New Entry Period–March ’74

All Songs from American Top 40

volume 18: New Entry Period–March ’74

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

0366 Bennie & the Jets-Elton John74.03.02 : 32,23,12,6,4,2,1,2,2,3,5,6,18,21,26,38(1249/4725)

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何が受けるかは本当にわからないもので、これがここまで大きなヒットになるとは思わなかった。アルバム「Goodbye Yellow…」からすでに3枚目のシングルであり、曲自体もさほど突出しているとは思えなかったのだが、ソウル層にも食い込んで大ヒット、しかもロングセラーになった。

0367 Rock & Roll Hootie Koo-Rick Derringer
74.03.02 : 36,29,26,23,28,37(187/187)
Johhny Winterのバンド,Edgar Winter Groupのギタリスト兼プロデューサーとして実質的にバンドを支配してきたRick Derringerのソロアルバム「All American Boy」からのシングルで、歯切れの良いハードロックナンバー。

0368 Hooked on a Feeling-Blue Swede
74.03.02 : 38,21,14,7,2,1,2,3,6,7,12,21,26,34(1036/1036)
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原作(B.J.Thomasの69年のヒット、最高位5位)の雰囲気を全く残さず、「これはコミックレコードである」と言ってもよさそうなアレンジで大成功を収めた。邦題「ウガ・チャカ」は芸がないというか、そのまま。

0369 The Lord’s Prayer-Sister Janet Mead
74.03.09 : 31,20,14,10,5,4,9,17,25,34,35(562/562)
なんの予備知識もなく聞いてもいい曲なのだが、現役の尼さんのポップスのレコードということで話題が大きく先行して大ヒットになった。邦題は「永遠(とわ)の祈り」、日本でも少しヒットした。

0370 The Best Thing That Ever Happened to Me-Gladys Knight & the Pips
74.03.09 : 32,24,18,14,10,7,4,3,4,11,18,24,28(757/4091)
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アルバム「Imagination」から第4弾ヒット。このころの彼等の充実ぶりを示すでき上がりになっている。グラディスの暖かなボーカルが印象的で、優しいメロディとともにこの曲に命を吹き込んでいる。

0371 A Very Special Love Song-Charlie Rich
74.03.09 : 36,29,22,17,13,11,12,25,31(384/2306)
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じつにしっとりとしたバラードで、上品に仕上がっている。彼の暖かな人間性があふれているが、地味であることは確かであり、ブームの最中でなければここまでヒットすることは考えられなかったであろう。

0372 Star-Stealers Wheel
74.03.09 : 33,31,29(90/756)
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Gerry Raffertyの透明感のあるボーカルが前面に出た作品で、小ヒットにとどまった。

0373 Lookin’ for a Love-Bobby Womack
74.03.09 : 37,30,24,20,16,12,11,10,18,24,39(470/789)
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曲が開始した瞬間からノリのよいリフレインに包まれた軽快で心地よいナンバー。後年Staple Singersの「Let’s Do It Again」が No.1になるのなら、もう少し上でも不思議ではなかった。ただ、最高位は10位だが、ミリオンセラーを記録している。

0374 TSOP (The Sound of Philadelphia)-MFSB Featuring Three Degrees
74.03.16 : 25,16,12,8,3,1,1,2,8,11,19,23,27,40(1099/1099)
言わずとしれた「ソウルトレインのテーマ」である。日本でもこのTV番組は放映され、一部のファンの間でかなり話題になった。(まだディスコ以前の時代だったため、純粋にソウルを愛する人が視聴者だった。)TV上の黒人たちのリズム感のすごさに驚いたものである。Marvin Gayeがゲスト出演した時のものなど、今考えれば、こんなものを当時、リアルタイムで見ることができたのだから驚きである。また、この曲が発売されたころ日本ではすでにThree Degreesは「荒野のならず者」でスターになっていた。なお、シングルバージョンでは、ひたすら「ソウルトレ~ン、ソウルトレ~ン」と繰り返す彼女たちのコーラスはほとんど入っていない。

0375 We’re Getting Careless with Our Love-Johnnie Taylor
74.03.16 : 36,34(52/903)
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ストーリー性のある(連続ドラマのような)内容を重い曲で歌った、このころのJohnnie Taylorの一連の作品のひとつ。

0376 Just Don’t Want to Be Lonely-The Main Ingredient
74.03.16 : 37,32,26,20,16,15,11,10,18,15,21,24,25,36(591/897)
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Redboneの「Come and Get Your Love」と並んで、74年の雰囲気を伝える、ほのぼのとしたナンバーである。ミリオンセラーを記録した。邦題は「ひとりにしないで」。(つい最近、しょうもない連続ドラマでこの題名のものがあったような。しかも、その主題歌がゲロゲロだったような。)

0377 I’ll Have to Say I Love You in a Song-Jim Croce
74.03.16 : 38,30,22,18,13,10,9,16,22,27,34(474/3722)
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「僕は気が弱くて、面と向かって愛せているなんて言えない。だから、歌の中でI love Youを告げなければいけない」という、何ともシャイな内容のこの曲。死後、一種のブームになった中でのシングルカットで、このころアルバムチャートでも3枚ともTOP10に入るほどだった。

0378 W.O.L.D.-Harry Chapin
74.03.16 : 40,36(46/46)
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惜しい人をなくしてしまった感が強いHarry Chapin。彼の作る曲の大半は物語歌で、その洞察力とペーソスにあふれた内容は、時代を超えて語り継がれていくだろう。また、彼は、社会福祉活動にも大きな貢献をしていたため、アーティストの間での評価は非常に高かった。この曲は、アルバム「Short Stories(短編小説集)」からのシングルカットで、別れてしまった恋人にラジオから語りかけるという内容。邦題は「ひとりぼっちのDJ」。日本でも少し評判になった。

0379 Oh,My My-Ringo Starr
74.03.23 : 28,19,12,9,6,5,13,17,26,31,38(548/2363)
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アルバム「Ringo」から3枚目のシングルカット。まあ、普通のポップスナンバー。といえる。

0380 Tell Me a Lie-Sami Jo
74.03.23 : 33,30,24,22,21,28,34(235/235)
カントリー系の女性シンガーで、TOP40ヒットはこの曲だけ。坂井孝夫氏の秀逸なジョークが思い出される。「出身地はアラスカだそうですね」「さみーじょー…」(本当の出身地はアラバマだそうです)

0381 Touch a Hand, Make a Friend-Staple Singers
74.03.23 : 37,27,25,23,23,27,40(225/816)
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彼ららしいメッセージを持ったナンバーで、曲そのものは地味だったが前作の余力もあって、ここまで上昇した。

0382 I’ll Be the Other Woman-Soul Children
74.03.23 : 38,36(48/48)
地味なソウルコーラスグループで、TOP40ヒットもこの1曲だけなのだが、信奉者が多いグループである。

0383 I’ve Got a Thing About You Baby-Elvis Presley
74.03.23 : 39,39(44/1114)
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ブルース感覚があるやや重い作品で、残念ながら、このころから明らかに声が落ちてきているのがわかってしまう。(湯川さん、ごめんなさい)

0384 Let It Ride-Bachman-Turner Overdrive
74.03.23 : 40,32,30,26,24,23,29,35,40(270/270)
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元Guess WhoのRandy Bachmanが起死回生をねらって作ったハードロック・グループである。ドラマ性のある曲、力のこもったボーカル、卓抜したギターテク、話題性のあるシングルの大ヒットと、何をとっても大スターになる要素があったのだが、短命に終わってしまったのは、やはり、おじさん臭いルックスが災いしてしまったからだろうか。

0385 Tubular Bells-Mike Oldfield
74.03.30 : 34,27,20,16,12,8,7,13,23,25(482/482)
あまりに有名な映画「エクソシスト」の、あまりに有名なテーマ曲。いうまでもなくBritish Rock界の大物になっていくMike Oldfieldの出世作でもある。曲そのものも非常に美しくドラマ性のあるインストゥルメンタルで聴きごたえがある。アルバムも大ヒットした。

0386 Keep on Singing-Helen Reddy
74.03.30 : 35,28,21,17,15,26,28,34,35(320/3601)
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傑作アルバム「Love Song for Jeffrey」からの最初のシングルは、歌手としての彼女の生きる姿勢が伝わってくるような力強い曲。

0387 My Mistake Was to Love You-Diana Ross & Marvin Gaye
74.03.30 : 37,29,24,22,20,19,25,33,37,37(330/743)
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アルバム「Diana & Marvin」からの第2弾シングルは、「三年目の浮気」を思わせる掛け合い、というのは話が逆か。

0388 The Loco-Motion-Grand Funk
74.03.30 : 38,22,17,8,4,1,1,4,8,13,14,15,29,33(1050/2361)
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Todd Rundgrenによるプロデュース作品第2弾「Shinin’ On」からの最初のシングルは、あまりにも有名なナンバーのリメイクだったため、賛否両論だったが見事に第1位に輝いた。アメリカ人の「心の歌」といったところか。

0389 Dancing Machine-Jackson 5
74.03.30 : 40,31,19,13,8,5,3,2,2,3,4,6,8,16,19,33(1096/1707)
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Jackson 5としては最後のTOP10ヒットとなったこの曲は、複雑な曲の構成がかっこよさに結びつき、印象を強くしている。コーラスもテクニックの向上がうかがわれた意欲作。

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