中国の偵察気球か 米本土上空を飛行、撃墜は見送り 米国防総省/米軍、フィリピンで基地使用権を拡大 中国を取り囲む同盟の目的は?

中国の偵察気球か 米本土上空を飛行、撃墜は見送り 米国防総省


<(CNN) 米国防総省は2日、中国が米大陸上空で高高度偵察気球を飛行させている疑いがあるとして、追跡を続けていることを明らかにした。>
<ライダー報道官は、「気球は現在、民間の航空機よりはるかに高い高度で飛行しており、地上の人に対する軍事的、物理的な脅威にはならない」と指摘。米軍は気球の撃墜を見送ったと言い添えた。>

中国は、人工衛星といい、気球といい、いろいろな手を使ってくる。
撃ち落とさなくて、捕まえられないのかな。
そうなれば、自爆する可能性があるから出来ないのか。
中国が飛ばしているからには何か目的があるのだろう。
例えば、気球に爆弾を載せてアメリカの重要拠点の上に配置し、一斉に落とすとか。
さて、どんな手を気球に秘めているのだろう。

米軍、フィリピンで基地使用権を拡大 中国を取り囲む同盟の目的は?


<アメリカは3日、フィリピンで新たに4カ所の軍事基地の使用権を獲得した。中国の南シナ海や台湾周辺での動きをモニタリングできる特等席とも言える場所だ。>
<米軍は30年以上前に、旧植民地フィリピンから撤退している。今回の合意はその決定を一部覆すもので、決して小さな出来事ではない。>
Map of bases
<米戦略国際問題研究所のポーリング氏は、米軍の目的は中国の南シナ海での拡大を阻止することに加え、中国の台湾周辺での軍事的動向を監視する場所を得ることだと指摘する。>
<台湾をめぐる摩擦への懸念が高まる中、フィリピンは米軍の作戦に対して「後方アクセスエリア」や、難民を避難させる場所を提供する可能性もある。
「台湾には15万~20万人のフィリピン人が住んでいるのに、これは忘れられがちだ」と、ポリング氏は話した。>

地図を見るとよく分かるが、フィリピンの方が日本より台湾に近い。
台湾の後方支援は日本よりフィリピンの方が有用かもしれない。
沖縄は中国の太平洋進出に対して価値があるが、中国に近すぎて後方支援として少し弱い。
台湾で問題が生じた時、フィリピンと係争中の南沙諸島の中国基地はすぐさま攻撃され、台湾からフィリピンの防空圏は確保されるだろう。
日本の役割は変わるかな?

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