New Entry Period–February ’75

All Songs from American Top 40

volume 29: New Entry Period–February ’75

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

0598 Lady Marmalade-La Belle75.02.01 : 36,29,21,17,8,4,3,2,1,7,7,11,23(966/966)

ビートの利いたリズムとスペイン語(?)の印象的な多用で迫力満点に迫るセクシーなナンバー。60年代前半から息の長い活動を続けてきたPatti LaBelleのこの時点までの最大ヒットになった。Pattiはこの11年後、86年にMichael McDonaldと組んだ「On My Own」でさらに大きなヒットを飛ばすことになるが、とても同一人物とは思えないほどの雰囲気の違いである。

0599 Roll on Down the Highway-Bachman-Turner Overdrive
75.02.01 : 37,30,22,18,14,14,26(283/1818)
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前作まで順調に上昇基調を続けてきたが、ここでかげりが見える。日本では邦題「ハイウェイをぶっ飛ばせ」で、むしろこの曲の方が話題になったが、やはり、シングルとしては魅力に欠ける部分があったと思う(それにしてもアルバム「Not Fragile」のAB面の出来の差には驚いてしまうが)。やはり、新鋭ロックバンドにしては「オジさん」すぎたのかな、とBTOとBad Co.が並ぶレコード棚を眺めて感慨に耽ってしまう。

0600 Ding Dong Ding Dong-George Harrison
75.02.01 : 38,36(48/1110)
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前評判の極めて低かったシングルで、チャート上もex-Beatlesの作品とは思えないほどの低迷ぶりである。ただ、私自身は結構気に入っていた。まあ、シングルを買う気は起こらない程度に、であるが。

0601 Don’t Call Us, We’ll Call You-Sugerloaf / Jerry Corbetta
75.02.01 : 39,31,23,19,15,11,10,10,9,21,39(500/500)
プッシュホンの効果音を取り入れ成功したナンバー。Sugarloafは、70年に「Green-Eyed Lady」を3位に送り込んでおり、実質この曲と「2発屋」である。

0602 Happy People-Temptations
75.02.01 : 40(21/1657)
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単純な繰り返しが印象的で40位1週のナンバーにしてはよく記憶に残っている。Four Topsが手がけていればもう少し全体が明るくなり、もう少し上までいったのではないか。

0603 Express-B. T. Express
75.02.08 : 33,26,20,16,13,8,6,4,4,4,19(669/1554)
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前作のファンク色にややスピード感を加えたナンバーで、心地よさが残る作品。いよいよディスコの影響が色濃く表れている。曲の大半はインストゥルメンタルなのだが、シンプルなコーラス部分が実に印象的に使われている。それにしてもこの歯切れのよさ、同じテーゼを感じる後年の「Fly,Robin,Fly」と比べてみると非常な先進性を感じる。

0604 Have You Never Been Mellow-Olivia Newton-John
75.02.08 : 34,18,5,2,1,4,5,10,9,19,31(846/3152)
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邦題「そよ風の誘惑」。この曲の大ヒットで日本でも一気にスーパースターの仲間入りを果たした。確かに春にふさわしいさわやかないい曲である。同時にバラードで大きく当てた後、どう次の作品を用意すればいいかという戦略的な勝利を感じる。

0605 Poetry Man-Phoebe Snow
75.02.08 : 37,29,23,17,15,11,8,7,6,5,25(586/586)
イントロのギターから語りをじっくりと聴かせるヴォーカルまで、独特の雰囲気を見事に作り出している。邦題はそのまま「詩人」で、日本でもアルバム、シングルとも話題になり、特に評論家やマスコミの評価が高かった。

0606 Up in a Puff of Smoke-Polly Brown
75.02.08 : 38,30,24,20,17,16,25(267/267)
楽しいポップスナンバーで、少し古い時代のモータウンの影を感じていたのだが、Polly Brownはこの曲だけしかHOT100ヒットを持っていないイギリス人の女性シンガーである。

0607 Movin’ On-Bad Company
75.02.08 : 39,31,25,19,19,33(204/778)
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Bad Co.のシングル第2弾であるが、ストレートなロックナンバーであること以上のものがない。Paul Rodgersの声は十分魅力的なのだが。

0608 To the Door of the Sun (Alle Porte Del Sole)-Al Martino
75.02.08 : 40,32,26,21,18,17,37,37(267/267)
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イタリア語が大きくフューチャーされた有名な曲。これだけ聴いているとてっきりイタリア人かと思うが、フィラデルフィア生まれで60年代からHOT100に多数のヒット曲を送り込んでいるシンガーである。残念ながら私の守備範囲ではないので詳しいコメントがつけにくい。

0609 My Boy-Elvis Presley
75.02.15 : 33,27,23,20,20,38(207/1901)
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久々の正攻法のバラードで、Elvisの末期近くの代表的な作品となった。いうまでもなく自分の息子への愛情を歌った歌で、もう少し子どもが大きくなってから聴くと、泣けてしまうかもしれない。

0610 You’re So Beautiful-Joe Cocker
75.02.15 : 35,28,24,16,12,7,5,5,18,32(511/630)
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「容姿に自信のない男性の歌ですね」と一言で片づけてしまっては身もフタもなくなってしまう。Joe Cockerの熱唱が心にしみる名曲である。特に高音部のしわがれ声は、この人でなければ創れない世界を提供してくれる。

0611 Don’t Take Your Love from Me-Manhattans
75.02.15 : 37,37(48/48)
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実に息の長いグループで、結成は62年、65年からは何回かHOT100にシングルを送り込んでいたのだが、この曲が初のTop40ヒットになる。グループ名からもわかるように、洗練された印象が強いコーラスである。

0612 Lovin’ You-Minnie Riperton
75.02.15 : 38,30,22,8,5,3,2,1,2,3,4,17,35(1046/1046)
この歌をカバーされるとなぜか不愉快な気分になる。その不愉快さを分析してみると、この原曲の出来の素晴らしさにどうやっても追いつくはずはないという想い、Minnie Ripertonが79年にすでに他界してしまっていて、しかもこの曲イコール彼女だといってもいいほどの存在感を大切にしたいという想い、それから、この曲を歌えるということ自体が声域が極めて広いということであり、それを改めて発表するのは「ひけらかし」としか思えないこと、などであろうか。この年を代表する曲のひとつである。

0613 Sad Sweet Dreamer-Sweet Sensation
75.02.15 : 39,31,25,21,18,14,14,30(313/313)
当時何歳ぐらいだったか記録を持っていないが、ファミリータイプのソフトなソウルコーラスのグループ。日本でも結構大きなプロモーションを行ったが、大成できなかった。

0614 Never Let Her Go-David Gates
75.02.15 : 40,32,30,29,34(140/140)
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やはりこの人は73年までのBread時代の方が数段いい曲が多いと思ってしまう。ソロだとBreadに感じられた一種の「さりげなさ」「透明感」が伝わってこない。まあ、女の子には好まれる音だよね。

0615 I Am Love Part 1 & 2-Jackson 5
75.02.22 : 34,26,22,19,15,15,33(277/2029)
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この曲も「小難しい」印象はあるが、大作指向でそれなりにまとまっている。前半のスローな部分がおそらくPart 1で、後半のアップテンポにたたみ掛けてくる部分がPart 2というわけだろう。ラジオではもっぱらPart 2ばかりかかっていた。

0616 Shame,Shame,Shame-Shirley & Company
75.02.22 : 35,27,23,15,13,12,24,35(327/327)
50年代からShirley & Leeとして「少し」活躍していたShirley Goodmanがスタジオ・ミュージシャンを集めてヒットさせたナンバー。

0617 Sally G.-Paul McCartney & Wings
75.02.22 : 39(22/5337)
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「Junior’s Farm」のB面が単独でTop40入りした。この時代では珍しい扱いだが、カントリータッチのさわやかな曲で意外性も含めて魅力が大きかったのだろう。

0618 Snookerloo / No No Song-Ringo Starr
75.02.22 : 40,31,25,14,9,6,3,3,4,24(609/3466)
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途中からAB面が入れ替わり、「No No Song」の方がよく流れていた。いずれにせよRingoらしいのどかなポップスである。ところで、「No No Song」の間奏が某自転車メーカーのCMの歌によく似ていると感じていたのは私だけだろうか(○○自転車、ほいのほいのホイッ、というやつ)。

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