New Entry Period–September ’82

All Songs from American Top 40

volume 120: New Entry Period–September ’82

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

2340 Valley Girl-Frank Zappa82.09.04 : 34,32,32(85/85)

今は亡き、と書かなくてはならないのが辛い、American Top40には最もふさわしくない偉大なアーティストの一人である。長いキャリアの中で、アルバムではアメリカでもセールス的に大きな成功を残しているが、シングルとしてのTop40ヒットはこの曲だけである。ただ、Zappaの場合、アルバムを繰り返して聞き込む以外に、その音楽に触れることは不可能であろう。今ならCDに多くのアルバムが再編集されているので、入手も簡単になっている。ともあれ、この企画の中でZappaを紹介できることが嬉しい。

2341 I Ran-A Flock of Seagulls
82.09.04 : 37,30,26,21,(14,10,10,9,9,16)(130/130)
80年リバプールで結成されたいわゆるニュー・ウェーブ系のブリティッシュ・ロックバンドであり、この曲で全米上陸を果たしたことになる。あと2曲、このあとTop40ヒットを放つことになり、時代の後押しもあったが、十分成功した部類に属するだろう。アルバム「A Flock of Seagulls」もTop10に入った。

2342 Gloria-Laura Branigan
82.09.04 : 39,34,30,26,(21,18,17,14,13,9,4,4,2,2,2,3,5,*,7,11,15,34)(115/115)
最高位は第2位。彼女の実質的出世作であるとともに最大のヒット曲である。もともと硬質の声をもった人なのだが、この曲では十分プラスのイメージを作り出すことに成功している。80年代はまだそれほど女性ヴォーカリストが強くなかったため、彼女もそれほどヒットを連発したという感じではないのだが、印象が強いアーティストだといえるだろう。

2343 Jump To It-Aretha Franklin
82.09.11 : 33,29,25,(25,24,24)(96/1943)
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Arethaについては、やはり70年代までのAtlantic時代の作品が好きだし、やはりどう考えてもいい曲が多いと思う。それでもチャートに帰ってきてくれることは嬉しいので、それほど悪いことは書けない。しかし、Chaka Khan、Tina TurnerとこのAretha、80年代復活組のインパクト、強いね。

2344 Voyeur-Kim Carnes
82.09.11 : 35,31,29,(29,29,29)(88/3452)
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歌詞の内容が問題作だったらしいが、残念ながら記憶にない。それにしてもこの「Voyeur」という言葉自体の意味も分からない。(誰か教えてください)
<追記>このホームページの2人の読者の方から教えていただいたが、「Voyeur」とは「他人の性行為を除いて喜ぶ人」などの意味がある、ということである。なるほど、問題になるはずである。

2345 Big Fun-Kool & the Gang
82.09.11 : 36,27,24,(24,22,21,21)(96/5631)
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85年にかけてヒット曲を連発した彼ら、ということ自体が今になっては違和感があるのだが、この曲はその中ではやや不発に終わった。最高位は21位。

2346 Make Believe-Toto
82.09.11 : 37,33,30,(30,30)(83/2416)
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「Rosanna」と「Africa」の間に、この「いかにもどうでもいい」ようなシングルをカットしていた、ということ自体忘れていた。アルバムの中でもあっさりと聞き流されてしまう感じだったのだが。

2347 You Dropped a Bomb on Me-Gap Band
82.09.11 : 38,34,31,(31,31,31,31)(80/273)
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最高位は31位で止まっている。彼らにとっては最後のTop40ヒットということになる。ただ、最高位に比べてインパクトは強かった。

2348 The One You Love-Glenn Frey
82.09.11 : 39,35,33,(32,26,22,20,16,15,15,34)(76/213)
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最高位は15位まで上昇した。彼らしさが伝わってくる作品で、これが受け入れられたのはよくわかるような気がする。

2349 Break It to Me Gently-Juice Newton
82.09.11 : 40,36,27,(15,13,13,11,11,11,24)(80/3787)
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最高位は11位。この曲で、彼女の凋落が始まるということになる。ちょっと路線的には「ミエミエ」だったのかも知れない。

2350 Holdin’ On-Tane Cain
82.09.18 : 37,37,(37)(48/48)
BabysのJonathan Caneの奥さんだったひとで、ハワイ出身。この曲が唯一のHOT100ヒットである。なお、タウニー・ケインと発音するらしい。

2351 Oh Julie-Barry Manilow
82.09.18 : 38,38(46/10118)
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Barry Manilowにしては「やめてよ」の方に属する曲なのだが、大きなヒットにもなっていないことだし、まあ、よしとするか。

2352 You Don’t Want Me Anymore-Steel Breeze
82.09.18 : 39,36,(33,28,26,24,22,18,16,16,23)(47/47)
ウエストコーストのロックバンドで、この曲の最高位は16位を記録している。このあと、83年には「Dreamin’ is Easy」という曲を30位まで上昇させた。2曲ともなかなかインパクトのある曲だったのだが、そのあと、どうなってしまったのだろうか。

2353 Let It Be Me-Willie Nelson
82.09.18 : 40,40,(40)(42/1531)
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このあと84年にJulio Iglesiasとのデュエットで「To All the Girls I Loved Before」のヒットを放つが、ソロとしてはこの曲が最後のHOT100ヒットということになる。

2354 Don’t Fight It-Kenny Loggins with Steve Perry
82.09.25 : 34,(26,23,20,17,17)(27/2201)
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私にとっては悪夢のような組み合わせのデュエット曲なのだが、ウエストコーストのこのあたりのアーティストはそれだけ仲がいいということだろう。「Footloose」につながる流れを持った曲だが、メロディ的にはいまひとつインパクトに欠けたか、最高位は17位にとどまった。

2355 Gypsy-Fleetwood Mac
82.09.25 : 35,(27,21,15,12,12,12,27)(26/6477)
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最高位は12位、ということで、これは意外に低い感じがする。Stevie Nicks色の強い作品で、アコースティック・ギターが刻むメロディが美しい。

2356 Heart Attack-Olivia Newton-John
82.09.25 : 39,(13,11,9,6,6,3,3,3,3,16,16,24)(22/13038)
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「Physical」以来の流れを組むメリハリのきついアップテンポの曲で、最高位3位を記録した。この曲が私のこの企画での最後のエントリー曲になるわけで、その意味では感慨深いはずなのだが。

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