ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序:破:Q

1995年にテレビ東京系列で放映されて以来視てきたこともあり、いよいよ最後(らしい)『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』もやっと公開された今、リビルドの新劇場版3作をまとめて鑑賞。序:98分 破:108分 Q:95分で合計301分、5時間超の大作である。内容もTVシリーズ+旧劇場版(最終2話分のリビルド)の737分、12時間17分よりもスリムでわかりやすくなっている。

3DCG駆使しまくりなんだろうなぁ、目を見張るような映像に溢れていて心地よかった。旧シリーズから完全脱却した:Qで置いてきぼり感を抱いた愛好者が多いことは想像できるが、私に言わせればエヴァンゲリオン(ヱヴァンゲリヲン)はこういうものなのである。病んだ者が創った病んだ作品を一歩ひいて眺めて楽しむだけでいいのだ。以下全く参考にならない極私的一行レビュー。

:序 2007年9月1日公開
TVシリーズのヤシマ作戦までの焼き直し版。雑に見えていた作画部分もきれいになって旧作ファンも安心して観たに違いない。ヤシマ作戦で撃破されたラミエルにはたまげた。TVシリーズから描写が大きく変更されており、全体が水晶のようになっているのに変わりはないが、攻撃・防御時に正八面体からは想像できないくらい目まぐるしく様々な幾何的形態へ変化する。

:破 2009年6月27日公開
新キャラうざいとは個人的な感想。戦闘シーンで流れる童謡と同様に昔の日本の歌(三百六十五歩のマーチ)を歌いながら戦うのってどうよ。段々とTVシリーズと離れて重要人物の役割分担まで変わってくるが、ここまでは辛うじてついてこられる人は多いだろう。カヲル君は完全に地球人ではないな。何とエンディングロール後にサードインパクトを阻止していたんかい。

:Q 2012年11月17日公開
面白いのか面白くないのかすらわからない凄まじい一作。もはやエヴァンゲリオンではない、と完全に振り落とされた人が大部分だろう。私たちリリンは映画見るのにお金と時間を使ってるわけだから、作家性が強すぎて意味わからなくなると受け入れにくいよね。全くの新作、お前一体誰?なくらい変貌したが、声(声優)が変わらないってのが救い。:破でそれなりに盛り上がってきたものを続く本作では「そんなことはともかく、ハイ、14年後」とか言ってご破算にしてしまうあたり、エヴァンゲリオンという作品の本性を見せつけた。ストーリーはついてこられる人だけついてこい、その分、映像面ではやりたい放題でこれまでで最も見応えのある作品になっている。

さて、『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』は155分ですと。大画面で観たい気もするが具合悪くなっちゃわないかな(苦笑)

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