New Entry Period–July ’75

All Songs from American Top 40

volume 34: New Entry Period–July ’75

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

0712 It’s All Down to Goodnight Vienna / Ooh-Wee-Ringo Starr75.07.05 : 39,31,31(82/3548)

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ミディアム・テンポのロックンロール路線で、けして成功しているとは言いがたいが、ネーム・バリューにも相当かげりが見えてきたようである。

0713 Disco Queen-Hot Chocolate
75.07.05 : 40,32,28,28(116/546)
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このグループの良さは、やはりリード・ヴォーカリストの声の「切実さ」にあると言えよう。前作に引き続き、単調なリズムの繰り返しの中で、独特の雰囲気を出すことに成功している。

0714 Someone Saved My Life Tonight-Elton John
75.07.12 : 25,15,8,6,5,4,8,8,18,33(614/8887)
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史上初、全米アルバムチャート初登場1位を成し遂げた「Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboy」からの(意外にも)唯一のシングルである。面白いことにこれが1位を取り損ねているのだからわからないものである。やはり、作りが大げさな割には歌詞にそれほどの(これまでのBernieの切れ味ほどには)説得力(シングルヒットにおける大衆性)がないことが敗因か。邦題「僕を救ったプリマドンナ」ということだが、この邦題は全くの誤訳で、結婚しかけた男がそれを翻して「自由」を再び求めていく、という内容の歌である。従ってここでのSomeoneは耳元で「自由」をささやいた誰かさん、というわけである。もともとCaptain Fantasticは、その華々しいセールスとけばけばしいジャケットとは裏腹に、バラードを中心とした極めて地味な作品集であり、それが大きな魅力だった。特にB面には聴きごたえのある曲が多いのだが、シングル向きの曲は少なかったともいえよう。ただ、この曲で聴けるEltonのPianoのフレーズや雄大なスケールのバラード展開はファンには十分魅力的だったが。やっぱり、前作が良すぎたのかな。

0715 Morning Beautiful-Tony Orlando & Dawn
75.07.12 : 34,24,20,18,14,14(260/4682)
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暖かな朝の日差しを感じさせるほのぼのとした曲で、まさにDawnらしいナンバー。

0716 Fight the Power, Part. 1-Isley Brothers
75.07.12 : 36,30,24,22,18,15,11,10,8,6,5,4,24(704/1494)
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きちっと「腰」が入ったファンクの力作。73年のWarの「The Cisco Kid」を彷彿とさせるほどにキマっている。50年代からやっていたとは信じられないほどである。つい最近もヒットチャートをにぎわしており、本当にすごいキャリアである。

0717 At Seventeen-Janis Ian
75.07.12 : 38,32,25,23,20,16,9,7,4,3,3,7,21,28(791/791)
こういう青春は今でも存在するのだろうか。ここで歌われる17才は、「自分に自信がなくて、とても恋など出来ない。」もっと端的には「ugly like me」と歌われる女の子のための歌である。この曲は、かなり歌の内容を理解された上で日本でも大きくヒットした。その後、中島みゆきなどがほぼ同じ感覚で受け入れられていくことになるのだが、最近は(特に日本では)ヒットし得ない領域の曲である。なにか、社会からこうした人間の感性のウェットな部分が隠蔽されてから久しいような気がしてならない。

0718 Just a Little Bit of You-Michael Jackson
75.07.12 : 39,34,30,26,23,23(191/672)
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時期的にはポツンと存在していると言った感が強いソロヒット曲である。まだ、サウンド的な冒険は感じられず、ヴォーカルを前面に出したポップなナンバー。

0719 Sweet Emotion-Aerosmith
75.07.12 : 40,36,36(71/71)
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この曲が実質上の出世作で、名作「Toys in the Attic」からのシングル・カット。コーラス部分がやや幻想的だが、Steven Tylerのヴォーカルは十分にヘヴィーである。それにしても邦題「やりたい気持」というのはちょっとね。

0720 How Sweet It Is (To Be Loved by You)-James Taylor
75.07.19 : 20,17,15,9,8,7,5,5,16,29(591/961)
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Top40への初登場20位は出来すぎだが、Motownの名曲のカヴァーということもあり、話題性も含めてJames Taylor久々の大ヒットとなった。

0721 Fallin’ in Love-Hamilton Joe Frank & Reynolds
75.07.19 : 33,27,24,15,5,1,2,2,2,8,19,30(935/935)
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さわやかな乾いた風がよく似合うナンバーで、71年最高位4位の「Don’t Pull Your Love」を上回る彼らの最大のヒット曲になった。

0722 Saturday Night Special-Lynyrd Skynyrd
75.07.19 : 35,29,27(92/836)
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彼らにしては非常にタイトでリズムも重く作っている。後年のZZ Topをやや軽くしたような音作りである。シングルとしてはやや「本格指向」すぎたか。

0723 Holdin’ on to Yesterday-Ambrosia
75.07.19 : 37,31,25,21,18,18,17,17(318/318)
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隠れた名曲の一つではないだろうか。同じ日にエントリーしてきた「Fallin’ in Love」をさらにゆったりと幻想的にしたような感じである。特にサビの部分が印象的に「うねり」をもって迫ってくる。

0724 Wasted Days and Wasted Nights-Freddie Fender
75.07.19 : 38,32,28,24,20,16,13,11,10,9,8,11,20,37(654/1792)
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曲自体が作られたのがかなり昔だったこともあり、前作に比べてもぐっと古くささを感じる。これはもう、宮史郎とぴんからトリオの世界である。(歌詞も演歌調だし)前作の威光が大きかったのであろう。

0725 Could It Be Magic-Barry Manilow
75.07.19 : 40,34,30,26,19,15,12,9,7,6,6,16,31(636/1752)
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大作である。ショパンの「Prelude in C Minor」に影響を受けて作られたというだけあってクラシック的な雰囲気さえ感じる。特に後半のピアノ部分は冷たい透明感がみなぎっていて素晴らしい。Barry Manilowの声も硬質でこの曲にはあっている。初めて聴いたときには本当に圧倒された。

0726 Feel Like Makin’ Love-Bad Company
75.07.26 : 33,29,25,21,17,14,12,11,10,10,25(518/1346)
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Bad Companyのすべてのシングルの中でも最も魅力がある曲だと思う。ゆったりとした入り方からサビの畳み掛けるようなヴォーカルとギターの掛け合いは十分聴きごたえがある。時間をかけてTop10ヒットとなったのも納得。

0727 That’s the Way of the World-Earth Wind & Fire
75.07.26 : 35,31,27,22,19,15,13,13,12,13,27(485/1654)
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EW&Fのテーマソングとも言うべき曲で、70年代後半風なイージー・リスニング的な要素もあり、広く受け入れられた。すでに音楽的なスタイルがこの時点で確立されていたことを示す曲。

0728 Bluebird-Helen Reddy
75.07.26 : 37,35(50/5213)
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Helen Reddyなら何でも良く聞こえてしまう私だが、Leon Russellの作品であるこの曲ももちろんお気に入りである。曲の個性を十分に生かしたままHelen Reddyの世界そのものであるところが素晴らしい。

0729 Third Rate Romance-Amazing Rhythm Aces
75.07.26 : 38,34,30,25,21,18,16,14,14(361/361)
カントリー色の強いロックというより、その後のマリアッチ・サウンドに通じる軽い音作りである。意外なことにこれが唯一のTop40ヒットである。

0730 Send in the Clowns-Judy Collins
75.07.26 : 40,36,36(71/201)
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この年のグラミー賞の「Song of the Year」に輝いた曲である。非常に遅いテンポで複雑なメロディを陰影をつけて歌い上げる。なお、この曲は77年にも再度チャートインすることになる。不思議な魅力を持つ曲であり、真夜中に聴いていると暗闇の中に引き込まれてしまうような錯覚を覚える。

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