たまたま本投稿を訪れた方は、まずはリンク先をご参照いただければ、と思う。⇒文春オンライン 特集 観る将棋、読む将棋
私に言わせれば、何を言っていやがる、だ。竜王・名人以上の存在はないのだ。将棋そのものは今も進化していて現在が常に最先端であり、その現在、並みいるプロ棋士を従えての竜王・名人なのだから、最優秀棋士には豊島将之しか選択肢はないのである。たしかに復活した渡辺明の上位棋士ばかり相手にしての史上最高勝率には恐るべきものがあるし、将棋の内容そのものも文句のつけようがない。だが、その渡辺明に唯一土をつけているのは豊島将之なのである。
例えるならば、竜王・名人とは手を使ってはいけない球遊びのFIFAワールドカップ・UEFA欧州選手権の戴冠者と同等の存在なのである。他の6冠は正直国内リーグの覇者に過ぎない。
もう1点言っておこう。江戸時代(1612年)からある名人と違って、竜王は昭和末期(1988年)に創設された若い棋戦である。賞金額がずば抜けているので名人位と同等の地位が与えられた。竜王戦は十段戦が発展的解消したものである。しかるに十段戦時代に永世十段となり同時に名人であった二人の大棋士にも竜王・名人同等の地位を与えてよいのではないかと思う。大山康晴十五世名人と中原誠十六世名人の2名である。
初代 大山康晴十五世名人
2代 中原□誠十六世名人
3代 羽生善治十九世名人
4代 谷川浩司十七世名人
5代 森内俊之十八世名人
6代 豊島将之竜王・名人
こうみると、豊島将之は間違いなく永世名人になるね。豊島将之の防衛が課題になるが、名人戦の挑戦者にもなったことのない渡辺明はその後だろう。
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