マリウポリ製鉄所のウクライナ軍、民間人救出の支援求める 「世界への最後の訴え」
<ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所に残るウクライナ第36海軍歩兵旅団のセルヒー・ウォリナ団長は20日、製鉄所を包囲するロシア軍の数は同旅団の「何十倍」も多いとし、内部にいる民間人らの救出を支援するよう世界に求めた。同旅団によるメッセージはこれで「最後」になるかもしれないとしている。マリウポリではこの日、人道回廊による大規模な避難が計画されたが、少人数でしか実現しなかった。>
<ロシアは製鉄所への砲撃や空爆を続けている。ウクライナの大統領補佐官はロシア軍について、厚い装甲を貫通して地下の標的となる人々を殺害するよう設計された巨大爆弾、バンカーバスターを使用していると指摘した。>
<こうした中、ロシア国防省は大陸間弾道ミサイル「サルマト」の発射実験に成功したと発表。その様子の動画を公開した。>
いつになったら終わるのか。
本当にロシアの兵器ショーになってきたのか。
それでもウクライナ軍は負けていない。
ロシアはマリウポリを制圧したと勝利宣言したが、アゾフスタリ製鉄所は除いてだ。
何か形を残さなければと国内向けかもしれない。
さて、次はキーウか。
住民を強制的に集団隔離 ロックダウン続く上海
<中国当局が、新型コロナウイルスの新たな感染拡大を阻止するため極端な制限措置を講じる中、上海市内の複数のコミュニティーで、全住民が別の場所に移動させられていることがBBCの取材で明らかになった。>
<移動の対象になるのはウイルス検査で陰性となった人のみ。陰性判定を受けて移動を強いられる理由は不明。中国当局は感染リスクを減らし、感染者をゼロにしなくてはならないと、大きなプレッシャーを感じている。>
<上海の新型ウイルス感染者は40万人を突破している。今回の動きは、中国が感染拡大を食い止めるために極限まで対策を講じる姿勢を改めて示している。上海の人口約2500万人の大半が厳しいロックダウン下に置かれてから4週目に入っている。>
共産党独裁国家は恐ろしい。
ロックダウンという政策が間違っていても逆らうことが出来ない。
ただ、中国は広いので、ロックダウン地域以外はちゃんと動いていて、経済の損失を最小にしているのだろう。
考えれば、中国は独自のワクチンを開発したが、あまり効き目がなかったのではないか。
そう考えると日本が未だに感染者数を報道しているのは馬鹿げている。
もちろん、ワクチンではなく対処療法できる薬が実用化され幅広く使えるようになれば、インフルエンザ並に扱えるのだろう。
コラム:本当の円安危機、1000兆円の家計が外貨買いに走る時に到来か=佐々木融氏
<[東京 21日] – 円安の流れが止まらない。ドル/円相場は20年ぶりの円安水準だが、実質実効レートでみると1971年以来、50年ぶりの円安水準だ。>
<日本は「円安は国益」と考えて経済政策を進めてきたが、日本経済は相変わらず活力を取り戻せていない。むしろ円安となった結果、日本の賃金水準は国際比較すると相対的に大きく後退してしまっている。2000年時点では日本の平均賃金は米国より高かったのに、今では日本の平均賃金は米国の半分だ。国益とは何を指していたのだろうか。>
<円安は最近始まった問題ではない。既にアベノミクスが始まった2013年ごろから円安傾向は表れ始めている。そう言うと、アベノミクスが悪いように聞こえるが、そうではない。円が弱くなり始めた原因は「日本企業によるキャピタルフライト」、つまり対外直接投資の急増が背景にある。>
<日本人がこれまでかたくなに円建て預金を大量に保有していたのは、結局、日本は裕福な国で、円を持っていれば何でも買えるという考え方が根底にあったからだと思う。>
<預金の大半の保有者は高齢者だから、そんなに簡単に外貨へのシフトはしないだろう、というのも以前は本当だっただろう。しかし、筆者の先輩世代である今の60歳代はバブル経済を謳歌(おうか)し、海外の免税店でブランド品を買い漁った世代である。購買力が低下して生活が苦しくても円預金だけを保有し続けるような世代とは思えない。>
日本企業が対外直接投資を増やしたのは、製造業が人件費の安い国に生産を移したからだ。
日本から輸出するより、そのような国から輸出しないと国際競争に勝てなくなる。
それに輪をかけて円安の方が輸出産業が儲かるという政策が続いたことが問題だったのだ。
若い頃は日本より海外の方が物価が安かったので、地球の歩き方を片手に海外旅行することができた。
今や新型コロナウイルスが収束しても、円安で海外旅行も行けなくなる。
(一部の金持ちは知らんけど)
企業だけでなく、個人がドルを買う時代がくれば、より円安が進むとこのコラムは書いている。
政策を変えて円高にしないと中流層も生活が苦しくなり、日本も格差が広がり、トータルでは貧しい国に転落するぞ。