フランス、コロナ規制を段階緩和へ 2月2日から/オーストリア議会、ワクチン義務化法案を可決 未接種者に罰金/中国の「グリーン五輪」 どこまで実現?

フランス、コロナ規制を段階緩和へ 2月2日から


<【1月21日 AFP】フランスのジャン・カステックス(Jean Castex)首相は20日、新型コロナウイルス対策の規制を来月2日から段階的に解除すると発表した。変異株「オミクロン株」による感染の波が収束しつつある「心強い兆候」があるとしている。>
<フランスでは18日、1日の新規感染者数が過去最多の46万4769人を記録。しかしカステックス氏は、レストランや映画館などの公共施設の利用時に「ワクチンパス(接種証明書)」の提示を義務付ける制度が24日に導入されることで、先月から課されていた厳しい規制を緩和できると説明。同日には12〜17歳の子どもも追加接種の対象になるとした。>
<緩和の第1段階として、コンサートやスポーツの試合などのイベント会場の収容人数に設けている屋内2000人、屋外5000人の上限を、来月2日に撤廃する。在宅勤務や、屋外でのマスク着用の義務もなくなる。
来月16日からの第2段階では、先月から閉鎖されているナイトクラブの営業を再開。コンサートやスポーツ行事、バーでは立席の提供が認められる。スタジアムや映画館、公共交通機関での飲食も可能になる。>

今、日本では感染が拡大しているが、ピークが過ぎた後の規制解除のついて計画されているのだろうか。
至る所でまん延防止等重点措置を適用して、中止となったイベントも少なくない。
フランスの新規感染者と1桁も少ないのに騒ぎ過ぎなのは国民性なのか。
政府分科会の尾身茂会長は「人流抑制ではなく人数制限だ」と強調しこれまでの感染事例には共通して「大人数会合」「大声」「換気不十分」「マスクの不適切着用」といった特徴があると指摘し4つの行動を控えるよう求めるように言っている。
その通りにすれば、まん延防止等重点措置の適用というのはどういう意味を持つのだろうか。

フランスに限らず欧米のマスク着用の拒否感は大きい。
日本では自主的にマスクを着用して通勤している。
私用時の外出もマスクを着用するよう指示が出ている会社もある。
飲食の人数規制もある。
国や都道府県より実は会社の影響が大きいのではないか。

しかし、一人感染者が出ただけで、保育園や幼稚園、学校が休校するのはやり過ぎだ。
誰が子供の面倒を見るのだ。
これでは、出生率が低下し、人口減少による少子高齢化が加速するだけだ。

オーストリア議会、ワクチン義務化法案を可決 未接種者に罰金


<オーストリア議会下院は20日、新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付ける政府提出の法案を可決した。近く成立する見通し。同国はヨーロッパで初めて接種を全面義務化する国へと近づいた。>

オーストリアはワクチン接種の義務化を法制化しようとしている。
既に国民の72%は接種しているのだが、それでは足りないのだろうか。
ブレークスルー感染もあり、接種したから感染しない訳ではない。
重症化が防げるだけだ。
行動の自由度を上げるためと言うことだが、ワクチンをしたくない自由とどのように折り合わせるのか。
世の中、全ての自由が許されるわけではないので、どのように国をまとめるのか。
ワクチン接種の義務化を全体主義と言われてもね。

【解説】中国の「グリーン五輪」 どこまで実現?


<【1月21日 AFP】中国は、北京冬季五輪で「グリーン化」促進の成果を誇示しようとしているが、国内でも特に降雪量が少ない地域で人工雪に頼らざるを得ない大会をめぐり、環境的な負荷に対する懸念が生じている。>
<中国は、大会の電力源を風力、水力、および太陽エネルギーに限定すると約束している。だが実際は、中国経済の電力供給源の3分の2近くは石炭に支えられている。>
<2015年、国際環境団体グリーンピース(Greenpeace)は2008年の北京五輪の「最大の教訓」として、次のように指摘している。「汚染源となる産業を北京から近隣の省に移動するだけでは、持続的な大気質の改善にはつながらない」>

中国はプライドが高い。
今回のオリンピックは、自国の立場を国際的に超一流国として認めさせることが目的だ。
そのためには、オリンピックに限ってグリーン化を強調するが、そのために自国の至る所に犠牲を強いている。
14億の民の全てを経済的に満足させることは難しい。
プライドとして満足させることに成功して共産党独裁国家を維持しようとしている。
中国は発展途上国の代表としてのし上がってきた。
自国と発展途上国を合わせて、新たな共同体の盟主になりたいのだ。
習近平は、毛沢東や鄧小平と並ぶのではなく、ヨーロッパまで侵攻した元をイメージしているのではないか。
もちろん知らんけど。

【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(20日午後8時時点) 死者556.3万人に


<【1月21日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間20日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は556万3359人に増加した。

これまでに世界で3億3768万9253人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

19日には世界全体で新たに1万543人の死亡と395万5625人の新規感染が発表された。

過去1週間の新規感染者が最も多い地域は欧州で、897万9109人(世界全体の41%)の感染が確認された。2番目に多いのは米国・カナダの594万8679人(同27%)。

過去1週間の死者が最も多い地域は欧州で、2万2603人(世界全体の43%)が死亡。次いで米国・カナダの1万4969人(同28%)となっている。

過去1週間の人口10万人当たりの死者数が多かった国(人口50万人未満の国を除く)は、上位からトリニダード・トバゴ(8.5人)、ブルガリア(8.3人)、スロバキア(6.92人)、クロアチア(6.67人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(6.58人)。

過去1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が多かった国は、上位からイスラエル(4104人)、デンマーク(3582人)、フランス(3318人)、ポルトガル(2636人)、スロベニア(2568人)。

ここ数日間で、1週間の新規感染者数が過去最多を記録した国・地域は、イスラエル、デンマーク、フランス、ポルトガル、スロベニア、スイス、ルクセンブルク、ウルグアイ、スウェーデン、ベルギー、アルゼンチン、パナマ、ノルウェー、リヒテンシュタイン、オランダ、ベリーズ、バルバドス、オーストリア、セルビア、エストニア、スリナム、ラトビア、リトアニア、ジョージア、カタール、ガイアナ、ペルー、クウェート、ブルガリア、ボリビア、ドイツ、コスタリカ、北マケドニア、チュニジア、アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、カザフスタン、パラグアイ、モルドバ、ブラジル、ジャマイカ、エクアドル、メキシコ、フィリピン、日本、サウジアラビア、ブータン、ベネズエラ、スーダン。

最も死者が多い米国では、これまでに85万7778人が死亡、6856万9958人が感染した。次いで死者が多い国はブラジルで、死者数は62万1855人、感染者数は2341万6748人。以降はインド(死者48万7693人、感染者3821万8773人)、ロシア(死者32万4060人、感染者1093万8261人)となっている。

人口10万人当たりの累計死者数が多い国は、上位からペルー(618人)、ブルガリア(465人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(424人)、ハンガリー(421人)、モンテネグロ(397人)となっている。

この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染者として集計されないままとなっている。>

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