COP25閉幕したが成果を出せず、来年のCOP26はグラスゴー

COP25閉幕、大幅延長も成果乏しく 行動の「機会逸した」国連事務総長


<【12月16日 AFP】スペインの首都マドリードで開催されていた国連(UN)の気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)は15日、大幅に会期を延長したものの、大きな成果を出せないまま閉幕した。>
<地球温暖化対策に取り組むプランをめぐっては各国から何とか妥協を引き出したものの、科学者らが気候危機に取り組むために必要と主張するものからはほど遠い結果となった。>
<自発的にCO2排出量を削減する取り組みは、最も経済発展の遅れている小規模な島しょ国や欧州連合(EU)加盟国が推進している。これらの国々は、特に米国、オーストラリア、サウジアラビアなどが会議で合意を阻んだと非難した。>
<CO2排出量が世界1位の中国と4位のインドは、2030年までの現在の削減計画を改善する必要はないとの姿勢を明らかにした。>
<焦点はすでにスコットランドのグラスゴー(Glasgow)で来年開催される次回の気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に移っている。>
パリ協定ルール、合意見送り 排出削減強化は明記―COP25閉幕

<【マドリード時事】スペインの首都マドリードで開かれた国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)は15日、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の運用ルールのうち、積み残しとなっていた温室効果ガス削減量の国際取引の仕組みについて合意を見送った。一方で、各国に温室ガス削減目標の引き上げを促す文言を会議の成果文書に盛り込み、閉幕した。>
<成果文書には「各国が20年に可能な限り最も高い野心を持って、現行の温室ガス削減目標を引き上げることを求める」との文言が入った。あくまで自発的な努力を促したもので拘束力はないものの、同年に各国は現行の目標を見直すことになっている。>
<日本も現在掲げる「30年度に13年度比26%削減」の扱いについて難しい判断を迫られる。>

日本は年に1%削減を目標としている。
しかし、削減の具体的な方法を示していないので、各国から非難を浴びるのだ。
世界の流れは石炭火力発電で廃止だ。
日本の技術がいくらCO2を削減しても認められない。
いつまでに石炭火力発電を廃止するか表明するしかない。

そもそも現在3%しか稼働していない原子力発電所を動かさなければ削減目標の達成は遠い。
3.11の事故が再び起こらないよう対策し、早く再稼働しないといけない。
後は大型蓄電池の開発だ。
発電所は昼夜を問わず動いて、発電量は変わらない。
消費量が落ちる夜間電力を貯め、昼間に放電することができれば、発電所の数を減らすことができる。
これは技術が完成し、各国へ輸出すれば、世界の発電量を減らすことができる。
技術発展を祈るばかりだ。

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