まぁ、これをみてほしい。
http://www2.computer-shogi.org/wcsc27/appeal/Ponanza_Chainer/Ponanza_Chainer.pdf
今日から最後の電王戦(第2期電王戦第1局)が雪化粧の日光東照宮で開幕し、現役名人佐藤天彦が最強Ponanzaと戦っておるのだが、もはや生身の人間の佐藤天彦がPonanzaに勝てると信じている人は誰もいないに違いない。素手での戦いに自動小銃を持った奴が相手では、天変地異でもない限り勝てるわけがないのである。
そのPonanzaが
• 将棋で初めて実用レベルのディープラーニングに成功
• ディープラーニングライブラリChainerを使用
とは全くもっておだやかではない。
現在のディープラーニングの実力
• 4/1現在、Ponanzaの指し手を一手も読まずに54%の確率で予言可能
• プロ棋士の手も50%以上の確率で当てることができる
• ディープラーニング部分だけでも一手も読まずにアマチュア有段レベル
その後の情報を加えるとPonanzaチームの3人の新規参加者が死ぬほど優秀
• 齋藤真樹 東北大学岡谷研究室卒業、専門ディープラーニング
• 藤田康博 東京大学鶴岡研究室卒業 専門ゲーム木探索
• 秋葉拓哉 プログラミングコンテスト「TopCoder」でトップクラスのレッドコーダー
こんな連中入った時点で手がつけられない。
Ponanzaは大規模クラスタしなくてもWCSCで優勝出来るというのに、多種構成 (CPU500core以上、GPU100基以上)を採用。なんなのこのエクストラオーバースペックは(苦笑)
Ponanza Chainerの登場で参加メンバー的にもハードウェア的にもコンピュータ将棋ですら終わった感がある。ただ強くしたいだけでここまでやるのは狂気に近い。もはや優勝以外に価値を求めているのだろう。ディープラーニング適応できたら、Google、テンセントクラスじゃないと相手になるまい。これらの企業がガラパゴス競技である日本将棋にリソースを割くわけでもなく、事実上、日本将棋終了の予感(悪寒)がする。
あ、もちろん人間同士の将棋はまだまだ面白いと思います(^O^)
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