『勝谷誠彦たちの××な日々。』が『誠論酔藝(せいろんすいげい)』となるということで歓迎したい。何でかって?以下の内容に共感される方は少ないと思うし、ひねくれ過ぎて間違っているところもあろうかと思うが、正直に記してみる。
私は以前から「◎◎さんどうしてるんだろうね」とか「◇◇さんだったら何て言うだろうね」とかいう会話には虫唾が走るのだった。30代のころ数少ない尊敬する上司が退職するときに「困ったときには▲▼(←退職する自分のこと)なら何と言うか考えて行動してほしい」と言われたことは強く心に残っていて、実際にそれが実行できた時には自分も少しは成長できたと感じたものだったが、基本的にはそこにいない人・いなくなった人のことを考える暇があったら自分で何とかしたほうがいいと傲慢に考えてしまう性質なのである。
いつまでたっても『勝谷誠彦』という名に囚われていてはいけないのではないかと考えていた。勝谷氏が残した人脈は大きいに違いないが、何しろ今の定期メールはヨロンさん自身と牽引してきた豪華な執筆陣に支えられていて、さらにT-1さんも毎週登場するとあっては、もはや辛うじて一文字『誠』があれば十分と思う。
ところで、私が一番楽しみにしていた勝谷友宏氏の『勝谷誠彦を育んだもの ~誠彦の弟から見たその生涯~』が最終章を迎えて少し残念である。長いこと読んでいたような気がしていたが全6回だったね。