森山未來の登場もこれで終わりかな。「志ん生の『富久』は絶品」にまつわる伏線は見事に回収された。
満州の地での森山未來、中村七之助、仲野太賀の熱演は胸を打つものがあった。アドバイスを受け入れ信じられないくらいレベルアップさせた志ん生の『富久』を観ながら、こらえ切れずにあふれてくる涙を演じた仲野太賀は並みの役者じゃない。
細かいことはどうでもいいんだよ、セットがどうのこうの、昔はこんなんじゃなかっただのなんだの、と。明治20年代から大正・大震災から昭和に入って五・一五事件、二・二六事件、日中戦争、太平洋戦争、その間の7回のオリンピック、返上せざるを得なかった紀元二千六百年記念行事、史上初の欧米以外開催・アジア開催だったはずの1940年東京オリンピックまで、ここまでダイナミックに描いたドラマはあっただろうか。まさしく大河(太賀)に相応しい。
ま~さすがに森山未來とビートたけしは似てなさ過ぎ(苦笑)七之助にあれだけ露骨な老けメイクさせられるのであれば、全部森山未來にやらせて撮り直してほしいかな。関係ないけど仲野太賀って中野英雄の次男なんだと。もうそんな情報はないほうがいい。
ところで、ラグビーW杯決勝トーナメント進出はめでたいし、少々面白い分析はできそうなのだが、いよいよ最終章スタートって時にいきなり地上波に鞍替えして、『いだてん』を追い出すことはないだろう。ま、たしかに『いだてん』よりは、にわかラグビーファン取り込んで視聴率は馬鹿稼ぎできそうだけどね。NHKは視聴率関係あんのかって。
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