All Songs from American Top 40
volume 33: New Entry Period–June ’75
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- Entry Number,Title-Artist
- New Entry Date : Chart Action from new entry
- (Points/Total points of the artist)
0691 Listen to What the Man Said-Paul McCartney & Wings75.06.07 : 35,22,9,7,3,3,1,5,8,12,17(858/6195)
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- 70年代のPaulの作品の中では私はこの曲が一番気に入っている。曲調の楽しさもあるが、その中で歌っている「愛」に対するPaulの認識がストレートに伝わったいて、メッセージとして聞けるからである。そして、この曲の「あの男も、愛は素晴らしい、育てていこうって言ってたろう」という、「The man」こそJohn Lennonに他ならないのではないか。邦題は「あの娘におせっかい」。うーん。
- 0692 Dynomite-Bazuka
- 75.06.07 : 37,32,26,23,19,16,13,11,10,13,29(487/487)
- この曲が1週だけでもTop10に入ったのは驚きだった。出だしの「ダイノーーマイト!」という野太い声だけでももはや異次元の世界である。BazukaはプロジューサーTony Camilloによる一時的なスタジオセッショングループ。
- 0693 Hey You-Bachman-Turner Overdrive
- 75.06.07 : 38,31,25,22,21,27,29(234/2052)
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- アルバム「四輪駆動(Four Wheel Drive)」からの第1弾シングルで、曲自体は結構出来がよく、BTOらしいナンバーなのだが、アーティスト自体の「旬」がすぎていた感が強く、大きなヒットには結びつかなかった。やはり、「恋のめまい」が出来過ぎだったのだろうか。
- 0694 Lizzie and the Rainman-Tanya Tucker
- 75.06.07 : 39,37(46/46)
- Tanya Tuckerはアメリカではカントリー畑のアーティストとして、日本ではなんとアイドル系として売り出されていた。たしかにこの曲の時点で16才、しかも結構かわいかったので、曲に恵まれればもっとメジャーな人気を持てたかもしれない。この曲の邦題は「雨降りおじさん」だったと思う。
- 0695 T-R-O-U-B-L-E(Trouble)-Elvis Presley
- 75.06.07 : 40,35,35(73/1974)
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- なんだかんだ言ってきちっとTop40ヒットを続けてくるあたり、さすが大御所は違う。それにしてもこのタイトル、Al Greenの「L-O-V-E(Love)」と全く同じ趣向ではないか。
- 0696 Swearing to God-Frankie Valli
- 75.06.14 : 34,27,14,12,8,7,6,21,37(453/1433)
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- 前作とはうって変わって、ダンサブルなナンバーである。邦題は「神に誓って」。この曲の成功で、70年代の後半に大きく活路が開かれた。
- 0697 Why can’t We Be Friends-War
- 75.06.14 : 36,30,24,20,17,16,14,12,8,7,6,9,30(658/2813)
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- War史上はじめての「くだけたシングル」で、こんな所にも時代の流れを感じる。ちょうど、レゲェが音楽シーンの中で大きな位置を占め始めた頃でもあり、曲の内容も良かったので見事に大ヒットとなった。
- 0698 I’m not in Love-10cc
- 75.06.14 : 38,22,17,11,10,3,2,2,2,11,14(807/807)
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- 70年代を象徴する名曲で、「Hotel California」の後はこの曲が連続ドラマで使われる可能性が高いと思い、恐怖を感じる今日この頃である。10ccらしいウイットに富んだ内容で、展開も実に「ステキ」。よくぞ2位止まりにしてくれた。こういうのがあるから「2位止まりに名曲多し」に説得力があるわけである。
(99年1月15日追記)
99年1月7日集計分の人気投票でこの曲が通算1位に立った。大学時代のサークルの人気投票でも1位を記録した年があったはずである。Top40ファンにとって絶対に忘れ得ぬ曲であることを再確認した。 - 0699 One of These Nights-Eagles
- 75.06.14 : 39,31,16,9,7,4,3,1,4,2,2,4,10,29(1145/2758)
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- 前作「Best of My Love」の大成功のあと、正統なロックであるこの曲で勝負をかけ、そして前作を上回る成功を収めた。Eaglesが世界のトップグループに駆け上がった瞬間である。アルバムのバランス、意気込みの強さという点では次作「Hotel California」より、この「One of These Nights」の方が上だと私は今でも思っている。邦題はもちろん「呪われた夜」。
- 0700 Midnight Blue-Melissa Manchester
- 75.06.14 : 40,32,21,17,15,11,9,7,6,9,12(587/587)
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- ソフトなバラードを実にていねいに歌っている。これも、日本では完全に無視された名曲で、Melissaの品の良さみたいなものが作品全体を支えている。言うまでもなく彼女の出世作。
- 0701 Rockin’ Chair-Gwen McCrae
- 75.06.21 : 33,27,13,11,10,10,9,32(399/399)
- George McCraeの奥さんで、彼の力を借りて大ヒットになった。しかし、夫が「Woman,take me in your arms,rock your baby」と歌い、妻が「Let me be your rockin’ chair」と歌っているかなり粘液過多な世界である。ごちそうさま。
- 0702 Please Mr. Please-Olivia Newton-John
- 75.06.21 : 34,15,10,6,5,4,4,3,3,10,31,37(794/3946)
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- 前作「そよ風の誘惑」に続く「さわやか路線」で、この曲もそこそこ良かったため、めでたく5作連続のTop10ヒットを記録した。しかし、ここからがアーティストとして正念場なのである。
- 0703 I’m on Fire-Dwight Twilley Band
- 75.06.21 : 36,29,23,19,18,18,16,16(331/331)
- 5000 voltsの曲とはもちろん同名異曲で、ストレートなロックである。なかなか軽快で、聴かせどころを心得た作りになっていて印象深いナンバーなのだが、その後10年にわたってDwight Twilleyは低迷、84年にソロとして突如「Girls」をTop40に送り込んできた。最初、同一人物であることに気がつかないほどのブランクだった。
- 0704 Black Friday-Steely Dan
- 75.06.21 : 37,37(48/1703)
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- もともと都会色の強いグループだったが、80年代に向けどんどんsophisticateしていったSteely Danの、どちらかというと過渡期的な時期のヒット。
- 0705 Rockford Files-Mike Post
- 75.06.21 : 39,32,26,21,17,15,13,10,10,23(446/446)
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- 日本でもオンエアされ好評をはくしたTVドラマシリーズ「ロックフォード氏の事件簿」の有名なタイトルチューン。もちろんインストゥルメンタルで、印象的なメロディがこちらも一世を風靡した。
- 0706 I’ll Do for You Anything You Want to-Barry White
- 75.06.21 : 40,40(42/3464)
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- いつもいつも長いタイトルでおなじみ、Barry Whiteの「これでもか」という長いタイトルの曲。
- 0707 Rhinestone Cowboy-Glen Campbell
- 75.06.21 : 38,30,24,20,19,16,14,7,6,5,3,1,1,2,3,3,15,27(1414/1414)
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- 長い期間を経てNo.1に輝いた曲で、素朴な味わいと暖かさを伝えている。長い経歴を持つGlen Campbellだが、意外なことにこれが最初のNo.1ヒットである。年間チャートでも上位を飾った。
- 0708 Jive Talkin’-Bee Gees
- 75.06.28 : 33,27,22,9,7,3,1,1,4,6,6,15(1031/1133)
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- 起死回生の大ヒットとなったアルバム「Main Course」からの名高い第1弾シングルである。だが往年のBee Geesファンにとっては、そのリズミカルな内容に「えっ」と耳を疑った曲であった。アルバムを通して聴けば、まとまりもよく、メロディアスなコーラスが随所に聴けたので、安心できたのだが、よもやこの曲がこのあと長く続くディスコ・フィーバーへの序章となっていくとは…
- 0709 Slippery When Wet-Commodores
- 75.06.28 : 36,32,28,25,22,20,19(248/444)
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- 前作「Machine Gun」がインストゥルメンタル・ナンバーであったことを考えると、実質この曲でCommodoresのスタイルが広く認知されたと考えるべきであろう。ギンギンのコマーシャルな作りで、「愛はぬれたらすべりやすい」?? Lionel Richieの声が初めて全米に響いたというわけである。
- 0710 Spirit of the Boogie-Kool & the Gang
- 75.06.28 : 38,38,35(72/1668)
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- 長いブランクに入る前の最後のTop40ヒットで、やはり、Kool & the Gangは初期の頃の音の方が面白かったと思う今日この頃であるが。
- 0711 Every Time You Touch Me (I Get High)-Charlie Rich
- 75.06.28 : 39,33,26,22,19,19(212/2734)
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- 実にしっとりとしたナンバーを、雰囲気熱く歌い上げている。「The Silver Fox」の本領発揮という所なのだが、この時点ではかなりブームが終わってしまっていた。最後のTop40ヒット。
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