今回は雑誌を取り上げる。昨日、N氏も取り上げていた「Switch」だ(彼とは好みが被っているので、こういうことになる。ま、お互いハルキストでもあるし)。
N氏情報によれば、創刊は1985年、いまでも一線で活躍する新井敏記さんが編集人としてひとりで立ち上げたんだという。
ぼくはこの雑誌をどういう経緯で知ったんだろう。きっと大学で東京にでてきてからだと思うんだが、記憶力が悪いんでどうしようもない。手許にはけっこうバックナンバーが残っていたんだけど、実家に送ってしまったのもあるし、売ってしまったものもある。志村けんの特集号もとってあったけれど、きっと実家にあるんだろうと思う(Amazonでは1万円以上で出品されている)。
今回の号は、写真家・操上和美さんによる、著名人38名のポートレート特集だ。
発売は、1994年。表紙の名前を見てみると、物故された方もいらっしゃるし、まだまだ現役バリバリの方もいる。
肖像権や著作権の関係で、中身は投稿できないが、当たり前だけど、まあ、みんな若い若い(笑)!
写真にはキャプションも人物紹介もなにも添えられておらず、ひたすら1ページ1ポートレートで羅列されているところがシンプルでいい。
最後部には、ケネス・ブラウアー『宇宙船とカヌー』(ヤマケイ文庫)を訳出した、芹沢高志が、フリーマン・ダイソンと息子のジョージ・ダイソンについて書いた一文が載っている。
こんな雑誌が、いまあるのだろうか。