南アで新たな変異株を検出 「これまでで最も激しい変異」
<南アフリカで、新型コロナウイルスの新たな変異株が検出されたと、専門家らが25日に発表した。ヒトの免疫反応を回避する特性を持つ恐れがあるとして、懸念が高まっている。
今回発見された新型ウイルスの変異株は、これまでで最も激しい変異がみられ、ある科学者は「恐ろしい」と語った。また、別の科学者は私に、「これまでに見た中で最悪の変異株」だと述べた。>
<懸念すべきなのは、この変異株が中国・武漢で発生した最初の新型ウイルスとは根本的に異なるという点だ。つまり、従来株を用いて開発された新型ウイルスワクチンが、新たな変異株にはそれほど効かない可能性がある。>
<南アフリカで検出された変異株への感染は、同国ハウテン州では77件、ボツワナでは4件、香港では1件確認されている。香港のケースは南アフリカからの旅行者から検出されたという。>
<南アフリカではワクチン接種を完了した人が24%にとどまっている。この変異株が、接種率がはるかに高い国でどれくらい広がるのかも分からない。>
季節性インフルエンザで近年世界中で流行しているのは、A型のA(H1N1)pdm09、A(H3N2)と、B型のビクトリア系統、山形系統の4種類だそうだ。
ワクチンはその年に流行りそうな方に合わせて接種される。
新型コロナウイルスは2季目で、まだまだ変異型が出現しそうである。
世界中で行き来があると自国はワクチン接種率が高くても他の国から変異株が入り込み、流行る可能性もある。
だからワクチン接種の3回目も自国を守るために大事ではあるが、途上国のワクチン接種率を上げてウイルス感染を小さくする必要もある。
入国制限の効果は自国には大きいが対象国の経済が回らくなり、難民が発生し、結局感染源が拡大する恐れがある。
ワクチンは接種する人の問題がある。
それより、治療用の経口薬をばら撒く方が効果があるのではないか。
砂漠の新首都、エジプト大統領のレガシーづくりか?
<【11月26日 AFP】絢爛(けんらん)豪華な大統領宮殿、真新しい議事堂、格式高いオペラ劇場、広大な公園…いずれもエジプトの砂漠で建設が進む新首都の構想の一部だ。
地平線には建設現場が林立し、アブデルファタハ・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)大統領の壮大な都市計画の中核が姿を現そうとしている。
1000年の歴史を誇る首都カイロの東約50キロに位置する新首都プロジェクトは、急ピッチで完成を目指している。今月に入り、シシ大統領は12月に首都移転を開始し、「6か月の試用期間」に入るよう政府職員に指示した。>
<古代エジプトのファラオ(王)の時代から「行政首都は統治者を国民から隔離する目的で設置されていた」とサイード氏は言う。
さらに歴代の大統領と同様、シシ大統領はレガシーを築きたいのだと同氏はみる。引き合いに出したのは、故ガマル・アブデル・ナセル(Gamal Abdel Nasse)大統領が率いたアスワンダム(Aswan Dam)の大工事(1970年完成)だ。
「シシ氏は、権力の中枢をカイロから自分の名声が永遠に残る場所に移し、歴史に自分の名をとどめたいのです」>
日本では首都の移転どころか首都機能の移転でさえ上手くいっていない。
利権の調整が難しいのだろう。
しかし、自然災害が多い国だけにトップダウンで決めても良いのではないか。
と言っても聞くのが得意のトップでは在任中にはまとまらない。
企業はリスク・クライシスの管理を顧客などの利害関係者に求められるが、国はどこまで管理しているのだろう。
新型コロナウイルスへの対応を見ても不安になる。
【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(25日午後8時時点) 死者517.3万人に
<【11月26日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間25日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は517万3915人に増加した。
これまでに世界で少なくとも2億5892万9020人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。
この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。
多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。
24日には世界全体で新たに8865人の死亡と62万6666人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1788人。次いでロシア(1238人)、ウクライナ(628人)となっている。
最も被害が大きい米国では、これまでに77万5397人が死亡、4809万1937人が感染した。
次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は61万3339人、感染者数は2204万3112人。以降はインド(死者46万6980人、感染者3454万4882人)、メキシコ(死者29万3186人、感染者387万2263人)、ロシア(死者26万9057人、感染者946万8189人)となっている。
人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの609人。次いでブルガリア(398人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(378人)、モンテネグロ(361人)、北マケドニア(359人)、ハンガリー(347人)、チェコ(304人)となっている。
地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が153万6984人(感染4653万7071人)、欧州が150万157人(感染8237万4912人)、アジアが89万2783人(感染5698万4911人)、米国・カナダが80万4977人(感染4986万6883人)、アフリカが22万2030人(感染861万6303人)、中東が21万3734人(感染1424万9368人)、オセアニアが3250人(感染29万9572人)となっている。
各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。>