All Songs from American Top 40
volume 82: New Entry Period–July ’79
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- Entry Number,Title-Artist
- New Entry Date : Chart Action from new entry
- (Points/Total points of the artist)
1635 Good Times-Chic79.07.07 : 25,13,4,3,2,2,1,2,2,2,9,11,25,38(1267/4891)
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- この曲がChicにとって最後のTop40ヒットになってしまったのがまず意外だった。もう、この時点でNile RodgersのChicにおける情熱はなくなっていたのかも知れない。この曲も、これまでで一番といっていいほどの歯切れのよさを持っていたのに、である。
- 1636 Main Event / Fight-Barbra Streisand
- 79.07.07 : 33,26,16,10,4,3,3,3,8,11,19,32(768/5017)
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- アルバム・アーティストとしてのBarbraの評価は、私たちが想像するのとは別次元なほど高く、Whitburn氏の「Top Pop Albums 1955-1996」(そうです、これをインターネットから購入したのです。本当にすごい本です。)では、なんと、オール・タイムで5位にランクされている。それはそうとして、前作「You Don’t Bring Me Flowers」から始まった節操なき路線の一つとしてどうしてもとらえてしまう。彼女自身の主演の映画のテーマ曲である。(彼女の主演、というだけで私はパスしてしまうけどねえ。)
- 1637 Lead Me On-Maxine Nightingale
- 79.07.07 : 37,31,27,22,17,15,13,8,7,6,5,5,17,29(739/1772)
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- 覚えていますか。あの「愛とは強いもの」のMaxine Nightingaleが帰ってきたわけである。この曲のおかげでめでたく彼女は一発屋ではなく、二発屋となった。ミリオンセラーを記録、それにしても、この地味な路線でよくぞここまで上昇したものである。
- 1638 Is She Really Going Out with Him-Joe Jackson
- 79.07.07 : 39,35,31,27,25,23,21,21(266/266)
- Joe Jacksonといえば、やはり82年の「Steppin’ Out」と84年の「You Can’t Get What You Want」に尽きるのだが、登場時点からすでに「大物臭さ」がしみだしているような感じだった。あと、Jazzっぽさ、Piano Barっちゅうか、そんなこんなで、まあ、いいんじゃない?(何だよ、これ)
- 1639 Married Man-Bette Midler
- 79.07.07 : 40,40(42/965)
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- およそ6年ぶり、2曲連続40位止まりのTop40ヒットということで、マニアが珍重してやまない記録である。Bette Midlerが80年代になって映画での活躍を含めて名実ともに大スターとなり本当によかった。
- 1640 If I Said You Had a Beautiful Body, Would You Hold It Against Me-Bellamy Brothers
- 79.07.14 : 39,39(44/989)
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- 曲のタイトルだけでほとんど「冗談でしょ、これ」の世界だが、曲自体は非常にノーマルで、Bellamy Brothersらしくまとまっている。(といってもヒットしたのは、これとあれだけなのだが)さて、この曲、日本タイトルはどうしたのだろう。出ていないと考えるのが自然だとは思うが。
- 1641 Suspicions-Eddie Rabbitt
- 79.07.14 : 38,33,30,27,22,17,15,13,13,29(399/508)
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- Eddie Rabbittの80年代前半にかけての活躍はむしろ意外なほどで、この曲あたりからそのパワーが地に着いてきたような気がする。「アメリカの保守化」という社会の雰囲気みたいなものもあったのかも知れない。
- 1642 My Sharona-Knack
- 79.07.21 : 34,18,6,4,2,1,1,1,1,1,1,4,5,8,19,26(1876/1876)
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- 出ました「My Sharona」。79年を救った名曲である。当然のように日本でもヒットし、Knackは一躍メジャーになった。それにしても、こういう彗星のようなヒットをとばすと、すぐに「ビートルズの再来か(「か」がついているのはまだ良心的)」ともてはやすのはアホの一言で、こんなの一発屋になるのに決まっているじゃん、と思っていたら、案の定、その後は泣かず飛ばずで終わってしまった。だからヒットチャートは面白いわけだが、最初の曲がよすぎるとあとはこの上なく苦しい典型的な例だとも言えよう。ちなみに「Get the Knack」はアルバムチャートでは5週No.1に輝いている。(セカンドアルバムは最高位15位。)
- 1643 The Devil Went Down to Georgia-Charlie Daniels Band
- 79.07.21 : 37,33,26,21,8,7,6,5,3,3,9,17(737/1252)
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- サザン・ロックにしてはかなりスリリングな展開を持った曲で、4年ぶりのTop40ヒットがここまで大当たりして、なかなかめでたい限りである。アルバム「Million Mile Reflection」も最高位5位、300万枚以上のヒットということで、健闘が光った。
- 1644 Kiss in the Dark-Pink Lady
- 79.07.21 : 40,38,37(68/68)
- Pink Ladyの悪口は書けない。彼女たちこそ、最も日本のショウビジネスに翻弄され、力を出し尽くしたアイドルだからである。「ペッパー警部」に始まり「SOS」「渚のシンドバット」「UFO」「サウスポー」「モンスター」と続く彼女たちの代表的なヒットこそ、70年代後半の日本のアイドルポップスの金字塔である。その後、売れなくなってからの彼女たちの姿も、時の流れのきびしさを感じさせてくれる。本当ならば、「ペッパー警部」や「ウォンテッド」で全米にも挑戦出来たらよかったと思う。ともあれ、日本人初のこのページへの登場、立派なものではないだろうか。
- 1645 After the Love Has Gone-Earth, Wind & Fire
- 79.07.28 : 31,22,19,5,4,4,3,2,2,5,9,10,30(953/6399)
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- こんなのが1位にならなくてよかった、と胸をなで下ろす今日この頃であるが、最高位2位というのも今となっては驚きである。Earthにしてこの緊張感のなさ、凡庸なメロディ・ラインとともに駄作といえよう。
- 1646 Let’s Go-Cars
- 79.07.28 : 37,35,31,23,17,15,14,14,29(358/690)
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- 名作「Candy-O(邦題は「キャンディ・Oに捧ぐ」でよかったかな)」からの第1弾シングルがこれで、Ric Ocasekの好調ぶりがうかがえる作品である。この曲もランク以上の印象度を持っていると言っていいだろう。
- 1647 Heaven Must Have Sent You-Bonnie Pointer
- 79.07.28 : 39,36,28,25,22,20,17,16,14,13,13,11,11,21,28(654/654)
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- Pointer Sistersを78年に抜け、ソロの道を歩んだBonnie Pointerのソロ転向作(正確にはこの曲の前にもう1曲HOT100に送り込んでいるが)というわけで、曲の良さに引きずられてロングセラーになった。ただし、ゴールド・ディスクにはなっていない。
- 1648 Morning Dance-Spyro Gyra
- 79.07.28 : 36,34,30,26,24,24,33,34(247/247)
- クロス・オーバーといわれ、その後フュージョンといわれるようになったジャズっぽい(この「ぽい」のあたりが実にくせ者だったりするのだが)サウンドによるインストゥルメンタル作品のシングル・ヒットというわけである。もちろんこの前にもGeorge Bensonという別格的な成功例があり、一概にクロスオーバーサウンドが市民権を得た瞬間の特定は出来ないのだが、ともかく、このような曲がTop40に登場するようになったのも79年の大きな特徴の一つといえよう。
- 1649 I’ll Never Love This Way Again-Dionne Warwick
- 79.07.28 : 35,29,20,16,14,10,9,8,8,7,7,6,5,5,13,14,22(999/999)
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- Dionne Warwickは、Top40が始まった72年からに限って言えば、74年のSpinnersとのデュエット「Then Came You」を除くとこの曲が最初のTop40ヒットということになる。ただし、もちろん60年代にはすでにスパースターの座を確立しており、このあとの活躍もあわせて考えるととてつもないキャリアと実績になるわけである。
さて、この曲だが、やはりBarry Manilowのプロデュースということを成功の第1要因にあげる必要があるだろう。見事に時代にマッチしたエンターテイナーぶりを演出することに成功している。
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