9回表を抑えれば、9回裏に決勝打が出れば、と「ればれば」言ってしまうのは人間が練れていない証拠でしかないのだが、そう思いたくなるような試合が続く。実は中日ドラゴンズが負けた日に、その話題に触れることは禁忌としているのにここに書くのには理由がある。鴻上尚史の人生相談のせいである。⇒https://dot.asahi.com/dot/2019042600016.html
寂しい66歳の男性の相談である。やっとリタイアして、さあこれからという時に妻も兄弟も相手にしてくれないという悩み。要は、価値観というものは多様である、他者への想像力がないことで取り返しのつかないことになる、しかし、直接的ではないにせよ救われる道は残っている、努力しても出来ないことはある、ということである。意訳しすぎかもしれないので、上の(悪名高き朝日の)リンク先を読めたら読んでいただきたい。
そう、現在の中日ドラゴンズの力量はリーグ5位に相応しいものなのかもしれないな、と思ったまでなのだ。
ついでに、今まだ現役の立場から言わせてもらうと、66歳の相談者は何をして過ごしていいかわからないような寂しい老後を過ごすくらい辛いことはないと嘆いておられるようだが、その生活費になっている年金は今の現役がはたらいて回している金が原資になっていることを理解しなければならない。おっと、そんなこと言うと、それこそ他者への想像力がないと言われてしまうかな。しかし、身体が衰えてもやれることはいくらでもあるだろう。
同じことを何度も話して呆けていると思われることだって、実ははた迷惑な話でしかないのだが、それでも本人が充実していられるのであれば別にいいじゃないか、と思う。しかし、私や家族の時間を奪うようなものであったら断固拒絶する。当然ではないか。私は私の時間を使って人生の時間を生きているのだから。
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