人間の本当の仕事

中途入社の採用面接で、試験官が尋ねる。

あなたの仕事は何ですか?

「私の仕事はコックです」。
「私の仕事はタクシードライバーです」。
「私の仕事は営業です」。

応募者は次々と自分の仕事を紹介する。
しかし、それを聞くたびに面接官は言う。

「おつかれさまでした。お引き取りください」と。

しかし、最後に訪れた一人が答えると、
面接官はニッコリと笑って言う。

「お待ちしていました。ぜひ当社で働いてください」。

その応募者の答えとは、
「私の仕事は、人を喜ばせることです」だった。

人間の本当の仕事は、きわめてシンプルだ。

それは、目の前にいる人を幸せにすること。

それ以外にあり得ない。

逆にいえば、それさえできていれば
後は何もできなくたって構わない。

我が家のトイレのおしり洗浄機能が壊れた。

そこで私は考えたのだ。

トイレの本当の仕事とは何だろうか。

それは人間の排泄物を下水道に流すこと。
それさえできれば何の問題もない。

だから、放っておくことに決めた。

なに、多少おしりが洗ってほしいと主張しようとも、
神、空にしろしめす。なべて世はこともなし。

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