまった。結構聞ける。
- 0557 One Man Woman / One Woman Man-Paul Anka with Odia Cotes
- 74.11.30 : 37,30,24,18,14,13,10,8,7,14,28(539/1642)
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- 前作よりも軽く、エンターテイナー系の作りになっている。悪くはないが、それだけ、という感じもする。
- 0558 Boogie on Reggae Woman-Stevie Wonder
- 74.11.30 : 38,27,23,13,10,8,7,6,5,3,3,8,22,35(844/5560)
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- Stevieらしい曲で、CB誌ではNo.1に輝いた。(たしか75年の年間No.1だったのでは)この、何ともいえない「単調さ」が快感なのだろうか。アルバム「Fulfillingness’ First Finale」にはまだまだいい曲があったのだが、わからないものである。
- 0559 Whatever You Got I Want-Jackson 5
- 74.11.30 : 39,38(45/1752)
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- Jackson 5としての最後の方の曲で、印象が薄い。(ベスト盤からも漏れてる事が多い)やはり、Motownにとどまる事の限界に達していたのだろうか。
- 0560 Bungle in the Jungle-Jethro Tull
- 74.11.30 : 40,32,25,20,16,14,12,18,24,34(400/830)
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- インテリロックの典型だとか、プログレで方向性が定まらないとか、Ian Andersonがものすごい変わり者だとか、まあ、いろいろな声があるが、この曲に関して言えばよくまとまって楽しい曲である。アルバム「War Child」も聞き難いことはない。
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