金子タカシ氏の棋書が役に立ちすぎる件

個人的に最近の大ヒットが将棋世界10月号付録の「必至か、否か」である。詰め将棋よりも実戦に役立つと評判の必至(必死)問題であるが、これは只の必至問題集ではなくて、

①必至である(玉方がどう受けても詰む)
②必至ではないが、必至が掛かる
③必至ではなく、必至は掛からない

を選択する問題集である。これは実にいい。この付録は「上から押さえる・挟撃の寄せ編」ということでヴァリエィションは無限に近くありそうだ。

金子タカシ氏の棋書は以前から愛読していて、浅川書房からの200シリーズのおかげで、私自身の棋力も上がった。胸部の疾患でもう何度も読み返す時間がないのが残念だが、初心者を脱しつつある愛棋家にはおススメしたいと思う。

別件でマッチ(浦野真彦八段)の◆手詰ハンドブックシリーズに5手詰めのⅢが出るようである。楽しみだ。

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