7BookCoverChallenge+ -Day4 遠藤ケイ『鉄に聴け』

02 日記
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7日間ブックカバーチャレンジ】 4日目
 
【書名】鉄に聴け 鍛冶屋列伝
【著者】遠藤ケイ
【出版社】ちくま文庫
【刊行年】2019年
 
昨夏、娘が夏の自由研究と称して、近所の民俗館で五寸釘のナイフをつくってきた。クギの先っぽをナイフ状に平たく延ばしたのだ。鍛冶屋仕事の〈研究〉だという。少し黒ずんだそのナイフは、バランスがとれていて持ち重りがした。
 
そのしばらく後にこの本に出会った。男の子は道具好きだ。目次を見ると、つい読んでみたくなる。「鮎の切り出しナイフ」「魚捌きナイフ」「猟刀」「狩猟万能鉈」「渓流小刀」「肥後守」・・・おっと、「鰻裂き包丁」ってのもある。
 
そんなの持っていて、どうやって使うの? と家人に言われそうだしじっさいその通りなんだけど、目次だけ眺めてもつい手元に欲しくなってくる。
 
鍛冶屋を訪ね、じっさいに手を動かしてそれらを紹介する、著者の遠藤の文章がいい。専門的にならずかといってヨソヨソしくもない。彼の挿絵も楽しいです。
 
この夏もやっていたら、ちょっと見てみたいな、鍛冶屋仕事。

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