第67期将棋王座戦5番勝負第2局 永瀬叡王が逆転勝ちで2冠王まであと1勝

ここのところ、面白がっているとその通りになる傾向にある将棋界であるが、豊島・木村の炎の十番勝負に続いて、永瀬叡王が斎太郎(斎藤慎太郎王座)に勝って2冠王誕生が濃厚になってきた。このまま永瀬が奪取し、豊島王位が防衛&竜王奪取すれば、豊島3冠(竜王・名人・王位)渡辺3冠(棋王・棋聖・王将)永瀬2冠(叡王・王座)のあたかも三国志のような令和の将棋界の誕生である。

斎太郎は時間の使い方を変えないと、秒読みでの腕力の差が如実に表れてしまう。115手目の▲6九歩で一気に悪くしてしまった。永瀬叡王の攻めの圧力で、詰将棋解答選手権チャンピオン戦で藤井聡太に次ぐ第2位の終盤力を誇る斎太郎も怯んでしまったのだろうか。それとも食べた夕食の量の差だったのだろうか。斎太郎のクラブハウスサンドウィッチは永瀬叡王の量の半分しかなかったのだ。

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