プーチン氏がインド訪問 軍事・エネルギー関係を強化/米政権、北京冬季五輪の「外交ボイコット」を発表

プーチン氏がインド訪問 軍事・エネルギー関係を強化


<【12月7日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は6日、インドを訪問し、同国を「強国」と称賛した。米国は世界最大の民主主義国であるインドとの関係深化を目指しているが、プーチン氏は今回の訪問で、従来の同盟国であるインドとの軍事・エネルギー面での関係を強化した。>
<プーチン氏とモディ氏の会談後、インド政府は、ロシアが今月、長距離地対空ミサイル防衛システム「S400」の納入を開始したことを発表した。米国はインドのS400導入に反発し、制裁を科す可能性もあると警告していた。>

インドを巡る、アメリカとロシアとの駆け引きと、インドのバランス感覚が面白い。
インドの敵国は中国だ。
だからアメリカは 日米豪印4ヶ国で首脳会合(クアッド)を行ない、「自由で開かれたインド太平洋」の実現という名目で中国をけん制した。
アメリカはロシアとも良い関係ではない。
ロシアはインドに対して長年にわたり武器供給を行なってきた。
各国の利害関係は完全には一致しない。
どこで妥協するかが外交の妙なのだろう。

米政権、北京冬季五輪の「外交ボイコット」を発表


(CNN) 米ホワイトハウスのサキ報道官は6日、バイデン政権は来年の北京冬季五輪に政府の公式代表団を派遣しない「外交ボイコット」を実施すると明らかにした。「新疆で進行中のジェノサイド(集団殺害)や人道に対する罪」への意見表明だとしている。>
<サキ氏は、選手団は米政府の「完全な支援」を受けだろうと述べる一方、政権は北京五輪の派手な宣伝には関与しないと説明。「米国の外交団や公式の代表団を派遣すれば、新疆での深刻な人権侵害と残虐行為に直面する中で北京五輪を通常の大会として扱うことになる。それはできない」としている。>

選手が参加できるならば、それに越したことはない。
モスクワオリンピックをボイコットした時の選手たちの悲哀が今も残っているのだろう。
さて日本は、中国との経済的な関係が深いので、外交ボイコットに追随することはない。
東京五輪の開会式、中国は閣僚級が出席」(2021年7月22日日本経済新聞)とあるので、それに対応した人物を送るのだろう。
国家体育総局局長の苟仲文氏は中国共産党序列200位以内の中央委員で、2022年に開く北京冬季五輪の責任者だった。
今の閣僚では、東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当の堀内詔子大臣になるのかな。
知らんけど。

【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(6日午後8時時点) 死者525.3万人に


<【12月7日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間6日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は525万3726人に増加した。

これまでに世界で少なくとも2億6513万8170人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

5日には世界全体で新たに6704人の死亡と40万2998人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはロシアの1184人。次いでウクライナ(239人)、インド(211人)となっている。

最も被害が大きい米国では、これまでに78万8364人が死亡、4908万5383人が感染した。

次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は61万5636人、感染者数は2214万3091人。以降はインド(死者47万3537人、感染者3464万1561人)、メキシコ(死者29万5203人、感染者390万1263人)、ロシア(死者28万2462人、感染者983万3749人)となっている。

人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの611人。次いでブルガリア(415人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(387人)、モンテネグロ(371人)、北マケドニア(367人)、ハンガリー(364人)、チェコ(315人)となっている。

地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が154万4120人(感染4680万5728人)、欧州が154万3868人(感染8654万8525人)、アジアが90万5401人(感染5746万6352人)、米国・カナダが81万8121人(感染5088万7742人)、アフリカが22万3471人(感染874万617人)、中東が21万5404人(感染1437万1565人)、オセアニアが3341人(感染31万7641人)となっている。

各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。>

PAGE TOP