以下は、教科書には決して載らない(載せられない)世界史という科目があったとして、その科目では旧帝大二次試験の論述問題であっても採点対象になるでっちあげの文章を記すことが出来るという自負のある小職のいくつかの仮説を含む考えである。
西側マスコミでは一切報じないことばかり、だから、露西亞によるウクライナ侵略が始まって1年経過して、いつまでたっても終結しない、どうやったら終わるのか、経済制裁がさっぱり効いていないのは何故なのか、という疑問符ばかり浮かんでしまう。
テレビに出ている専門家と称するみなさんの中にはそのことを十分理解している方もいるのだろうが、大っぴらに言うわけにはいかないのか、実は本当にわかっていないのか、相変わらず隔靴掻痒な当たり障りのないことばかり言っている。
真実はこうである。
1.露西亞はこの戦争はそもそも簡単に終わらせるつもりはない。
2.露西亞は開戦当初からウクライナの上空の制空権を堅持しており、ウクライナの生殺与奪の権を握りっぱなしで、地上戦の膠着した行ったり来たりごっこをダラダラと続けている。
(1)だから、バイデンをはじめとする各国首脳やゼレンスキー自身もウクライナ国内は列車移動している。そこを狙われたら一撃で終わる。
(2)露西亞は戦場になっていないウクライナ西部の鉄道が平常運行されても空爆しないと許可している。本気で露西亞が欧米を敵対視していないことがわかる。
3.なぜ、このような戦争ごっこを続けるのか?ウクライナ戦争とそれに伴う欧米による対露制裁が長引けば長引くほど、西側諸国が経済的に自滅して露西亞が優勢になるからである。
構造的にこの話は複雑で、支那をはじめとするおそらく次の世界を支配する勢力の動きや、米国内の米国一強に仇なす勢力の動きが気になる。続きは次項にて。