New Entry Period–July ’74

All Songs from American Top 40

volume 22: New Entry Period–July ’74

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

0446 Don’t Let the Sun Go Down on Me-Elton John74.07.06 : 25,6,4,2,2,4,19,24,38(635/5360)

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近年George MichaelとのデュエットによりNo.1ヒットとして甦ったスケールの非常に大きいバラードである。EltonのTOP40登場連続年数の更新にとって非常に大きな意味を持つ一曲でもあった。さて、原曲の方だが、後半Tower of Powerのブラスセクションにより非常に盛り上がっていく。(このゲスト参加も大きな話題になった。)Eltonの人気絶頂期の一枚であるが、その割に「Daniel」「Goddbye Yellow Brick road」に続き1位をとり損ねているのは不思議である。

0447 Machine Gun-Commodores
74.07.06 : 34,26,22,22,28,38(196/196)
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あのCommodoresの最初のTop40ヒットが、このインストゥルメンタル曲であることは、意外であり、あまり知られていない事実である。日本では、なんといっても「Bump」で、当時、このダンスステップはやたらと話題になり(女の子とお尻をぶつけ合うというオイシイステップ)、ディスコブームの序章となったのである。

0448 Feel Like Makin’ Love-Roberta Flack
74.07.06 : 36,22,16,6,3,1,2,4,5,11,21,33,38(930/2605)
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ずっとストイックな印象で売ってきたRoberta Flackが心機一転したのか、私生活がハッピーになったのか、セクシーなムードで歌う軽やかな曲をリリース、これも大ヒットした。邦題は「愛のためいき」でリメイクの対象になりがちな曲調である。

0449 This Heart-Gene Redding
74.07.06 : 38,28,24,24,33(158/158)
一発屋で、チャート上昇中には、Otis Reddingと何か関係があるのでは、と言われたが、すぐに無関係であるという結論になった。最高順位の割に印象の薄い曲で、入手が難しい部類にはいる。

0450 Fish ain’t Bitin’-Lamont Dozier
74.07.06 : 39,34,29,26,36,40(162/521)
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前作「俺の女」よりもアップテンポな作品で、とっつきやすかった。曲の内容も面白そうなのだが、手元に音も資料も残っていないため、調べることができない。

0451 Keep on Smilin’-Wet Willie
74.07.06 : 40,35,28,19,15,11,11,10,22,31,34(455/455)
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サザン・ロック・ブームにのって、結構地味なこんな曲までTop10に入ってしまった。グループ自体は、非常に息の長い活動を続け、79年のWeekendに至るまで毎年HOT100に入るシングルを持っている。

0452 Please Come to Boston-Dave Loggins
74.07.13 : 23,19,9,8,5,5,13,18,25,36(540/540)
この年を代表する名曲の一つといえよう。自由に放浪を続けていきたい男と、その男を愛するが故にもう落ちついてほしいと願う恋人の会話が、男の作り出す壮大で美しい自然描写の中で展開していく。Three Dog Nightに「Pieces of April」「Til the World Ends」の2つの佳曲を提供しているDave Logginsの唯一のTop40ヒット。邦題は「麗しのボストン」。なお、Dave Logginsは、(当時、色々な説があったが)Kenny Logginsのいとこに当たる。

0453 Call on Me-Chicago
74.07.13 : 27,23,10,9,6,6,20,34(420/2577)
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賛否両論がわきあがった2枚組アルバム「Chicago VII」からの2枚目のシングルで、このアルバムからの3枚のシングルの中ではもっともChicagoらしい作品。ふられてしまったのに、それでも「You can Count on Me」と最後には連呼するナイーブな内容の歌。

0454 Bollero-War
74.07.13 : 36,33(53/2155)
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延々とセッションが続く「War Live」からのシングルカット。まず、こうしたものがシングルとして向いているか、という問題があるが、まあ、妥当なチャートアクションといえよう。

0455 Sure as I’m Sitting Here-Three Dog Night
74.07.13 : 38,31,25,21,16,16,23,35(293/2341)
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邦題「人生なんてそんなもの」が示す通り、「良いこともあれば悪いこともある。だから力まず構えて生きていきましょうよ」という、妙に悟ったような曲。サウンド自体は軽めに作っているが、シングル向きかどうかは疑問。音のバランスもあまり良くない。やはり、「Hard Labour」からの第2弾は「Any Time Babe」が良かったのではないか。

0456 Tell Me Something Good-Rufus
74.07.13 : 39,25,23,19,10,4,3,3,3,7,24,34(729/729)
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あのChaka Khanの出世作で、Stevie Wonderの作品。74年の曲とは思えないほど今聞いても新しいものがある。Chaka Khanのヴォーカリストとしての才能も十分に発揮されている。

0457 The Night Chicago Died-Paper Race
74.07.13 : 40,32,14,5,2,1,2,4,8,14,31(867/867)
サイレンの効果音、緊迫感のあるイントロ部分、一気に盛り上がっていくコーラス部分、社会性のある(シカゴで警官が撃たれた話)歌詞など、まさにパッケージ化された完成度の高いシングル。「Billy Don’t Be a Hero」のヒットをHaywoodsに取られた悔しさをわずか2ヶ月で雪辱した。

0458 Shinin’ On-Grand Funk
74.07.20 : 34,28,22,18,14,11,20,38(324/2685)
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ストレートでヘヴィな曲。アルバムのタイトルチューンで、予定通りのシングルカットと思われる。まあ、これをシングルで持ちたいと思う人は、アルバムを買ってしまうと思うが、その割には上位に食い込んだ方であろう。

0459 Wildwood Weed-Jim Stafford
74.07.20 : 35,18,14,9,8,7,7,18,30,36,39(529/1774)
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延々と語りが続くナンバーで、どうやらここでのwildwoodとは大麻のことらしく、歌詞がわからない日本人が聞いてもおもしろくもなんともないが、きっちり日本でもシングル発売はなされていて、邦題は「雑草物語」。

0460 Rock Me Gently-Andy Kim
74.07.20 : 36,30,24,20,15,9,8,4,3,2,1,12,32(919/919)
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「I have never been loved like this before」というアメリカ人の好みのキメのせりふが印象的で、メロディのおぼえやすさと相まって大ヒットした。Andy Kimにとっては4年ぶりのTop40ヒットとなるわけで、狂い咲きの感もあった。なお、1位から12位にいきなり転落しているが、74年の秋は毎週こんな動きでチャートが変動していた。

0461 You and Me against the World-Helen Reddy
74.07.20 : 37,31,25,21,17,12,10,9,9,17,30,31(540/4141)
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現時点(96年5月)で、私が全てのシングルレコードの中で最高に好きな曲である。母親が自分の子どもに語りかける。「あなたと私、世の中に刃向かって生きているみたいね。ほかの誰もがあなたから去っていってしまっても私のところには戻ってきていいのよ。2人が離ればなれになっても、今私たちがしなければいけなかったことは忘れないで。」ここには、子どもの頃からショウビジネスの世界に生き、移住を繰り返し、その中で子どもを育ててきた彼女の人生に裏打ちされた真実が息づいている。そして、私が何より胸を熱くするのは、曲の最後の、子どもの「I love you,Mammy」という語りかけに答えるHelenの「I love you,too,baby」という語りである。(後年、ほとんど同じテーマで「Don’t Cry Out Loud」が、こちらは日本でも有名になったが私はこちらには真実をそれほど感じない。)自分に子どもが出来てからこの曲に対する私の思い入れはさらに深くなった。

0462 Hnag on in There Baby-Johnny Bristol
74.07.20 : 39,36,29,24,23,21,14,12,13,10,9,8,21(600/600)
路線的にはBarry Whiteとほぼ同じラインだが、あれほど体臭の強さを感じない。そこが、割合に受け入れやすい部分だとは思うのだが、反面、強烈な個性にならなかった部分だとも言える。

0463 I’m Leaving It (All) Up to You-Donny & Marie Osmond
74.07.27 : 32,26,19,9,8,6,5,4,13,28(577/577)
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タイトルのまんなかに「括弧付き」の部分がある珍しい曲、というのはマニアならではの感想になってしまうのだが、Donny & Marieの一連のリメイク作品の第一弾で、オリジナルは63年のDale & Grace(こちらにはallはついていない)。妙な癖のないデュエットなので、曲の良さがそのまま生きていると言えよう。

0464 (You’re) Having My Baby-Paul Anka
74.07.27 : 34,23,13,3,1,1,1,2,7,14,25(1103/1103)
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Paul Ankaの70年代の復活を決定づける大ヒットで、テーマはずばり「出産」である。私には、どう聞いてもこれは愛情のある呼びかけとしか思えないのだが、かなり大ヒットしてから、「これは女性侮蔑の歌である。”my” babyとは男性の女性に対する支配思想がそのまま出ている。」というクレームが女性団体からあがり、”our” babyと歌詞を替えて歌ったというエピソードもあった。邦題は「二人の絆」(子は鎹、といったところか)。なお、クレジットはされていないがOdia Cotesの途中のanswer部分がこの曲の重要な位置を占めている。

0465 Rub It In-Billy Crash Craddock
74.07.27 : 38,30,25,20,16,16,16,22,34(348/348)
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59年に1週だけHOT100に登場して以来15年ぶりの登場がこの曲で、カントリー界では息の長いスターとして活躍してきた割にナショナル・チャートでは不遇だった彼にとっての初のTop40ヒットになった。どことなくコミカルな曲調がおぼえやすかったのが勝因か。

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