渡辺明三冠の勝ちまくりぶりは止まるところを知らない。これで26勝4敗(0.8667) 。佐藤天彦会心の勝利になるはずが、一手バッタリのミスから帝王の終盤の切れ味のみが目立つ棋譜になってしまった。秒読みの中で連続王手の千日手、打ち歩詰めを読み切ってしまう正確無比さは史上最強量子電脳並みであり、生身の人間とは思えない。
おそらく挑戦者は渡辺明三冠か豊島名人、広瀬竜王のいずれかだろう。永瀬も今や叡王・王座の2冠である。名人戦とかぶる時期の叡王戦が今から楽しみである。
、、にしても、何故豊島名人以外は渡辺明に勝てないのか。豊島名人がいなければ、誰も止められずに八冠待ったなし状態だったかもしれない。
渡辺明の今年度の30戦
04月 稲葉〇菅井〇郷田〇
05月 糸谷〇木村〇久保〇永瀬〇
06月 豊島●木村〇豊島〇豊島●藤森〇豊島〇
07月 豊島〇菅井〇佐藤天〇
08月 豊島●佐藤天〇豊島●
09月 羽生〇佐藤康〇
10月 羽生〇福崎〇三浦〇
11月 渡辺大〇久保〇広瀬〇野月〇千葉〇
12月 佐藤天〇 26勝4敗
04月 稲葉〇菅井〇郷田〇
05月 糸谷〇木村〇久保〇永瀬〇
06月 豊島●木村〇豊島〇豊島●藤森〇豊島〇
07月 豊島〇菅井〇佐藤天〇
08月 豊島●佐藤天〇豊島●
09月 羽生〇佐藤康〇
10月 羽生〇福崎〇三浦〇
11月 渡辺大〇久保〇広瀬〇野月〇千葉〇
12月 佐藤天〇 26勝4敗
注目は年度最高勝率記録(中原誠16世名人の47勝8敗(0.8545) )更新なるか、である。
一敗してしまうとガクっと勝率は下がってしまうので、冬の番勝負(王将戦・棋王戦)が始まるから流石に難しいか。王将(7番)棋王(5番)A級(4番)朝日杯、NHK杯、とある。
順位 | 棋士名 | 勝率 | 勝 | 敗 | 年度 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中原誠 | 0.8545 | 47 | 8 | 1967 |
2 | 中村太地 | 0.8511 | 40 | 7 | 2011 |
3 | 藤井聡太 | 0.8490 | 45 | 8 | 2018 |
4 | 羽生善治 | 0.8364 | 46 | 9 | 1995 |
5 | 木村一基 | 0.8356 | 61 | 12 | 2001 |
藤井聡太 | 0.8356 | 61 | 12 | 2017 | |
7 | 桐山清澄 | 0.8261 | 38 | 8 | 1968 |
8 | 近藤正和 | 0.8222 | 37 | 8 | 2004 |
9 | 中原誠 | 0.8205 | 32 | 7 | 1966 |
10 | 羽生善治 | 0.8197 | 50 | 11 | 1987 |
藤井聡太がTOP5にデビュー以来2回ともランクインしている事も注目されたし。
応援のワンクリックを是非お願いします!
↓
にほんブログ村