終局は午前1時ちょうど。見事、豊島竜王が斎藤八段を降した。斎藤八段が1分将棋になる頃から静かな解説なしAbemaTVで視聴していたが、驚愕の思いだったのは豊島竜王の残り時間2分キープである。詰将棋選手権でも名をはせる斎藤八段の迫力ある王手ラッシュを1分将棋になる直前の2分で全て凌いでみせた。苦しい将棋をひっくり返す最近の豊島流が炸裂している。ご興味のある方は是非味わってほしい⇒こちら。
NPBのリーグ戦でいうとまだ首位の斎藤慎太郎八段まで1.5ゲーム差ある。これからの対戦相手で今後の展開の予想をしてみる。
斎藤慎太郎 八段…三浦九段、会長九段(先)、稲葉八段、天彦九段(先)
豊島将之竜王叡王…羽生九段、三浦九段(先)、会長九段(先)、広瀬八段
豊島将之竜王叡王…羽生九段、三浦九段(先)、会長九段(先)、広瀬八段
対戦相手をみると斎藤八段のほうがゆる目に感じる。豊島竜王は竜王戦を戦ったばかりの羽生九段、元竜王の広瀬八段がキツそうだ。豊島竜王としては1敗してしまうとプレーオフも夢と化す。全勝あるのみ。それでも斎藤八段がどこかで1敗してもらわないと無と化す。両者と対局が残っている三浦弘行九段、佐藤康光会長が鍵を握る。