申し訳ないが、全く興味をそそられなくなった。
予告通りの名人戦の件である。私もたまには約束を守るのだ。
それはさておき、この名人戦、結局は今の将棋界が
藤井聡太>>>>>>>渡辺明>>>>>>>斎藤慎太郎・糸谷哲郎・佐藤天彦・豊島将之・広瀬章人・永瀬拓矢・…(ここの並びは前期A級順位戦成績による)
の力関係にあることが明らかになっただけだ。A級順位戦8勝1敗で圧倒した斎藤慎太郎が渡辺明に先後とも完膚なきまでに抑え込まれ、あと2局残して早くも敗退ムードが漂っている。
AIが登場して、事前の研究で相手の指し手をすべて調べつくし、そこを外れても対局中でそれに近い手を再現できる渡辺明が頭一つ抜きんでていることに違いはない。
ところが、今やAIに最も近い藤井聡太が序盤・中盤・終盤とも途方もない知識の集積と読みの暴力で間違えることなく最善手を繰り出し続け、もはや長時間の番勝負で彼に勝てる者は誰もいなくなった。敢えて弱みがあるのだとすれば短時間対局のトーナメント一発勝負で、棋王、王座をこのタイミングで持っている渡辺明・永瀬拓矢はラッキーとしか言いようがない。
豊島将之の不運をまたしても感じざるを得ない。叡王戦の最終局は悪魔に魂を売ってでも勝ちたかっただろう。
藤井聡太に関して予想しておく。
①来年度のA級順位戦は全勝で名人挑戦権獲得
②名人戦は4勝0敗で名人位奪取
③以降10年間は名人位防衛
④その間の挑戦者は5年間は渡辺明、渡辺の衰えが出たところで5年間は豊島将之
⑤今後、藤井聡太を凌駕する可能性があるのは伊藤匠くらいか?彼もC2一期抜けの現時点では残念ながら藤井聡太ほどのトンガリぶりは見えない
①②はかなりの高確率で当たるだろう(苦笑)