中東情勢の安保理声明、米国がまた阻止/イスラエル二つの紛争

中東情勢の安保理声明、米国がまた阻止 18日に4度目の会合


<【5月18日 AFP】米国は17日、中東イスラエルとパレスチナの交戦停止と民間人の保護を求める国連安全保障理事会(UN Security Council)の共同声明採択を阻止した。米国による安保理声明の採択阻止は1週間で3度目。これを受け、安保理は18日、4度目の緊急会合を非公開で開く。>

アメリカの同盟国であるイスラエルに不利な声明を出すわけがない。
これは安保理事5大国のいずれもが持っている特権だ。
ミャンマーの軍事政権に対する声明は、中国とロシアが阻止した。
そもそもイスラエルの説得は米国ができるが、ハマスの説得はどこがするのだ。
止めろと声明をだしても解決できないのが国連の限界だ。

イスラエル二つの紛争、国内少数派アラブ系市民の不満


<【5月18日 AFP】彼らはパレスチナ系イスラエル人と自称しているが、イスラエルではアラブ人と呼ばれている。今回のイスラエルとパレスチナの衝突で再び注目を集めているのは、ユダヤ人国家の樹立後もそのまま自らの土地にとどまったパレスチナ人の子孫らだ。>
<公式統計によると、イスラエルのアラブ系市民は全人口の20%、約180万人。イスラム教徒とキリスト教徒が占める。>
<ユダヤ人国家イスラエルが建国された1948年以降も自らの土地にとどまったパレスチナ人16万人の子孫は、選挙権を持ち、国会の120議席のうち12議席を握っている。だがイスラエル史上、アラブ系政党が連立政権に参加したことはない。>
<イスラエル国旗の下、3年間の兵役義務が法的に定められているアラブ系は、イスラム教シーア派(Shiite)の少数派ドルーズ(Druze)教徒13万人だけだ。>

不勉強でイスラエルの国民に20%ものアラブ人が居るとは思わなかった。
パレスチナ自治地区を勝ち取り、そこへ移り住んでいるものばかりだと思っていた。
私がイスラエルを訪れた1994年にガザ地区とヨルダン川西岸に暫定自治区が設立された時だ。
当時、エルサレムの旧市街アラブ人が何か売りつけてきて怖かった記憶がある。
3つの宗教の聖地であるからいろいろな人が居ても不思議ではない。
イスラエル当局がアラブ系自治体の土地を没収して、世界各地からのユダヤ人入植者の居住地にしているのは、イスラエルから追い出す意図があるのだろう。
灌漑により、砂漠を後に変えていくつもりなのかもしれない。
バスツアー(はとバスのようなもの)でイスラエル北部にあるキブツに泊まり、おいしい料理と果物を食べた。
出来るだけ、自給できるよう国の方針があるにちがいない。
その代償に血を見るのはごめんだ。

【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(17日午後7時時点) 死者338.1万人に


<【5月18日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間17日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は338万1042人に増加した。

これまでに世界で少なくとも1億6294万1730人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

16日には世界全体で新たに9624人の死亡と56万5136人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの4106人。次いでブラジル(1036人)、コロンビア(520人)となっている。

最も被害が大きい米国では、これまでに58万5970人が死亡、3294万921人が感染した。

次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は43万5751人、感染者数は1562万7475人。以降はインド(死者27万4390人、感染者2496万5463人)、メキシコ(死者22万433人、感染者238万1923人)、英国(死者12万7679人、感染者445万777人)となっている。

人口10万人当たりの死者数が最も多いのはハンガリーの302人。次いでチェコ(279人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(274人)、北マケドニア(250人)、モンテネグロ(249人)となっている。

地域別の死者数は、欧州が110万9635人(感染5224万5488人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が98万1805人(感染3086万3261人)、米国・カナダが61万910人(感染3426万7534人)、アジアが41万3474人(感染3257万5549人)、中東が13万7858人(感染825万1380人)、アフリカが12万6284人(感染469万2347人)、オセアニアが1076人(感染4万6177人)となっている。

各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。>

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